家事って尽きることがありませんよね
暮らしを整えるための家事。やることが尽きることはありません。効率的に家事をこなしていくには、小さなすきま時間を活用して、処理のボリュームを少しずつでも減らしていくことが大切です。
まとめて家事をしようとすると、大事になってしまいます。ステップごとに家事を小分けにして、すきま時間に少しずつ終わらせていけば、メインの作業もぐっと楽になりますよ。
一日の時間を有効に使うために
すきま時間をもっと効率的に使って
24時間しかない一日を上手に使っていくためには、短時間でどんなことが処理できるか、知っておくことがとても大切です。今、ある時間と、今、できることがうまくマッチングできるようになると、すきま時間に小さな家事をスムーズにこなしていくことができるようになります。
頭の中を整理するためにも、10分ほどの時間でできることをリスト化しておくといいですね。お掃除やキッチン仕事、机仕事など大まかに分類して、TO DOリストとして書き出してみましょう。
10分のすきまをこまめに見つける
いくら忙しいと言っても、ほんのちいさなすきま時間は誰にでもあるものです。10分のすきまが6個集まったら、1時間です。1時間、他のことに集中しろと言われても難しいですよね。だから、10分でできることを拾い集め、家事の効率化を図っていきましょう。
おうちの広さややり方によっても、10分でできることは変わってきます。タイマーを活用し、自分だけの10分でできることリストを作ってみましょう。普段、すきま時間に家事を行うときもタイマーをかけておくと、ゲーム感覚で家事を処理できるようになります。
10分でできることってどんなこと？
窓掃除
窓が汚いとなんとなく心まで疲れたような気持ちになってしまいます。窓掃除は、バケツやスクイージー、雑巾など必要なものを集めておきさえすれば、実は案外短時間でできる家事なのです。
10分でできる家事がうまくいくかどうかは、こうした下準備に成功の秘訣があります。取り出しやすく、使いやすい家事セットを用意しておくといいですね。窓掃除なら、専用のバケツにすべての道具を収めておいたり、バケツ以外のアイテムを小さな袋にまとめておくだけでも時短になりますよ。
ダイニングの椅子の掃除
普段の掃除ではついつい後回しになってしまいがちなダイニングの椅子の掃除。座面や背もたれをささっと拭いて、最後に椅子をひっくり返して足の裏についている汚れを拭き取ってあげましょう。
毎日、何度も触れるダイニングの椅子がさっぱりとするだけで、とても気持ちいいものです。使い捨ての除菌シートなどを使って掃除するとさらに時短できれいを保つことができます。
玄関の拭き掃除
玄関はおうちのお顔。いつもきれいにしておきたい場所ですよね。靴を出しっぱなしにしないように心がけるほか、10分家事で玄関を拭き上げておけば、さっぱりとして、臭いも気にならなくなります。
玄関のお掃除グッズもすぐ近くにおいて、気づいたときにすぐ始められる状態をキープしておくと、10分でも十分にきれいになります。
家中の蛇口を磨く
蛇口が輝いていると、すこしくらい他の部分が汚れていても不思議ときれいに見えてしまうものです。蛇口はすぐにくすんでしまいますから、マイクロファイバークロスや蛇口磨きシートなどを活用してささっと磨いてあげましょう。
洗面所を使ったついでに、家中の蛇口を磨けば効率的に動けます。クロスやタオルで水はねを拭き取って、軽く蛇口を磨いたら、ほかの水栓のところもまとめて磨いてしまいましょう。
埃を落とす
埃というのはいつの間にか、うっすらと溜まってしまうものですよね。壁やキャビネットなどの埃を落としておくだけで、お部屋全体がすっきりと整って見えます。
埃を落とすはたきは、ぜひ質の良いかたちの可愛いものをチョイスして。はたきを手に取って、ぱたぱたと誇りを落としていくこと自体が楽しいものになりますよ。
お庭のハーブ類の剪定
お庭のハーブ類の剪定も10分ほどの短時間でできることのひとつ。長く伸びてしまったハーブたちは、カットして、お料理に使ったり、花瓶に生けたりして、フレッシュなうちにしっかりと使い切る努力をしましょう。
こんな風に小さな入れ物にたっぷりハーブを生けてあげると、あたりに良い香りが満ちて、気持ちがすっと落ち着いていきます。
換気扇のちょこっと掃除
換気扇をはずして丸洗いするのはとても大変。でも、フィルターをこまめに替えると中の汚れの付き方も変わってくるので、きれいをキープしやすくなります。定期的にフィルターを交換できるように、家事ノートや手帳などに印をつけておくといいですね。
不織布のフィルターをつけない換気扇の場合も、こまめに掃除することが大切。油でぎとぎとになってしまうと、きれいに洗うのもひと仕事になってしまいます。
