その中で人間関係を一から作り直し、ある程度落ち着いた頃に気づく自分の気持ち。その中に「羨望や嫉妬」が混ざってはいませんか?
羨望や嫉妬の気持ちはどこからくるのか。
うらやましく思うことを羨望、その類義語として嫉妬があります。自分よりお金を持っている、自分より綺麗、自分より評価されているなど、自分が欲しくてもまだ手にしていないものを他人が持っている時、羨望や嫉妬の気持ちが生まれますよね。
一方で、突き抜けてお金持ちだったり、絶世の美女、手が届かないほどの役職についているならば、羨望や嫉妬ではなくきっと「憧れ」の気持ちが生まれるでしょう。
自分も手に入れられる可能性のあるものに対して生まれる「羨望や嫉妬」
羨望や嫉妬の気持ちは、あまりにかけ離れているものに対しては生まれにくいものですが、「手に入りそう、でも持ってない」ものに対して生まれてきます。
つまり、「こんなに頑張っているのに、自分は持っていなくてあの人は持っている。」こんな状況の時に羨望や嫉妬が生まれるのです。
羨望や嫉妬の気持ちをプラスに変えよう。
ここで、持っている人に対してただ妬んでいるだけでは自分にとってマイナスになるだけです。状況が変わらないばかりか、自分の評価を下げることにもつながりかねません。
ならば、何に対して羨ましいと思っているのか、何に対して嫉妬しているのか、一度辛くてもしっかり向き合い分析してみませんか?仕事、お金、美しさなど、まずは的をしっかり絞りましょう。
自分とどこが違うのか、客観的に比較する
自分だって頑張ってるのに、という「頑張り」はあくまでも自分の中においての話です。「羨望や嫉妬してしまう相手」と自分を客観的に比較してみましょう。
仕事において、結果的には同じでも中間報告の仕方に差があるのかもしれません。あるいはよく見てみると、後輩の面倒をよく見ていたり、顧客に対しての対応に差があるのかもしれません。
お金があるように見える人は、使うところには使って節約すべきところはしっかり抑えているのかもしれません。また、自分の好みがよくわかっていて、買い物が上手なのかもしれません。
美しい人はどうでしょうか。初めから持っているものが違う、のではなく日頃から姿勢が良かったり食事に気を使っているのではないでしょうか。さらに、見えないところでストレッチをしたり、夜更かししないなどの努力をしているのかもしれません。
違いが見えたら今日から徹底的に変えていこう。
客観的に比較ができれば、自分との違いがきっと見つかると思います。頑張りの方向が違う、頑張りのレベルが違うなど、自分にとってはキツイ現実を突きつけられる結果となることもあるかもしれません。
でも、それに自分で気づくことができたなら今日の行動から変えていけると思いませんか?仕事の仕方や姿勢、無駄遣いを無くすなど、どんなに小さなことでも積み重ねれば大きな結果が返ってきます。
近づけば羨望や嫉妬は消える
継続して続けることで今まで感じていた「羨望や嫉妬」を感じなくなる時がきっと来るはずです。それは自分も同じところまで上がることができたからです。自分が上がることで「羨望や嫉妬」の対象もさらに上がります。
そう考えると「羨望や嫉妬」の気持ちは決して悪いものではありません。自分を見つめ、自分を変えるためのものと捉えることができれば、自分を引き上げてくれる大きな原動力となるからです。
おわりに
「羨望や嫉妬」の気持ちは、それに支配されるとただただ苦しいものです。苦しい時こそ自分を客観視する勇気を持ちましょう。しっかりと分析し違いを発見したら、あとは今日からでもその差を詰めていくのみです。悩んでも、自分で突破できる力を持ちたいですね。
春は環境が変わるとともに、人の動きも多いものですね。今まで絡むことのなかった人と同じ仕事をしたり、自分とは全く違うタイプの人と出会うこともあるでしょう。