煙がモクモク上がっているように見えることからその名が付いたスモークツリー。ヨーロッパや中国が原産の落葉樹で、花が咲いた後に綿毛のような花穂が木全体を包み込みます。花言葉は「賑やかな家庭」「賢明」「儚い青春」「煙に巻く」などです。

そのふわふわシルエットはお部屋の中で抜群の存在感を発揮。無造作に生けても絵になるので、おしゃれなインテリアとして取り入れる人が増えているんです。

遠くから見ると煙を上げているように見えるスモークツリー。日本では「煙の木（ケムリノキ）」「霞の木（カスミノキ）」「白熊の木（ハグマノキ）」という別名を持っています。

スモークツリーは暑さにも寒さにも強く、成長も早いのが特徴です。あまり手をかけなくても育ってくれるので、ガーデニング初心者さんにおすすめです。

スモークツリーは太陽が大好き。日当たりと水はけの良い場所に地植えしてください。鉢植えにする場合は、根がどんどん伸びるので苗の1～2周り大きな鉢を使いましょう。

植え付け時期は11～12月上旬、または寒い時期を避けた2月下旬～3月頃が適しています。根付くまでの1ヵ月間はたっぷり水を与え、土が乾かないようにします。根付いたあとは、逆に水を与えすぎないようにしてください。

腐葉土や完熟堆肥などを混ぜて、土の水はけをよくしておきましょう。追肥の必要はありませんが、生育が悪い場合は12月から3月に緩効性化成肥料や固形の油かすを与えます。

うっすらとした柔らかなピンク色で、繊細なふわふわ感がとってもラブリー。葉の緑色とのコントラストも美しく、スモークツリーの中では新しい品種です。

スモークツリーの種類が多種多様。その他の代表的なものでは、コンパクトながら花付きの良い「ヤングレディ」、鮮やかな赤の花穂が一面に咲く「リトルルビー」などがあります。

スモークツリーはユーカリとの相性が抜群。ラスティックでほんのりアンティーク感も漂うアレンジになります。

ディスプレイ棚のような狭いスペースでは、短く切ってコンパクトに。甘さをおさえつつも、しっかり可愛さを演出できます。

ドライにしてもボリュームたっぷりで、華やかさは十分。他の花材と組み合わせてリースにするのも◎。

他の花材と合わせてナチュラルテイストのスワッグに。ふわふわでボリュームも出るので、お部屋のインテリアのいいアクセントになりそう。