プライドという言葉は、「プライドをかけて仕事をする」とか「私にはプライドがある」というようにプラスに使う一方で、「プライドが高い」とか、「プライドが邪魔をする」のようにマイナスの側面に使わることもありますよね。
自分を支える、大事なプライド
プライドは、私たちが日々仕事をしたり、生きていく上でとても重要なものですよね。なぜなら、プライドは、自分の自信を支える基盤であり、自分を高めていく原動力にもなるものだからです。
こんなプライドなら、いらない。
ところが、プラスとマイナスの両面から使われるとお話した通り、プライドにはマイナスの側面もあります。例えば、前職で培ったノウハウと誇りを持って、転職したとしましょう。ところが、新しい職場では今までのノウハウが全く通用しません。そんな時、プライドが邪魔をして同僚にわからないことを素直に質問できないとしたら…。
いつまでも以前のやり方にこだわるのか、新しいことを吸収するためにゼロからやり直そうと思うのか、とでは全く違う未来が待っていると思いませんか?
誰もが持っているプライドですが、それが自分を頑なにしてしまうようなら、むしろ邪魔になってしまいますよね。ポジティブに前へ進もうとする力が働かないプライドは一早く手放したいものです。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
いらないプライドを手放すための4ステップ
一方で、自分の持っているプライドを手放すのはなかなか難しいことです。そもそもプライドが邪魔をしていることに、自分ではなかなか気づけないかもしれません。けれど、「なんだか息苦しい」、「噛み合わない」、そう思ったら次の4ステップを試してみましょう。
1.自分を客観視する
まずは、自分をしっかりと客観視しましょう。そして、「今苦しい状態にあること」や「できないことはできない」など、ありのままの自分を認めてあげることが必要です。
2.分析と模索をする
そんな自分を認めた上で、「ならばどうすべきか」、「何が足りないのか」、しっかり分析することが重要です。そして、「今からできることは何か」、「状況を打破するには、どんな方法があるか」について模索します。
3.行動する
次にやるべき事を行動に移します。考え方を柔軟にし、時には今までの常識を一度壊さなくてはならないかもしれません。また、新しい知識を習得したり、誰かに教えを請わなければならないこともあるでしょう。
4.小さな結果を積み上げていく
着実に行動することで、少しづつ結果を得られるようになるでしょう。小さな結果を積み重ねていくことは、同時に小さな自信を積み重ねていくことです。
少しづつでも小さな結果と自信を積み重ねていくと、やがて大きな結果となり、周りからの評価や認知につながります。それはきっと、とても大きな自信を与えてくれるでしょう。気がつけば邪魔なプライドなど消えてなくなっているはずです。
自分が行動することで得た自信には、「これだけの結果を出した」という思いと「周りからの評価」という根拠があります。根拠のある自信は、揺らぐことのない本物のプライドと言えそうです。
本物のプライドを持って、自分らしく輝こう
前だけを見つめて、こうと決めた道をまっすぐに進むように、自分の生き方にプライドがある人はとても素敵に見えますよね。そのプライドは、日々の積み重ねによって得られたものではないでしょうか。
絶え間なく努力を重ね、それを確かな自信につないでいくことで得られる本物のプライドは、足かせとなるような負のプライドの存在を忘れさせてくれるでしょう。
仕事に対して、暮らしに対して、生き方に対して。本物のプライドを持って自分らしく輝くことができたら、とても素敵なことです。
「プライド」という言葉にどんな印象をお持ちですか?また、「プライド」という言葉をどんな時に、どのように使っているでしょうか。