#インスタとわたし
【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3のカバー画像

#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)

写真:yansuKIM  協力:Instagram

写真や動画を通じて世界中の人々とつながることのできる人気SNS「インスタグラム」。使い始めたことで新たな交流が生まれたり、暮らしが変化したりという人も少なくありません。この連載では、注目のインスタグラマーさんに、何を想いどんな発信をしているのかお話を伺っていきます。今回は、旬のお野菜たっぷりの愛情ごはんを投稿しているまいちくさん。忙しいワーキングママにも関わらず、毎日のお弁当と食卓に彩り豊かなごはんがならぶ秘密を伺ってきました。

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2017年10月05日作成

愛情たっぷり、彩りごはんのインスタグラマー・まいちくさん

どの家庭でも、家族の「いってきます」を日々支えるのは、母の笑顔と手料理。「栄養あるものを美味しく食べてほしい」と、家族のことを想って作るごはんに勝るものはありません。

「お母さん」の仕事は表には見えにくいものですが、インスタのお陰でそんな仕事ぶりが華やかに知られることとなりました。
【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)
2人の娘さんとご主人、ペットのココちゃん。4人と1匹で暮らすインスタグラマー・まいちくさんの投稿には、彩りたっぷりのお弁当とおうちごはんが並びます。フルタイムのワーキングママにも関わらず、栄養と愛情たっぷりのごはんの数々は「一体、どのようにして時間をやりくりしているの?」と驚きです。

どの家庭でも「お弁当のマンネリ化」が課題だったり、毎日のごはん作りがおっくうになったりするものですが、そんな悩みとは無縁にみえるまいちくさんの食卓の秘密を探ってきました。

美味しいごはんのモチベーションは、インスタグラム

【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)
――まいちくさんはフルタイムのワーキングママとして本当にお忙しいはずなのに、インスタをみているとごはん作りに手を抜いてないのがすごいです!

すごく忙しいです!でも忙しくても、ごはんはきちんと作るようにしています。掃除は二の次ですけど(笑)


――特に目にも美味しいお弁当が素敵です!お弁当作りにはマンネリの悩みがつきものですが、まいちくさんは卵焼きをハートの形にしていたりと手が込んでますね。アイディアはどこから?

それは、やっぱりインスタですね。繋がっているインスタグラマーさんがみんな”オベンター”とか作り置きの方なので、参考にさせてもらっています。インスタがなかったら、うちのお弁当はマンネリ化していたかも(笑)
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――インスタを始めたきっかけは、どんなところから?

娘たちの成長の記録のために、写真の加工アプリとしてインストールしました。なので、はじめの頃は子どもの写真が多かったです。友人からタグの付け方を教えてもらったことでインスタの楽しさを知り、それからはほぼ毎日更新しています。


――ほぼ毎日!インスタもごはん作りも楽しんでいる印象ですが、インスタを始めてよかったことは何ですか?

お弁当やおうちごはんを作るときのモチベーションに繋がっていることですね。フルタイムで働きながら毎日お弁当を作るのは大変ですが、皆さんからの「いいね!」やコメントが励みになっています。
――投稿する際に気をつけていることはありますか?

日々の母娘のいざこざや葛藤を、おもしろおかしく書くように心掛けています。子育てが全て順調に進んでいる親なんていないですし、何の悩みのないお母さんもいない。私がクスッと笑えるように発信したことで、気持ちが少し楽になって子育ての活力に繋げて貰えれば嬉しいです。私がインスタの先輩ママ達に教えてもらったように。
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インスタの友人は
切磋琢磨できる”心の友”
――コメントなど丁寧に返されてますよね。インスタを通じてできた交友関係もあったりしますか?

「お弁当」や「作りおき」のタグで繋がった方は、同じ『好き』 を共有しているのですぐに仲良くなれるんです。インスタの友人たちとは、とにかく『家族に美味しい手料理を作ることが生活の一部』というのが共通していて。簡単で手早くできるもの、見栄えがするものを作るために情報交換をしたり、写真のヒントをもらったり、お互いに刺激し合っています。自分自身の視野もコミュニティも広がり、とても幸せなことだと思っています。


――素敵な交友関係ですね!

