今年立てた目標、去年立てた目標を覚えていますか?さらに、それは達成できていますか?もし思い描いた結果になっていないとしたら、1年ではなくもう少し長いスパンで目標を立ててみてはどうでしょうか。
例えば10年後をイメージして。どんな私になっていたいんだろう。
まずは目標設定ではなくイメージするところから始めましょう。10年後どうなっていたいのか、明確に思い描くことはできるでしょうか?いざやろうとするとなかなか難しいものですよね。
10年後も今と変わらないとしたら……
では、今の状態が10年後も続いていることを想像しましょう。それは嬉しいことですか?それとも嫌だなと思うでしょうか。嬉しいと思えるとしたら、それはとても幸せなことですね。
でも、今とは違う自分でいたいと強く思う人もきっといるでしょう。その「変わりたい」、という気持ちはどこから来ているのでしょうか。
どう変わりたいのか、具体的に書き出してみよう。
イメージで思う「変わりたい」点について、もっと掘り下げてみましょう。仕事、家庭、住まい、貯金や親のことに至るまで、具体的に書き出すことでイメージがだんだんとはっきりしたものに変わってくると思います。
10年後なんて分からない、と思うかもしれません。でも、20代の時には遠いと思っていた30代があっという間だった、なんていう経験はありませんか?そう考えると10年は決して長いスパンではありません
客観的に自分を見つめよう
10年後なんてその間に何が起こるかわからない、と思うかもしれません。でも、30代になってから「20代のうちにやっておけばよかった」と思ったことが少なからずあるのではないでしょうか。
10年という時間軸で物事を考えることができるようになると、人生設計の計画性が向上するだけでなく、自分の人生に対する主体性も増す。
10年先を全く見据えていないのといるのとでは、たとえ結果が同じであったとしてもそこに至るまでの過程が違ってくるはずです。客観的に自分を見つめながら書き出してみましょう。
はじめから無理だと思い込まないで
10年後、「こうありたい」と思う姿が難しく感じられるものかもしれません。でも、今の時点で諦めてしまったら絶対に叶わないものになってしまいます。
自分で「無理だ」と思い込むことは、自分の可能性を潰しているのと同じこと。自分の力を信じて、10年後を思い描きましょう。
未来を見据えて目標を設定しよう。
10年というスパンで未来を見据えることができれば、それに向かって自分は今何をしなくてはならないのかが、見えてくると思います。今すぐに行動に移せることもあれば、お金を貯めることから始めなくてはならないのかもしれません。
でも10年後には「思い描く自分」がいるとしたら、少しづつでも頑張っていける気がしませんか?未来を見据えて逆算して目標を立てることは、確実に目標を達成するための近道と言えそうです。
正解はない。10年ごとに自分で道を作っていこう。
以前よりいろんな生き方ができるようになった分、自分の道をしっかり見据えておかないと迷わされる場面も多いですね。正解がない分、まずは自分の気持ちに正直に向き合ってみましょう。
その上で「客観的な要素」をプラスして、10年後のゴール地点を決めてみてはいかがでしょうか。また、10年ごとに自分の生きていく道を見直す機会を持つことは大事なことかもしれません。
おわりに
10年先を見据えるという作業。逆算して一年ごとの目標を決めるためでもあり、自分の生き方を自分で決めていくためでもありますね。年の初めに、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
新しい年とともに、新しい気持ちで目標を掲げるという方は多いですよね。時の流れに区切りをつけて、進むべき方向を自分で決めることはとても大切なことです。でも、毎年のように目標を決めるといつも「ゼロからのスタート」になってしまいますよね。