毎日続けたい！ライフログのヒント
手帳を使いこなしたいという方にまず試してほしいのが、ライフログです。ライフログとは、その日の行動やできごとを記録すること。書き留めるまでもないような日常のことを書くだけでも、続けていくうちにあることに気付くようになります。それは、過去の自分を客観的に見ることができ、自分自身を深く知る手掛かりになるということです。
日常生活ログ
簡単で始めやすいライフラグが、食べたもの、睡眠時間、天気、気温などの記録です。ほかにも、体重やお通じ、お肌の調子、飲んだ薬やサプリメントなど、健康や美容について記録するのもいいでしょう。習慣づけるためには、記号や数値でシンプルな記録にすることです。慣れてきたら、イラストや写真を添えてもいいですね。
行動ログ
日常生活ログに加えて、その日の行動を記録すると、振り返ったときに記憶を辿りやすくなります。出社時刻や退社時刻、朝活の内容、ウォーキングやランニングの時間と距離、行った場所や会った人、観た映画やテレビ番組、読んだ本など。箇条書きでコンパクトにまとめるのが続けるコツです。
ハッピーログ
日常の中にある小さな幸せを見つけるために、ハッピーログをつけてみませんか。その日にあったよかったこと、できたこと、嬉しかったこと、何でもかまいません。お天気が良くて青空がきれいだった、いつもより早い電車に乗れた、同僚からおやつをもらったなど。続けていくうちに、自分の周りにはハッピーがちりばめられていることに気付けるはずです。
ひとこと日記
ライフログの最後には、ひとこと日記を添えて。毎日楽しいことばかりだけではなく、辛いこと、しんどいこともあるでしょう。仕事で失敗して落ち込む日もありますよね。そんな気持ちは、自分の外側に出すのが大切です。手帳に書くことで、距離を置いて見つめることができます。そこから何を学んだか、他にどんな考え方ができるか、明日は何ができるかを書いて締めくくりましょう。
自分を深く知りたい！書くテーマのヒント
毎日淡々と記録するライフログとは別に、じっくりと自分自身と向き合うためのテーマをご紹介します。書きたいときに書きたいだけ、自分の内なる声を聞く時間をもってみませんか。自分を深く知ることで、経験を未来に役立てることができるようになります。やりたいことを実現したり、自己肯定力が向上したり、毎日がきらきらと輝くものに変わってくるはずです。
新月ノート
新月ノートとは、何かをスタートするのによいタイミングである新月の日に願いごとを書くというものです。願いごとを書くポイントは、「完了形で書く」「ポジティブな言葉」「自分が主語」であることです。願いごとが叶った自分の姿を想像しながら、ワクワクする気持ちを大切にしながら書きます。新月という限られた時間のなかで、自分の本当の願いを見つめるよい機会になるでしょう。
自分史ノート
自分の人生をより好きになるためのものが、自分史ノートです。今までの半生を棚卸しすることで、よかったことも悪かったことも、すべて今の自分の糧となっていたことに気付けるようになります。今までやってきたこと、学んできたこと、これからやりたいこと、好きなこと、忘れられない記憶、大切な人に伝えたいことなど。自分のことをひとつひとつ棚卸ししてみませんか。
マニュアルノート
マニュアルノートというと、仕事の手順や段取りを書いたものを想像するかもしれませんね。今回ご紹介するのは、そのプライベート版です。つい忘れがちなこと、覚えられなくて毎回調べてしまうことなど、プライベートでも多々あるもの。慶弔のマナー、家電の型番、○○へ行ったら巡るお店リスト、好きな言葉、自分をご機嫌にするリストなど、思いつくままに書いてみましょう。
何度も見返したくなる！コラージュのヒント
手帳は書きっぱなしにするのではなく、定期的に見返し、経験を未来に生かしていくことが大切です。何度でも見返したくなるような楽しい手帳とはどんなものでしょう。大好きなものや心を動かされたものが手帳のなかにあれば、何度でも開きたくなると思いませんか？手帳を見返すのが楽しみになる、コラージュのヒントをご紹介します。
何でも貼ってOK！
手帳のコラージュって、センスがないとできないんじゃ……なんて心配はいりません。手帳を見るのは自分だけなのですから、自分の好きなように何でも貼っていいのです。ショップカードやメッセージカード、旅先から届いたハガキ、買ったお洋服のタグ、チケットの半券、カフェのレシート、お菓子のパッケージなどなど。ドライフラワーなど立体的なものを貼ってみるのもおもしろいですね。
好きなもので埋め尽くす
手帳のコラージュは、何度も見返したくなる楽しい手帳にするのが目的です。何でも貼ってOKですが、ひとつだけ条件があります。それは、好きなものや楽しいことで埋め尽くすこと。楽しい思い出、おいしい記憶、ワクワクした気持ち……何度でも見返したくなる、あなたの「大好き」を集めてくださいね。手帳を開くたびに元気が取り戻せる、癒される、そんなコラージュが理想です。
興味を持った情報を残す
ウェブサイトやブログ、SNSなど、調べ物をしたり、最新の情報をキャッチしたり、何でも欲しい情報が手に入る現代。気に入ったページはブックマークやお気に入り機能で残すことはできますが、いつ、何のために、どこが気に入ったのかまでは残せません。そんなお気に入りの情報を、プリントアウトして手帳に貼っておくのはいかがでしょう。直接書き込むこともできますし、見返したときに自分の興味の変遷を辿ることもできます。
毎日の【手帳タイム】を楽しんで♪
毎日の【手帳タイム】が楽しくなるヒントをご紹介しました。予定を書き込むだけだったという方も、手帳を使いこなせず悩んでいた方も、まずは今年の手帳を手に取ってみてください。その手帳は自分自身を深く知り、未来をよりよくするためのものです。ご紹介したヒントを参考に、毎日の【手帳タイム】を楽しんでくださいね。
ご紹介したほかにも素敵な手帳の使い方が参考になりますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
誰に見せるものでもない手帳は、もっと自由に使っていいものなのです。身構える必要もありません。自分のこと、思っていること、考えていること、何でもいいのです。書くことで自分自身を客観視でき、経験を未来に役立てることができるようになります。自分でも気づかなかった価値観や、ずっとやりたいと思っていた人生のテーマが見えてくるかもしれません。