仕事と育児の両立、ストレスをためないための5つのキーワード
「自覚」 背負いすぎていませんか?
「一息」 ちょっと休憩してみましょう
進み続けるのではなく、どこかで立ち止まることが、もっと前に進むためには必要な時があります。給油のためにガソリンスタンドへ立ち寄るように。たまには外食に出かけたり友達と会ったりして、息抜きをしてみましょう。
「共有」 苦労も喜びも一緒に分け合って
仕事にも子育てにも協力が不可欠です。1人で解決しようとしないで、できないことや悩みは誰かに相談しましょう。仕事先の同僚や家族と、現状や課題を共有して。
「達成」 小さな達成感の積み重ねが大切
子育てには明確な正解やゴールがありません。仕事との両立の仕方も、人それぞれ。誰かと比べる必要はありません。大きな目標を掲げてそれに到達できないことを嘆くより、小さな達成感を少しずつ得ていくほうが、自分の心を充実させていけるものです。どんな些細なことでも、うまくできたら自分も他人も素直に褒めてあげましょう!
「実感」 今のあなたはとっても裕福!
アレもコレも、やることがいっぱい!それだけあなたは多くを持っているのです。子供という宝物がそばにいるのですから、何より贅沢で、リッチな人。さらに仕事をこなしているなんて、すばらしいこと。人生に苦労はつきものですが、育児中の今、それは実は幸せな悩みなのかもしれません。大変さの中にある喜びを忘れないで、幸せを実感して。
すぐに実践できる、両立のための対処法
誰かに任せる
「突然子供が熱を出した」「休めない仕事がある」ということ、ありますよね。どうしても困った時や、いろんな用事が重なってパンクしそうな時、何もかも自分だけで抱え込もうとしないで。旦那さんや両親、ご近所さん、友達など、周囲に自分から声をかけて頼ってみましょう。もっと甘えていいのです!
仕事先でのコミュニケーションをはかる
仕事先に1人でも理解者がいれば、かなり心強いです。家庭や子育ての事情は仕事にも影響してきます。困った時ばかり相談するのではなく、普段からコミュニケーションをとって、お互いに話しやすい関係を築いておきましょう。
サービスを利用する
地域の子育て支援や、買い物の代行、食事の宅配、掃除のお手伝い、ベビーシッターなど、サポートサービスを積極的に活用しましょう。少しでも負担が減れば、心に余裕が生まれますよ。
友人と遊ぶ
忙しさから解放される瞬間を作りましょう!気の置けない友人たちと、おしゃべりを楽しむのもいいかも。罪悪感は持たないで。あなたがリフレッシュして笑顔を取り戻せれば、子育てにも周囲にも寛容になれるはず。
1人になる時間を作る
最近ずっとイライラしているな、と感じたら、視線を外に向けられるような気分転換を。問題を真正面ばかりから見ていると疲れてしまい、解決作がかえって見えないことがあります。一度、全く違う場所で頭をスッキリさせてみては?趣味に打ち込んだり1人になったりする時間も持てるといいですね。
旦那さんとのデートを楽しむ
子供が生まれてから、旦那さんと2人でデートをしたことがありますか?協力して幸せな家庭を築いていくために、そして日頃のストレスを発散するためにも、「パパ」「ママ」を休む日を作りましょう。 託児所完備の映画館や劇場もあるので、利用してみては?
疲れている時こそ子供と過ごす
子供の無邪気な笑顔を見ていると、やっぱり癒されますよね。元気すぎる子供たちに大人は振り回されてしまうことがありますが、パワーをもらうこともたくさん。子供の純粋さは、大人の事情が絡み合う仕事のストレスを忘れさせてくれます。短い時間だとしても、子供と過ごすひとときを大切にしましょう。
できるところからラクをする
スペインに学ぶ、子育ての楽しみ方
子供と一緒にバルへ
スペインでは、公園の横にバルが併設されていることがあります。また、バルのテラスに子供の遊びが設けられていることも。それは、子供を見守りながら大人たちがお酒を楽しむため。昼間でも、子供と一緒にいようと、大人たちが楽しく飲んで過ごすのはごく当たり前。大人同士の付き合いを大切にしながら、明るく子育てをしています。ここで参考にしてほしいのはお酒の飲み方ではなく、自分たちのライフスタイルをキープしていくということ。
とにかく褒めまくる
スペイン人は、誰に対してもとにかく褒めます。スーパーの店員や、電車で隣り合わせになった見知らぬ人まで、子供を見れば「なんてかわいい!」「かっこいい子だ!」と声をかけます。見た目で言っているのではありません。褒めるのが文化なのです。大人同士も常に褒め言葉を掛け合います。「キレイ」「かっこいい」「ステキ」と言うのは、いわば挨拶のようなもの。褒められると、誰だって嬉しいですよね。自然と笑顔がこぼれます。褒めるだけでなく、感謝の気持ちを表すなど、何かを言葉に出して表現することは豊かな生活に繋がります。
愛情の証はいろいろ
スペインでは、彩りや素材に凝るようなお弁当を作る習慣はありません。簡単なサンドイッチを作るくらい。ベビーシッターやハウスキーパーをつけることが珍しくないため、家のことはほぼしないというワーキングマザーもいます。しかし、家事や料理をしていないからと責められるようなことはありません。母親としての役割や、子供への愛情の向け方は、人によって違います。仕事を頑張ることだって大切。自分らしさは自由に見つけていくことが許されているのです。
「なぜ自分はうまくできないのだろう」「もっと頑張らなくちゃ」と、考えてしまうことがありませんか?責任感が強い人ほど人一倍努力して、プレッシャーを抱え込んでしまいます。ついには疲れがたまって子供に八つ当たり、なんてことも。無理をしすぎず、自分の疲れやストレスを自覚して、肩の力を抜くことが大切です。