自分の幸せにコミットするってどういうこと?
仕事のため、家族のため……。人のために行動できるのは素晴らしいことです。でもその前にもっと大切にしたいのが、あなた自身の幸せ。自分を優先するなんて……と思うかもしれませんが、自分を幸せにするのは自分自身しかいないのです。あなたが幸せになってこそ、まわりの人をも幸せにできるようになります。
「コミットする」とは?
「コミットする」とは、平たく言うと「責任をもって引き受ける」こと。つまり、自分の幸せにコミットするとは、自分の幸せに責任を持つということなのです。「幸せになる」と自分自身と約束をする、と言い換えてもいいかもしれません。
こんな風に自分を不幸にしていませんか
「わたしは幸せにはなれない」と決めつけたり、他人と比べては惨めな気持ちになったり……。こんな風に自分を不幸にしていないでしょうか。自分のことを否定したり、厳しく評価したり、嫌なことを我慢したりするのも同様です。
自分の幸せにコミットするには
自分の幸せにコミットするには、どうすればいいのでしょうか。それは、「最終的に自分が幸せになるかどうか?」を考えてモノゴトを判断することです。自分本位のようで気が引けるかもしれませんが、自ら進んで不幸になる必要はありませんよね。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
幸せになる“思考”にコミットする
行動を変えるには、その源となる思考を変えていくことです。「どうせできっこない」と決めつけたり、「わたしさえ我慢すれば」と犠牲になったり、無意識のうちに自分が不幸になる考え方をしていないでしょうか。あなたはもっと大切にされていい存在なのだと許し、幸せになる“思考”にコミットしていきましょう。
もっと幸せになっていい
「自分は幸せになれない」という制限をかけていませんか。あるいは、「わたしの幸せはこの程度なんだ」と諦めるのも同じことです。慎ましさは大切ですが、自分を押さえつけてしまうこととは異なります。まずは、もっと幸せになっていいとあなた自身が許すことです。
必要以上に我慢しなくていい
「自分さえ我慢すれば」と、不本意なことに耐えていませんか。忍耐は美徳ですが、自分を犠牲にするのはもうやめましょう。あなたは大切にされるべき存在であり、必要以上に我慢する必要もないのです。「今までよく頑張ったね」とねぎらい、「もう我慢しなくていいんだよ」とやさしく語りかけましょう。
不器用な自分でもいい
つまずいたり、失敗したり、人生には挫折がつきものです。そんなとき、「なんてダメなんだろう」と自分自身を責めないことです。失敗したことに対する反省が済んだら、不器用な自分でもいいと認めてあげましょう。たまたまそうなっただけで、あなたの人格を否定するような出来事ではないのですから。
もっと愛されていい
「幸せになっていい」のと同じくらい、あなたはもっと愛されていいのです。「わたしは必要とされていない」と感じているのは、いたずらに自分自身を追い込んでいるのかもしれません。「わたしはもっと愛されていい、誰かにとって必要な人間なんだよ」と、幸せになるための“言霊”を、何度も何度も自分自身に贈り続けましょう。
幸せになる“行動”にコミットする
「自分は幸せになっていい」と自分自身に許しを与えることができましたね。自分には無理だと諦めていたことや、無意識に不幸になる選択をしていたのが、みるみるうちに変化していくでしょう。幸せになる選択や行動が、無意識に、かつ自動的にできるようになり、あなたが幸せになる可能性が広がっていきます。
ひとりで頑張りすぎない
何もかもをひとりで抱え込みすぎていませんか。仕事や家事はもちろん、子育てや介護など家族のお世話に至っては、ひとりで完璧にできるものではありません。ひとりで頑張りすぎた結果、体や心を壊しては元も子もありませんよね。
自分の限界を超えてしまわないよう、「ここまでできたらOK」と自分自身に声を掛けてあげることです。
助けを求めてもいい
ひとりでできることに限りがあるのは、既にお伝えしたとおりです。それでも現実は待ってくれませんし、するべきことは次々と降りかかってきます。そんなときは、まわりの人に助けを求めてもいいのです。
忙しくて断られることもあるかもしれません。今すぐは無理でも、用事が済んだら手伝ってくれる人もいるでしょう。まずは助けてほしいと意思表示することです。
嫌なことは断ってもいい
相手に気を遣うあまり、「NO」が言えないでいると、あなた自身を傷つけることになります。無理な仕事を押し付けられたり、周りに同調して必要ないものを買ってしまったり。
自分の気持ちを押し殺してまで相手に気を遣うのではなく、相手の気持ちを受け止めたうえで、「NO」を伝えられるようになりましょう。自分を守るために、嫌なことは断ってもいいのです。
自分の幸せにコミットする生き方を選ぼう
自分の幸せにコミットする生き方のヒントをご紹介しました。あなたを幸せにするのは、あなた自身です。今まで自分自身を縛りつけていた考え方をゆるめ、もっと自由になっていいのです。今回ご紹介したヒントをご参考に、あなたも自分の幸せにコミットする生き方を選んでみてくださいね。
必要以上に我慢したり、妥協したり、譲歩しすぎたり。自分は幸せになんてなれないと決めつけたり、あるいは自分自身を厳しく責めたりして辛くなっていませんか。あなたはもっと幸せになっていい、大切にされていい存在なのです。ありのままの自分を許し、自分の幸せにコミットする生き方を選びませんか。