自分を信じるって難しい
きょうは、一生懸命がんばっているあなたに、どんな時でも動じずに自分らしくあるための、ちょっとしたコツをお伝えします。
どんな時でも自分を信じる強さを得るための12のコツ
1、小さな成功経験を積み重ねること
うんと小さなことで大丈夫。小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
たとえば、「明日は7時に起きよう」と思ってちゃんと起きるとか、「挨拶を3人以上の人にしてみよう」とか、小さな目標を決めて成功経験を積み重ねましょう。『自分で決めたことを達成する』という成功経験は、自信をつくります。
2、世間は自分が思っているよりも自分に興味がない
「これをしたら失敗するんじゃないか」、「世間や周りにいろんなことを思われたり言われたりするんじゃないか」、と考えすぎて、何をするのもこわくなってしまいます。
しかし、世間の人たちは自分が思っている以上にあなたに興味がありません。あーだこーだ言ってくる人もなかにはいるかもしれませんが、人の興味は常に移り変わっていくもの。気にしないことが大切です。
3、自分が「何をしたいのか」・「なぜやりたいか」に焦点をあてる
客観性も大切ですが、「自分が何をしたくて、なぜそれをやりたいのか」ということを徹底的に考えることの方が遥かに重要です。まず自分自身が自分のやりたいことに対して、信念を持てるかということ。そこに疑問がないくらいにあなた自身が納得できるかが大切です。
あなたが自分の“好き”を追求したいならば、とことん好きを追求する生き方を実現するために計画を練ったり、情報を集めはじめてください。社会に貢献できることをしたいならば、自分の想いと社会のニーズに矛盾がないかを考えてみましょう。だけど、あまり考えすぎないくらいのほうがうまくいく場合もあったりします。
信念を持つことは大切ですが、まずはやってみることで新たな発見も生まれてくるので、定期的に自分の信念を見直し、時に柔軟に方向転換することも重要です。自分の気持ちさえブレなければ、計画の変更は大いにしたほうが良いでしょう。
4、とにかくがむしゃらにやってみる
行動は最大の学びです。たとえ失敗しても、それは成長の糧になります。行動しなければ、「失敗から学ぶ」というチャンスにすら出会えません。
周囲がなんと言おうと、とにかくがむしゃらに行動することが大切な時期もあります。何かしたいけれど、どうしていいかわからず迷っているときは、まずがむしゃらに行動することで、考えがまとまったり、やりたいことが明確になってきたりします。答えが見つからないのはあたりまえ。行動することを大切にしましょう。
5、根拠のない自信も大切
成功者と呼ばれる人たちの共通点は、根拠のない自信を持っていることです。自信がいつしか結果を生み、説得力のある根拠を作り出す場合も大いにあるでしょう。成功者の定義はときに曖昧ですが、確信を持って行動すれば、現実は音をたてて動き出します。
根拠のない自信だって大丈夫。たとえ世界中に応援者が一人もいない状況だったとしても、自分を信じてあげられるのは自分だけです。
6、本当に信頼してくれている人もいるということを忘れないこと
なにか行動を起こしたり、人と関わり続けていると、あなたのことを本当に信頼してくれる人が現れます。あなたを応援したいと思ってくれる人、あなたを信頼してくれる人がいるということを、けして忘れないこと。
一生懸命生きていると、時々周りが見えなくなったり、自分だけが孤立無援で頑張っているような錯覚に陥ってしまうこともあるでしょう。そういう時ほど、ほっと一息ついてから周りを見渡してみてください。あなたを応援し、信頼してくれる人が、そこにはきっといるはずです。
7、あたりまえのことに感謝する
なにげなく食べているご飯、さりげなく一緒にいてくれる人、あなたの日常を彩る様々なことには、誰かの想いが詰まっています。あたりまえになってしまっていることへの感謝の気持ちを忘れないで。
人はけして一人では生きていません。あなたを産んでくれた両親、祖父母、友人、パートナー、応援者や協力者の方々、そして植物や動物たちetc...地球上のすべての命に生かされて、私たちは生きています。日々の「あたりまえ」に慣れてしまわず、感謝し続けることが大切です。
8、マクロな視点から物事を考える
行き詰まった時、自分に自信を持てない時は、うんとマクロな視点から自分を眺めてみてください。世界や宇宙から見れば、あなたは小さな小さな粒子のようなもの。あなたがどれだけあがいても、世界はビクともしてくれないかもしれません。
だけどそれは虚しいことではありません。同じ人間である以上、人の小ささは平等です。どんな人だって悩んでいるし、壁にぶちあたる時もあるでしょう。それはあなただけではなく、あたりまえのことです。
困った時は、ふっと深呼吸をしてみて。冷静になって考えてみれば、解決できないことなどないはずです。
9、もしかしたら明日死ぬかもしれないと思ってみる
もし明日死んでしまうとしたら、今日1日を絶対に後悔しないように思いっきり生きますよね。ちょっと極端ではありますが、「今」を大切にする感覚として日々思い出してみると良い効果があります。
10、失敗したらやり直せばいいだけ
大概の人は、97回とか98回くらいで壁を叩くのをやめてしまう...「あと数回叩けば、あと1回叩けば、その壁は崩れるかもしれないのに」と語った著名人もいます。結果を出す人や目標を達成できる人というのは、ただ単純に壁を叩き続けるのをやめなかった人、諦めないでやり続けた人のことを言うのかもしれません。
11、命さえあれば、なんでもできる
人間生きている限り、いくらでもやり直しはききます。今ある現実がすべてではありません。どうしようもなくなった時は、すべてをリセットしてやり直せばいいだけです。新しい自分に生まれ変わって新しい明日を作っていくのです。
何度でも失敗してください。失敗すればするほど、失敗に強くなるし、失敗してからのリカバリーが早くなります。失敗に対する対処法は確実に増えていくので、何かやらかしてしまっても、なんとかできるようになってきます。
極限状態をくぐり抜けてしまえば、怖いことはぐっと減ります。生きていること、そのものに感謝できたならば、それだけで儲けもの。自信とは、自分を信じること。それは、あなたが自身がこの世に生まれてきたことに感謝することからはじまります。
12、自分を信じなくても良い
自分を信じることにこだわりすぎると、自分を信じられなくなった途端に心がこわれてしまいます。そもそも自分を信じる必要などあるでしょうか。どうあがいても、あなたはあなたでしかありません。世の中、あなたより優れている人は星の数ほど存在します。
無理に自分を信じる必要はありません。ただ、たとえ自分を信じられなくても、あなたの信念だけは信頼しましょう。もしくは、あなたを支えてくれる人を信じましょう。あなたを愛してくれている人を信じましょう。
すべての人は、この宇宙からしてみれば平等にちっぽけな存在です。しかし同時に、すべての人は自分の人生を経験するためにこの世に生を受けました。
なにがあっても動じない強さとは、この世界にたった1人しかいない、代わりなど誰もいないあなたがこの世に存在する価値を、どんな時も忘れないでいることなのではないでしょうか。人生は一度きり。あなたが自分の人生を大切に生きること。それこそが何よりも大切なことです。
おわりに
世の中、完璧な人は存在しません。どんなに完璧に見える人も、悩んだり、苦しんだり、迷ったりしながら生きています。どんなに孤独を感じるときだって、生きている限り、あなたはけしてひとりじゃない。
目の前のことだけにとらわれず、大きな視点を持って自分自身を眺めてみましょう。きっと、あなたなら大丈夫です。
なにかを頑張っている時こそ、強い自分でありたいもの。だけど、人はチャレンジしている時ほど、挫折やスランプなどで自分を信じるのが難しくなってしまうものです。