冷蔵庫や電子レンジなどは今やほとんどの家庭にあるでしょう。一人暮らし用の基本パックとしても売られていますよね。それくらい、私たちにとって家電製品は当たり前のものとして定着しています。
もし家電がなかったら…
でも、もし家電がなかったら、と想像してみてください。家事をすることはできますか?お米を炊いておかずを用意して食べることはできるでしょうか。
便利になるほどに自分の力が衰えていく?
その冷凍ご飯も冷凍庫があるからなせる技ですよね。家電がなかったら、ご飯に限らず食品の全てにおいて解凍はもちろん、そもそも凍らせることすらできないのです。
こうして考えてみると、毎日の家事の多くは家電無くしては成り立たないのではないでしょうか。そして、自分の頭で考えていることといえば、いかに効率よく家事を段取るか、ということ。
自分がしていると思い込んでいた家事…掃除や洗濯、炊飯など、実はその大部分を家電製品がやっていて、自分は下準備や仕上げのみだったことに気づかされるのではないでしょうか。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
当たり前を疑ってみよう
家電製品に頼るべきではないのかというと…きっとそれも違います。家電の無い暮らしを楽しもうとする人ならば可能でも、家族がいて仕事があってとなると、家電は強い味方になるからです。
ですが、どんなに技術が進歩しても、世の中が便利になっても、停電をはじめとして災害はいつ起こるとも限りません。さっきまで当たり前に使えたものが、ある時を境に全く動かなくなる可能性もあるのです。
今当たり前にある家電や、これから買い足そうとしている家電について、少しだけ考えてみませんか?これらがなかったら、家事はどうすれば良いのだろうかと。
一日だけ、“家電無し生活”してみませんか?
今、全ての家電を手放すことはきっと難しいでしょう。ですが、使わないと決めることはできますよね。自分は家電無しでどれだけのことができるのか、一日だけ試してみませんか?
それは、何かに頼らなくても自分は生きていける、生活することができるという自信です。これしかできない、という自分よりも、こっちがダメなら違う方法で、と考えられる自分の方が強いと思いませんか?
おわりに
次から次へと新しいものが出て、便利になる生活。その反面、自分の力だけで何も無くても生きていける、という自信が失われてきているように思います。
もちろん、そんな時代に生きているのだから、便利なものは思い切り享受するべきだという考え方もあるでしょう。ですが、永遠に享受し続けられる、という保証は誰にもできません。
今ある当たり前を一度疑ってみましょう。そして、自分の手を使ってなんでもやってみることで暮らすことへの自信と食べることに関する自炊力を、自分の中に育てておきたいと思いませんか?
素敵なデザインと高機能を持ち合わせる家電。日々進歩している家電はとても便利で、私たちの時間の使い方を変えてくれるものですね。特にキッチン周りについては毎日欠かさず使うものだから、より実感が伴うのではないでしょうか。