無駄をなくして物事をシンプルにしよう
「スキマ時間」がそもそもないという方は、身のまわりに無駄なことが多いのかもしれません。探し物をしたり、ぐずぐずと迷ったり、優先順位を間違えていたり……。物事をシンプルにすれば、時間の無駄がなくなり、そこから「スキマ時間」が生まれます。あなたのまわりにはどんな無駄が潜んでいるでしょうか?
どんなことが時間の無駄になっているの?
出かける直前に限って探し物が見つからない、食事会に誘われたけれど行くかどうか迷っている……。身に覚えがある方も多いでしょう。モノを探したり、決断できず迷ったりするのも、時間を無駄にしていることの一つです。
時間を無駄にすること
先に挙げた例のほかにも、気乗りしない集まりに参加する、待ち時間や移動時間になんとなくスマホをいじる、今すべきことを後回しにする、といったことも同様です。こうした身のまわりに潜む無駄をなくせば、「スキマ時間」が生まれます。
時間の無駄をなくすにはどうすればいい?
探し物をしなくてもいいように、モノは必要以上に持たず、定位置に戻すようにする。迷ったり悩んだりしなくていいように、しないことリストを作っておく。気乗りしないお誘いを上手に断れるように、相手の反応を判断材用にしない。
時間の無駄をなくすには、こういった“自分との約束”を決めておくことです。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
スキマ時間活用法
5分や10分でできることなんてない、と思って貴重な「スキマ時間」を見逃していませんか? あらかじめ「スキマ時間」にやることを決めておけば、いざ時間ができたときに即行動できるようになります。
「スキマ時間」をじょうずに使うには?
約束の時間まで30分空き時間ができたり、電車が遅れて待ち時間が発生したり、予期せず「スキマ時間」ができることもありますよね。そんなとき、「スキマ時間」にやりたいことをメニュー化しておけば、ぼんやりすごして時間を無駄にすることもありません。
「スキマ時間」メニューを作っておく
「スキマ時間」ができても何をすればいいか迷っていると、貴重な時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。そのためにも、細切れ時間に消化できるような、小さなタスクをメニュー化しておくことです。
中途半端な「スキマ時間」も組み合わせメニューで
小さなタスクは、5分コース、10分コースというように、時間ごとにメニュー化するのがおすすめです。「スキマ時間」は不規則に発生するものですから、コースを組み合わせれば柔軟に対応できます。
たとえば、15分のスキマ時間なら、5分コースと10分コースを組み合わせてみる。20分なら10分コースを2回分、というように。
「スキマ時間」おすすめメニュー
「スキマ時間」にどんなことができるのか分からない、という方もいらっしゃいますよね。ここでは、シーンごとにおすすめメニューを挙げておきます。こちらをご参考に、オリジナルのメニューを作ってみてくださいね。大切なのは、目的をもって、主体的に行うことです。
家事の合間に
掃除や洗濯、食事の準備など、家にいる時間のほとんどは家事をして過ごしている方も多いですよね。そんな家事の合間にも、ふと「スキマ時間」は生まれるものです。
・気分が落ち着く音楽を1曲聴く
・メールやLINEの返信をする
・買い物リストを作る
・書類を整理してシュレッダーにかける
移動中や待ち時間に
通勤や通学、家族の送り迎えなど、車やバス、電車で移動する時間もムダにはしたくありませんよね。公共の場であれば、周囲に迷惑のないように、「スキマ時間」を活用しましょう。
・アプリを使って勉強する
・手帳を見返してスケジュールを確認
・迷っていたことを決断する
・深呼吸などメディテーションをする
夜眠るまでの時間に
夕食後から夜眠るまでの時間は、翌日に備えて疲れを癒し、リラックスしてすごしたいもの。SNSで仲間と交流するのもほどほどに、自分と向き合い、心身をいたわる時間も大切にします。
・湯船につかっている間パックをする
・寝る前にヨガやストレッチで体をほぐす
・ひとこと日記を書いて一日を振り返る
・翌日のよいイメージを膨らませる
まとまった「スキマ時間」があればしたいこと
いつもより早く帰れた日や、予定がなくなってぽかんと時間が空いた日など、まとまった「スキマ時間」は貴重ですよね。そんなときにやりたいことを決めておけば、有意義に過ごすことができます。
・クローゼットやキッチンなど収納を見直す
・リビングの一角を模様替えしてみる
・手の込んだ料理にチャレンジ
・美術館や博物館などで教養を高める
「スキマ時間」をもっと活用しよう♪
いつも忙しいのは時間がないのではなく、無駄な時間をすごしているからということが分かりましたね。身のまわりをシンプルにして、そこから生まれた「スキマ時間」を有効に使えば、気持ちも暮らしもスッキリします。あなたも空いた時間をじょうずに使って、心地よいシンプルライフを叶えてくださいね。
あなたのまわりにある「スキマ時間」は、どのくらいあると思いますか。5分? それとも10分? 塵も積もれば山となるというように、1日に30分あるとすると、1年で180時間にもなります。忙しくて時間がないと嘆く前に、「スキマ時間」の使い方を見直してみませんか?