今さら、でも改めて。ポジティブ思考とは
ポジティブ思考は物事を前向きに捉える、楽観的に捉える考え方です。同じことをするにしても、くよくよせずに悩まずにこなせるならばポジティブでありたいと、誰もが思うところでしょう。
ポジティブ度は、他の人と比べない
でも、ちょっと考えたいのが「ポジティブ思考」という言われ方をする以前から前向きな人というのはいた、ということです。「ポジティブであるために意識すること」を意識しなくても、そもそもポジティブな人っていますよね。
そういう人を見ると、こんなに頑張っているのになかなかポジティブになれない、というイライラした気持ちになりませんか?前向きになるはずのポジティブが生むストレス。こんな矛盾は避けたいですよね。
まずは、自分を把握するのが先
ポジティブであるか、その反対のネガティヴであるかは、性格によるところが大きいと言われています。まずは自分がどちらの傾向が強いのか考えてみましょう。
もしネガティヴな要素が強いとしたら、急にポジティブであろうとすることにそもそも無理がありますよね。自分をよく知り、段階を踏むことが肝心です。
ポジティブならば良い、というのは間違い
前向き、楽観的、積極的。ポジティブとはいいことばかりのようですが、ポジティブでありさえすれば良いのかというと、それはちょっと違います。
何か失敗をしてしまった時、どん底まで反省して落ち込むことはあって当然ですよね。そして、落ち込んでいる時間も大切なのです。
大切なのはネガティヴとのバランス。落ち込む、悲しむ、がっかりする、これらの感情は人間としてあって当たり前ですよね。でも、ネガティヴばかりではやはり問題があります。前向きであろうとする心とのバランスが大切なのです。
今の自分をまず認めよう。
なかなか前を向くことが難しくて消極的でも、それは生まれ持った性格と育ってきた環境によるものですね。これまで懸命に生きてきた積み重ねでできている自分をまずは認めてあげましょう。
そして、自分のよいところをよく見つめましょう。ノートに書き出しながら整理していくのもよいでしょう。自分の嫌いなところを変えるためよりも、好きなところをより伸ばすためにポジティブ思考をプラスしたいですよね。
その上で、前向き思考が足りないのであればそこにポジティブな考え方をプラスする、落ち込む時間が長すぎるのであれば楽観的に物事を見る力をプラスするなど、ポジティブ要素を加えていきましょう。
無理せずに、ポジティブを取り入れて
ポジティブ思考でありたいと頑張りすぎると、結果ポジティブになりきれなかったことに落ち込み、悩んでしまうことにもなりかねません。自分が取り入れやすいところから、プラスに考えることを試してみましょう。
おわりに
自分を変えることはとても難しいですね。ポジティブであることは良いという考えにとらわれず、健やかで自分らしい毎日を送りましょう。
ポジティブとは、楽観的で積極的な行動をとれることをいいます。楽観的であることは、良いイメージが湧きやすく、これからの自分に希望を抱けるということです。「前向き」という言われ方もしますね。