年齢の近い多忙なワーママが多く、悩みも似ていて。インスタでできた友人とは、とても深いところで繋がっているように感じます。心の友をもてたような(笑)。お互いの生活状況は日々の投稿をみて把握しているので、忙しそうなときはコメントをあえて控えてくれたり……インスタの友人の気遣いを感じたとき、心地よかったりします。リアルな友人とはまた違った人間関係を作りだしていけるのも、インスタの良さかなって思います。
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――写真もいつも素敵ですが、どんな風に撮影されてますか?

朝のバタバタしている中で、色々な角度から20カットくらい撮っています。インスタを始めてから写真の楽しさを知り、ついに昨年末、Canon IOS 80Dを購入しました。「たまごかけごはん」などの滋味な美味しさも伝わったりと、納得できる写真が撮れるようになって嬉しいです!
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――それは朝の出勤前に、ですよね?

そうなんです。5分10分くらいでパパッと撮ります!他のインスタグラマーさんでお花散らしたり、お箸とか丁寧に置いてある方もいますけど、私はあまりそんな余裕はなくて(笑)


――インスタを始めてから、料理の作り方に何か変化はありましたか?

インスタを始めてからお弁当用に作り置きをするようになったので、まとめ買いをするようになりました。前は献立を決めてから買い物してたのが、今は、先にスーパーで旬のものを中心に材料を買ってきて、そこから献立を考えて作るように。
【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)
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「インスタが、日本のお弁当を変えていると思います」

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――お忙しいはずなのに、彩りと品数が豊富なごはんやお弁当は本当に驚きです!一体どうやって時間のやりくりをしているんですか。

時短に繋がる作り置きはマストです。お弁当は、娘たちに「もういいよ」って言われるまで作り続けると思います。でも、フルタイムで働いて家事も全部完璧にやろうとすると自分が潰れてしまうので、後回しにできる事は後回しに!そんな割り切りも大切だと思っています。


――お弁当を作るときに決めていることやテーマなどはありますか?

以前、「まいちくちゃんのお弁当は、キャプションを読まなくてもすぐにわかる!」ってコメントを寄せてもらったことがあって。「無理をせず、過剰な事もしない、自分らしいお弁当を作ればいいんだ」と思いました。自分のお弁当のあり方が確立されてからは、「いい(良い)加減に頑張る」がモットーに!なので最近は、たまに“言い訳付き”のゆるゆるのお弁当も登場してます(笑)
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「きょうも美味しかったよ」
の笑顔がみれるように
――ごはんやお弁当作りで気をつけていることは?

娘達が蓋をあけるのが楽しみになる弁当作りです。色使い、栄養バランスを考え「今日もおいしかったよー!」の笑顔が見れるように。作り置きを詰めるだけの簡単弁当ですが、バリエーション豊富なお弁当は作れていると思います。平日は家族バラバラで孤食が多いので、週末や私がお休みの平日などは出来立ての温かいメニューにするようにしています。
【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)
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家族に美味しいものを食べさせることが最優先

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作り置きとの出逢いで
劇的に変わった食卓
――作り置きをつくるようになったきっかけは?

今はインスタのお陰で、楽しくお弁当作りをしていますが、以前は「あと何年お弁当作らなきゃいけないんだろう」ってことばかりで。作ることが義務になってしまって苦しくて。当時は、冷凍食品や惣菜を利用することが多かったんです。スーパーの特売の日に冷凍食品を買いだめして冷凍庫をいっぱいにしてました。


――意外です!今の姿からは想像がつきませんね。

でもある日、食事かストレスか原因は分からないけど、子どもに蕁麻疹がでちゃって。「食事を変えてあげればどうにかなるかも」って思ったんです。インスタで作り置きしている人の投稿などをみて、「これならハードルも高くないし、できそう!」と。それで次の日早速、野田琺瑯の容器をまとめ買いしてきて、作り置き生活が始まりました(笑)
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――作り置きは何種類くらい作りますか?

