「わたしの居場所」は、なにも個室である必要はありません。今あるリビングやダイニング、寝室の一角を「わたしの居場所」と定義すればいいだけなのです。物理的に「ひとりになる」のではなく、心理的に「ひとりになる」というと分かりやすいかもしれませんね。リラックスできる、集中できる「わたしの居場所」をつくってみましょう。

スペースに余裕があれば、こんなグリーンと光に囲まれた「わたしの居場所」はいかがでしょう？自然光は「セロトニン」という、幸せを感じるホルモンの分泌を促してくれますし、グリーンも同様に癒し効果抜群です。机といすの組み合わせ以外にも、ソファとサイドテーブルの組み合わせもいいですね。

「わたしの居場所」は、特別に家具を用意する必要はありません。今あるダイニングテーブルやキッチンカウンターでもいいのです。キッチンが近いメリットを生かして、煮物を煮込んでいる時間を利用したり、冷蔵庫をチェックしながら献立を考えたりと、限られた時間と場所を有効に使えます。

どうしても集中したい！そんなときは寝室にワークスペースを設けるのも一案です。家族がリビングでくつろいでいる間など、寝室はひとりになれる絶好の場所。資格取得の勉強をしたいとき、持ち帰ったお仕事を集中して片づけたいときなどにおすすめです。

手帳やマイノート、バレットジャーナルなど、さまざまなノート術が人気の昨今。ペンのおもむくままに、ノートに思いを書き綴ることに共通するのが「内なる自分と向き合う」こと。忙しい日常のなかで置き去りになりがちな、「自分の本当の願い」は何かを知る時間は大切にしたいですね。

映画鑑賞やスポーツ観戦がお好きな方におすすめなのが、こんなシアタールームです。プロジェクタと壁面があれば、大迫力の映像が楽しめます。感動し涙を流すことは、「エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌され、ストレスや痛みを和らげることができるそうです。

仕事や家事を終えたおやすみ前のひと時には、それまで活発に働いていた交感神経をオフにしてくれる環境を整えましょう。煌々とした明かりを落とし、間接照明のほのかな明かりだけにします。アロマやハーブティーのよい香りに包まれて、リラックスタイムをすごしてみませんか。

作業中に思いついたことをささっと書き留めておける、必要最低限の筆記用具を納めたシンプルなワークスペースはいかがでしょう。棚のわずかな空間に、ペンとふせんを常備するだけで完成です。

折りたたみ式のコンパクトなデスクなら、わずかなスペースがあれば設置できます。使わないときはたたんで片付けられるのが最大のメリットですね。

パソコンやスマホ、オーディオのコードが視界に入って落ち着かないなんてこともありますよね。こんなコードボックスがあれば、スッキリと片付きます。

コードを巻き付けるタイプのものもおすすめ。木目が美しくあたたかみが感じられるものなら、視界に入っても気になりません。