成長と共にはじまる子供達のイヤイヤ期とは?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
年齢別イヤイヤ期に向き合う上手な対応方法
早い子は【1才】でイヤイヤ期がはじまる
言葉が出てくるのが早い子は1歳頃から始まります。でもまだまだ言葉も少なくうまくママに気持ちを伝えられません。そんな時は「ダメ!」ではなく、「そうだよね」と同調して受け止めてあげましょう。
どうしたいのか、何を言いたいのか、子供の言葉や行動をよく聞いて見てあげるのも大切です。うまく伝わらないことで機嫌が悪くなることもあります。丁寧に子供の主張をくみ取ってあげましょう。
怪我をしたり、人に迷惑がかからないことであればとりあえず子供にやらせてみましょう。「やってみたい!」が「できた!」になれば、達成感や自己肯定感も生まれて、親子で喜べますよね。
止まらない【1才半】のイヤイヤ期
子供の主張を聞いてもわからない時はギュッと抱きしめてあげましょう。自分でも何が言いたいのかわからなくて不安になったり、甘えたくてイヤイヤと言ってる子もいるかもしれません。そんな時はスキンシップが1番です。
心も体もたくさん成長する時期です。たくさん体を動かして、たっぷり睡眠をとることも大切ですよね。体を動かすことで親子ともにストレス解消にもなります。
子供自身に選ばせる、決めさせるというのも満足感や自立心を芽生えさせるのに効果的です。この中から好きなのを選ぶ、どっちにするか決めるなど、大人にとってはどちらでも同じと思っていても、自分の意志を通せたという子供の気持ちを満たす事が大切です。
【夜泣き】は昼間の向き合い方を見直す合図
夜泣きの原因は実は夜にあるのではなく、昼間の過ごし方、子供との向き合い方によるものと言われています。生まれてすぐは頻回に授乳していても、段々とリズムができて間隔が空きますよね。それと同じで、寝る時間や起きる時間など、夜は暗く、朝は明るいといった生活のリズムをつけていかないといけません。
リズムをつけるためにはまず朝から。朝は7時に起きると決めたら、毎日起こすこと。昼間、たくさん体を動かすと、体内時計がしっかりと働き、夜は暗い部屋でスヤスヤと眠ることができます。
叱るというのは本当に難しいですよね。この時期は「ダメ」と言ってもやってみたいし、「あとで」と言っても今やりたい、とママの言う通りにはならないことばかりで思わず声を荒げてしまいたくもなります。でも、叱るポイントはただ1つ。自分や周りを傷つけようとした時。その1点だけにして、他の事はなぜそのことをしたのか、ゆっくり子供の話を聞いたり行動を見てみましょう。
ママのストレス解消法
頭ではわかっていても、やっぱりママのストレスは溜まっていく一方ですよね。そんなストレス解消でおすすめの方法は、とにかくゆっくり過ごすこと。昼寝をしている間についつい家事を片付けて、と考えがちですがあとにしましょう。たまにはゆっくりおいしいコーヒーと一緒に、ネットショッピングや読書など自分だけのために時間を使いましょう。
子供がいると観葉植物や切り花など、飾りたくても家が砂場になってしまうからと避けてる人もいるかもしれません。でも、部屋に素敵なお花が飾ってあったらついつい香りをかぎたくなったり、思わず笑顔になったりしませんか?好きな花をたっぷり買って、子供の手の届かないところに飾って、一緒に見て楽しむのもいいですよね。
旦那さんや両親に少しだけ子供を見てもらって外を10分でもいいので歩いてみましょう。少し離れて何も考えずに歩くだけで、意外と頭の中がスッキリしますし、むしろ子供のことが気になって早く会いたくなってしまうかもしれません。
【3才】で動きも激しくなるイヤイヤ期へ
3歳になると走るスピードも速くなり、泣く声も大きく嫌がるという主張も派手になってきます。段々と言葉で誘導するのも難しくなってくるので、そんな時はスキンシップに頼ってみましょう。