週末に3時間くらいかけて20種類くらいを作りますが、3,4日で食べきってしまうので、週の後半の分は作り足します。本当は出来たてを食べさせてあげたいけれど、家族はそれぞれ忙しくて夕飯の時間に揃うことが少ないんです。でも、手作りのものを食べさせたいっていうのがあって。
【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)
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――作り置きのおかずを作るときなど、献立が思い浮かばなくて悩むことはありますか?

それはもう、しょっちゅうです(笑)。昨日もズッキーニを1本買ってきたんですけど、何にしようって……。そういう時は、いつもレシピ検索をして献立を決めてます。ズッキーニは、生のままスライスして塩昆布であえるだけの簡単レシピにしました。
――お子さんは作り置きに対してどう感じてますか?

中学生になってから部活や塾でとにかく生活が忙しくて、なかなか夕食の時間に家族が揃うことができなくなってしまいました。私も仕事があるし物理的にどうにもならない事だけれど、孤食になりがちな長女に「ひとりでごはんって寂しくない?」て聞いてしまったんです。そしたら、『ママが冷蔵庫にいっぱいおかず作ってくれてるから全然大丈夫!バイキングみたいで楽しいよ!』って。
一緒に食卓を囲えなくても、「ママが作ったごはん」は準備してあげられる。できない事で気を揉んでくすぶっているよりも、できる事を精一杯やっていればきっといつか伝わる。この時の長女の言葉には救われました。
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最後に――ズバリ、まいちくさんにとってインスタグラムとは?

『私と家族を繋ぐ成長記録』

”多感な成長期の娘達と向き合う時、忙しい生活や感情に振り回されて大切な事を見失わないように、思い出をいつもそばに置いておきたいという気持ちでいます。

私は母としてまだまだ発展途上ですが、母としての成長のきっかけを作ってくれたのも、母としてほんの少しの自信を持たせてくれたのもまたインスタグラム。インスタを始めていなければ、我が家の食卓も私の子育てもどうなっていたか想像できない!(笑)

私自身が弱っているとき母の手料理で癒されるように、娘達にもおうちの味、ママの味を伝えていければと思っています。

これからもインスタグラムに寄り添って、娘達の身体と心を作っているごはんの記録をコツコツと大切に残していきたいです。”
「まいちくさんにとってのインスタグラム」を写真で表現していただいたのがこちらの一枚。

「まいちくさんにとってのインスタグラム」を写真で表現していただいたのがこちらの一枚。

毎日毎日ごはんを作っていると、どうしても義務に感じたり大変なことも多いもの。「せっかくなら楽しく」と、インスタを活用しているまいちくさん。時には、子育てを励まし合い、お互いの家庭の味を参考にしながら、戦友ともよべるインスタの友人たちとともに忙しい日々を乗り切っています。

そう、家族を支えるお母さんを支えていたのは、インスタグラムでした。
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まいちく❁さん(@maichiku3) • Instagram写真と動画
まいちくさんのインスタグラムはこちら。
(取材・文/西岡真実)

インスタグラムからのお知らせ

【連載】#インスタとわたし vol.4 –まいちくさん(@maichiku3)
2017年10月15(日)までの期間、東京・青山の一角に、Instagramを中心に活躍するアーティスト・Chocomoo氏によるアートウォールが登場!

Instagramによるキャンペーン『#思いやりを言葉に』の一環で、"思いやり”をテーマに制作されたウォールの前で、写真や動画を撮ってメッセージとともにシェアすることでキャンペーンに参加できるというもの。

お散歩が気持良い季節。少し足を伸ばして、期間限定のフォトジェニックなスポットを訪れてみませんか?

ウォール設置場所:港区北青山2-14-6

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