冷蔵庫の中の拭き掃除
モノが少なくなってくる週末など、ちょっとしたタイミングを見つけて冷蔵庫の中をさっと拭き上げておきましょう。全部の段を一気にやるのは大変でも、上半分、下半分、サイドポケット、といったようにエリアを区切って拭き上げるとあっという間に終わります。
冷蔵庫の中を拭き上げるときは、マイクロファイバークロスや使い捨ての除菌シートが便利です。キッチンでは少しずつでも拭き上げるというくせをつけておくと、汚れが蓄積しません。
電子レンジの中の拭き掃除
電子レンジは中が汚れやすい家電のひとつです。水を含ませたタオルを軽く絞り、電子レンジで3分ほど加熱したらすぐには扉を開けず、すこし放置します。蒸気が電子レンジの中に回ったら、そのままそのタオルを使って、電子レンジの中を拭き上げます。
電子レンジは汚れを放置してしまうと、臭いがついてしまうので、こまめに掃除しておきたい場所ですね。蒸気を使った掃除でもこまめにやることで、簡単にきれいをキープできるようになります。
やかんを磨く
ぴかぴかのやかんが置いてあるキッチンは、本当に心地よいものです。やかんをコンロの上に置いたまま、フライパンで炒めものをしたりすると油がはねてすぐにべたべたになってしまいますよね。汚れたらきれいにすればいいだけのこと。気になったときに、やかんを磨いてあげましょう。
やかん類をさっぱりときれいに磨き上げておくことで、お茶やコーヒーまでひと味違った美味しさを感じるようになります。
野菜を洗ってジップロックに入れる
葉物野菜は洗って使いやすい大きさにカットしたら、ジップロックへ。このひと手間があるだけで、ごはん作りの時間をぐっと短くできます。ジップロックには日付を入れるようにしておくと、使い切りやすくなります。
ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなど下茹でが必要な野菜はさっと茹でるところまで終わらせておくと、お料理の幅が広がります。10分でゆで終わるようにするには、野菜を洗う前にお湯を沸かし始めるのがポイントです。
コーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れる
コーヒー豆を自分で挽いて、じっくりとコーヒーを淹れる。とても時間がかかるような気がすることでも、タイマーをかけて計ってみると、実際にはそれほど時間がかからないことが分かります。10分あれば、豆を挽いてコーヒーを淹れるところまでできるんですよ。
いくら早く終わらせたいからといっても、ドリップの時間を短くしてしまうのは本末転倒です。蒸らしの時間は十分に取って、少しずつお湯を落としていきましょう。美味しいコーヒーが10分で淹れられることが分かったら、毎日のコーヒータイムがもっと増えそうですね。
家計簿をつける
溜めてしまうと面倒なのが、家計簿です。一日の終わりにほんの10分、家計簿のための時間を取ることで、次の日もまたきちんとつけようという思いが湧いてきます。
家計簿セットはひとまとめにして、廃棄するレシートなどはその都度、捨ててしまいましょう。そのままにしておくと、まずはレシートの仕分けから始めることになり、時間がかかってしまいます。
プリント類の整理をする
子供の学校のプリント類もあっという間に溜まってしまう書類のひとつです。必要なものはあとでしっかりと見返すことができるように、きちんとファイリングしておきましょう。
10分あれば、プリント類を整理して、ファイルするのは余裕です。必要があれば、手帳に予定を書き写したり、スマホで手紙の写真を撮影したりしておきましょう。情報は活用できるかたちにしておくことが大切です。
郵便物の整理をする
必要のないダイレクトメールはできるだけ、その日のうちに処理してしまいたいもの。ついついテーブルの上に放置してそのままになってしまうという郵便物がなくなるだけで、テーブルもすっきりしますし、お部屋が整った印象になります。
郵便物を廃棄するときは、宛名を消すことを忘れずに。無印良品でも宛名消し用のスタンプを販売しています。
すきま家事の積み重ねで賢く暮らしましょう
10分でできること、いかがでしたでしょうか？すきま時間にだらだらしてしまうのはもったいない！ちょっとした家事をどんどん処理して、一日の家事を効果的に回していきましょう♪
どんなことでも、なんとなくやるのが面倒だなと思うとどうしても後回しになってしまいますよね。でも、実際に始めてみるとささっと終わってしまうことも多いもの。これを認識するだけでも、すきま時間を効率的に使うことができるようになります。