赤ちゃんの頃はあんなに抱っこしていたのに、3歳過ぎるとどんどんその時間も減ってきます。当たり前のことですが、まだまだ小さな子供。泣いた時だけ抱っこするのではなく、日頃から手を繋いだり一緒にゴロゴロしたりと意識してスキンシップをしていきましょう。
天気が悪い時など、家にいる時間が長ければ長いほど、家の中はおもちゃで占領されます。1つ出したら1つ片付けると言いたいところですが、片付けは1日1回と子供と約束しましょう。イヤイヤ期がパワーアップしているこの時期には妥協も解決策の1つです。その代わりに1回の片付けはきちんとすることを子供と話し合いましょう。
【保育園】での様子を見て対策を考える
家と同じようなイヤイヤ期の行動が、保育園では全くないという子もいるかもしれません。保育園ではたくさん我慢して頑張っている証拠ですね。そんな1人で頑張っている姿を見てしまうと、家で多少イヤイヤと言われても甘えてるな、かわいいなと思えますよ。
いつまで続くイヤイヤ期
イヤイヤ期真っ只中にいると、一体いつまで続くんだろう...終わりはいつだろう...と、途方に暮れてしまいますよね。でも、乗り越えて終わる時期が来ます。個人差はありますが、その子によって気持ちの切り替え方、表現の仕方が身についてくるとあれはなんだったんだろう?と振り返ることになるかもしれませんね。
イヤイヤ期がない子もいます
みんながみんなイヤイヤ期を通るとは限りません。いつから始まるんだろう?と思ったままこんなに大きくなっちゃった、という人もいます。それはいいとか悪いとかではなく、その子の成長の仕方なんです。その子は目に見えてイヤイヤ期として現れなかっただけで、しっかりと成長もしていますので、焦らず見守って行きましょう。
「イヤイヤ期」は家族で乗り越える
少しイヤイヤ期が酷いと感じた時は家族や友達と話す
たとえ兄弟でも同じイヤイヤ期はありません。子供1人ずつその対応は変わってくるので、家族にも話をしてアドバイスをもらったり、一緒に方向性を考えてもらいましょう。
いろんな方法を試しても、感情的に怒ってしまった…そんな日もあります。自分だけで悩まず、そんな時は友達に話を聞いてもらいませんか?解決策を教えてもらうのではなく、気持ちを聞いてもらいましょう。毎日頑張っていることをきっと応援してくれるはずです。
「しつけ」は一人ではなく家族でする
ママだけがしつけをするのではなく、子供に携わる家族みんなでしつけをすると考えましょう。しつけと一言にいってもたくさんあります。その全てをママ1人でするというのは無理なことなんです。「パパに聞いてごらん。なんていってた?」と他の家族からのしつけの話を会話に取り入れるのも、子供にとっても勉強になるかもしれません。
しつけにもいくつか種類があります。社会常識としてのしつけ、家族のルールを守るというしつけ。その家族のルールはパパとも共通の認識をしておかなければできませんよね。子供をしつける前に、夫婦でもしつけについて話し合っておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
あんなに小さくてかわいくて、怒るなんて考えられなかったのに、どうしてこんなにイライラして怒ってしまうんだろう...と悩んでいるママはたくさんいらっしゃると思います。こんなにかわいい時期はあっという間に過ぎてしまうのに、イヤイヤ期なんかに振り回されたくないですよね。でも誰にでも来るイヤイヤ期。その乗り越え方を覚えて、親子で笑いあえる日々を増やしていきましょう。
イヤイヤ期をママ、パパへの反抗期と考える人もいますが、実は子供なりの葛藤と感情のコントロール法を学んでいる時期と言われています。自分でやりたい、でもできなくてママがやったという葛藤で、悔しい悲しいという気持ちのコントロールができない時期をイヤイヤ期と表現しています。今回は、そんなイヤイヤ期を家族で乗り越える方法についてご紹介します。