コミュニケーションを少し意識して、子供の成長に気づける日々を
「え?1人でできたの?」という、子供の成長に気づける瞬間は、かけがえのない幸せの瞬間でもあります。意識的になることで、もっとそんな瞬間に立ち会えるのではないでしょうか。
そこで今回は「子どもの成長を感じるためにはどのようにコミュニケーションを取ったらいいのか」ということに着目。その方法を、「家族みんなでしてあげたいこと」「わが子が幼少期の時/小学生の時」とにわけて、ご提案していきます。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
成長に気づけるように、《家族みんな》でしたいこと。
小さい頃のDVDを観て、いま出来るようになったことを喜び合おう
赤ちゃんの頃や、幼稚園の頃のDVDを一緒に観てみましょう。「これは初めて歩いた時だよ。」と声をかけてあげたり、「今は早く走れるようになったよ!この間かけっこで1番だったもん。」など、最近のことに耳を傾けたり。
赤ちゃんの頃に比べてできるようになったことなら、子どもからも話しやすいですよね。
食卓を囲むご飯のときに、今日のニュースをおしゃべりしよう
家族みんなでご飯を食べながら、「ママは今日こんなニュースがあるよ!」「ぼくの今日1番びっくりしたニュースはね」と、お互いがその日1番びっくりした出来事や嬉しかったことをニュースとして伝えてみませんか。食事をしながらなので、お互いの顔を見ながら話せるのがいいですよね。
お母さんも、お父さんも。大きくなってもスキンシップを大切にしよう
小さい頃は抱っこが当たり前で、時には「あーまた抱っこ?」と思ってしまうこともありますよね。でも幼稚園や小学校になると、恥ずかしい気持ちもあってどんどん少なくなってしまいます。
でも、大きくなってもスキンシップは大切です。抱っこはしなくても、おやすみ、おかえりのハグやハイタッチなど、何かしらのスキンシップを習慣にしましょう。体、心の調子も、触れないと気づいてあげられないことがたくさん。
成長に気づけるように、【幼少期】の時にしたいこと。
お誕生日はリクエストを聞いてみよう
「昨年はあのキャラクターのお誕生日パーティーがいいって言ってたのに、今年は違うのね」となったり。毎年やってくるお誕生日パーティーは1番成長を感じる絶好の機会かもしれません。
その時に子どもが、今夢中になっているものをたくさん聞いて、大好きなものでいっぱいのパーティーを計画しましょう。
描いた絵から、成長を感じましょう
「画用紙に丸が描けた!」と最近まで喜んでいたのに、あっという間に、頭や手足が描けるように。その次は体を描けるようになったり・・・と、絵を描くことは子どもの成長が手に取るように分かる方法の1つでもあります。
様々な色を使って鮮やかな絵を描いたり、細かい絵を描いたりと、子どもが描いた絵をじっくりと観察してみたいですね。
一緒にクッキングをしてみよう
簡単なクッキーや、夜ご飯の一品など、一緒にクッキングするのもいいですよね。「小さい頃はこぼしたり、落としたりすることが多かったのに、とっても上手にできるようになったね」など、気づいたことを褒めてあげて。手先が器用になったな、など、成長に気づけることも多いことでしょう。
映画を観に行ってみよう
「長い時間、静かに座って観ていられるようになったなんて・・」と、映画館でも成長を感じられます。
でも、それだけではなく、映画を観終わったらぜひ子どもと感想を話し合いましょう。思ったことを言葉にするのはまだまだ難しいかもしれませんが、少し誘導してあげることで、観た映像と自分の気持ちを繋げることができます。「そういう気持ちになったんだね!」と感想を聞いて、さらに成長を感じることができるかもしれません。
お泊まりしてみよう
幼稚園の行事のキャンプや、おじいちゃんおばあちゃんの家に泊まりに行くなど、子どもだけでお泊まりする機会はすぐにやってきます。もちろん初めてのお泊まりは泣いてしまうこともありますが、それもまた来年のお泊まりで泣かなくなると、成長を感じる瞬間に繋がります。
成長に気づけるように、【小学生】の時にしたいこと。
おやすみ前の読書タイムを一緒に
あなたのお子さんは、いつもは好きな本を1人で読んでいますか。今日は、久しぶりに子どもが好きな本を読み聞かせしてあげてはいかがでしょう。
児童書となると、幼稚園の頃の絵本と比べて文字の数が多く、内容も難しくなっていて、読み聞かせするこちらの方が疲れちゃうかもしれません。それでも、少し難しくなった児童書の内容だからこそ、成長を感じられる会話や気づきに出会えるきっかけがあります。
いま興味を持っていることを、聞いてみよう
星空や魚、虫や動物など、「今どんなことに興味を持っているか」をちゃんと知っていますか。テレビや本、旅行先や学校の授業など、子ども達が刺激を受ける場所はたくさんあります。この間までは関心を示さなかったのに、あっという間にハマってしまうほど興味を持つこともあります。
ぜひどんなことを知りたいのか、聞いてみましょう。才能の芽を育てるきっかけになることも。
一緒に買物に行ってみましょう
単なる買物と思いがちですが、「こんなに重いの?貸して、持ってあげるよ」「お母さんの好きなお菓子見つけたから、これも買おうよ!」など、わが子の言動にうれしく感じることも。
「小さいと思っていたのに、いつの間にか相手を思いやる気持ちを、行動に移せるようになったのね」と感動してしまう瞬間になるかもしれません。
子どもと本気で競争してみよう
プールが得意な子、走るのが得意な子など・・子どもが得意なことで競争してみませんか。余裕で勝つと思っていても、意外と子どもの方が速かったり、ギリギリ負けてしまうことも・・!?
思っている以上の成長を感じる機会になりそうです。
お互いに体をおしあって、ストレッチをしてみよう
どんどん身長が伸びて、力もついている成長期の子供たちの体には、ストレッチがぴったりです。親子で一緒にストレッチをすれば、体の歪みに気づいてあげられたり、「足の筋肉がすごいね~!」などと、体の成長にも気づくことができます
スキンシップにもなるので、ぜひ取り入れてみたいですね。
いかがでしたでしょうか
子どもの成長はもちろん嬉しいことですが、成長のスピードが早く思うと、ちょっと寂しい気持ちにもなりますよね。
ですが、コミュニケーションを意識して取ることで、毎日のなかで、「もうこんなにしっかりしてるんだなぁ」と、嬉しい瞬間にたくさん気づけるようになりますよ。
でも、まだまだ甘えん坊と感じたり、やっぱり、子供ならではのかわいいところはたくさんあります。そんな変わらない部分と、成長していく部分とを見比べながら、子育てを楽しんでいきたいですね。
小さい頃は一緒にいる時間も長くて、生活の色々なことも親が教えながらこなしていきます。
でも、少しずつ1人でできることが増えると、ついつい目を離してしまいがちになってしまって、気付いた時には「え?1人でできたの?」ということもあるのではないでしょうか?