もちろんそれは自分自身に対しても同じことですよね。今までの自分を変えて、新しい自分に生まれ変わろうとするタイミングとしてベストと言えるかと思います。
新しい私とは何だろう…
“新しい私”という時、それはどんな姿を思い描きますか?はっきり「これ」という姿を思い浮かべることができるでしょうか。
簡単に大きく変わったように感じさせるのが髪型やメイク、ファッション等の外見を変えることですよね。見た目を変えると一時はすごく自分が変わったように感じるものです。でも時間が経つにつれ、素の自分とどこが違うのか、疑問を感じる時がくるのではないでしょうか…。
見た目によって印象を変える効果は確かに大きいものですが、その効果を持続させることは難しいですよね。外見ではなく、考え方や行動の仕方といった中身を変えないと“新しい私”になることは、きっとできないでしょう。
どうして“新しい自分”になりたいと思ったか。
ではどうしたら、本当に新しい自分に変わることができるのでしょうか。そもそも単に区切りがいいというだけでは、新しい自分になりたいとは思わないものです。今の自分に懸命であったり満足できているのであればなおさらです。
なぜ新しい自分になりたいと思ったのか、まずはそこを紐解きましょう。今までの自分が嫌だ、今までの自分を変えたいと思うからには、それ相応の理由があるからですよね。
新しい私を見つけるにはまず今の私を知ることから。
今はどんなに変えたいと思うような自分であっても、それまでに一生懸命歩いてきた過程があるはずです。まずは、今までの私をしっかり認めましょう。それから自分の気持ちを整理し、新しい私になりたいと思った理由を明確にしていきます。
自分を変えたいと思う原因として「人間関係の悩み」によるところが多いかもしれません。気持ちをうまく伝えられないことや自分らしく振舞えないことから生まれるストレス等、人間関係における悩みは「こんな自分は嫌だ」と自分を責めてしまいがちです。
でも、「こんな自分は嫌だから新しい自分になりたい」と考えるよりも、どんなことに対して悩み、ストレスを感じるのか、本当は自分はどうありたいのか「今の自分」としっかり向き合い、解決策を模索することのほうが先にあるべきです。
新しい私を探す=リセットにはしたくない
新しい私になって出直すために職場や環境を変えたいと思うこともあるかもしれません。でも、新しい私になることと全てを一新させるリセットをイコールにはしたくありませんよね。
新しい自分になって全てをリセットしようとすることは、同じ場所でもがくよりもある意味簡単です。ですが、それでは逃げているのと同じことなのかもしれません。
リセットの前に。私らしい私を貫こう。
全てをゼロから始めようとするリセットは、ラクになるのと同じくらい失うことも多いものです。リセットする前にできることがあるのではないでしょうか。
新しい私になるよりも、「本当はこうありたい」という考えを持つ「今の私」を貫くことにもっと重きを置いてみませんか?人間関係で悩んでいるのなら、どこにストレスを感じるのか掘り下げ、対策をとりましょう。
みんなにいい人であろうとしすぎていたり、自分の意見を我慢してストレスを生んでいたのなら「できないものはできない、嫌なものは嫌」とはっきり断ることが必要です。リセットする前に「みんなに好かれる必要はない」と、まずは割り切ってみてはどうでしょうか。
また、自分の人間関係を見直すのも良いでしょう。我慢を強いられる、威圧感を感じるなど、楽しいと感じないような友人関係や恋人関係は無理してまで続ける必要はありませんね。
おわりに
悩んだり自分に自信が持てない時、「新しい私になりたい」という気持ちを持つかもしれません。でも、一瞬かつ簡単に理想とする新しい自分になることなんて、できないものですよね。考えて悩んで、もがき続けた先に新しい私が待っているからです。
もがく過程において、自分の意思を貫くことににもっと目を向けましょう。自分に自信をもって、そして自分のことを大事にしましょう。
まだ見ぬ先の「新しい自分」に想いを馳せるより、今の自分が最高だと思える毎日を送ってみませんか?
新しい年を迎える時というのは、時間的な一区切りをつけて新しく目標を立てたり、新しく何かに取り組むのにちょうどいいですよね。今年はこれを目指そう、こんなことにチャレンジしたいという気持ちを素直に持てるのではないでしょうか。