お部屋がキレイになるだけじゃない。掃除が教えてくれること。


掃除が好きな人もいれば、苦手な人もいると思いますが、今回は掃除が教えてくれる大切なことをまとめてみました。

日々の掃除がちょっぴり楽しくなるようなエッセンスをお伝えします。
一. 掃除上手は、気配り上手

掃除をするということは、気がつくということ。「今どこが汚れているだろう?」「ここはもっと綺麗にしたほうがいいかな?」など、汚れの状態に気づくことから始まります。

掃除を通して、私たちは周囲の状況をおもんぱかる(※)、細やかな気配りをも身につけていくことができるのです。
(※)おもんぱかる:周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。
二. キレイにするのは、思いやり

汚い場所よりキレイな場所の方が気分がいいですよね。たとえば誰かの喜ぶ顔が見たいから、いつもお部屋をキレイにすることは、相手を思いやることに繋がります。ちょっぴり素敵だと思いませんか?
三. 掃除は、全身運動になる

掃除は、全身運動です。掃除をすれば運動不足の解消ができて、お部屋も綺麗になって一石二鳥です。

腹筋と背筋を意識しながら手を動かすと、ストレッチ効果も期待できます。掃除を掃除で終わらせず、同時に自分磨きもしちゃいましょう。
四. 整理整頓は、心と頭を整えてくれる

良い仕事をするためには、日ごろからの整理整頓が大事というのは、よく聞きますよね。

人はただでさえ無意識にいろんな情報を脳へ取り込んでいます。ごちゃごちゃした散らかったお部屋にいると、頭の中までごちゃごちゃしてきて疲れを感じてしまいます。

整理整頓すると、気持ちも頭もすっきりします。だからこそお部屋は常に整った状態をキープして。
五. 捨てることで得られるもの

断捨離が流行っています。物を多く持ちすぎるのではなく、定期的に物を捨てて、最低限の必要な物だけ残すことで、心にも良い作用があるといわれています。

所有するということは執着を持つということ。物をたくさん持つということは、たくさんのものに執着し、縛られているということです。

身軽になりたいときや、心機一転したいときは、物を捨てるのが一番シンプルで簡単な方法です。

捨てることが苦手な人は考え方を変えてみて。物が去っても思い出は残ります。
六. 掃除は内面を磨く修行だった

お寺の修行僧や、剣道・弓道・柔道・茶道・華道など「道」のつく武術やお稽古事では、掃除が非常に大切な修行とされています。

お稽古も修行も、始まりと終わりに必ず掃除をするのですが、内面と向き合い、心を磨くためには、掃除が一番大切であるともいわれているそうです。

効率が重視されがちな世の中だからこそ、掃除を通して自分の内面と向き合う時間は、貴重な時間といえるかもしれません。
七. 掃除を毎日続けることの価値

毎日掃除をしていると、パッと見はなんら変わっていないのに、よーく見てみると、たった一日の間に意外に汚れているということに気づきます。

毎日同じことを繰り返していても、小さな変化に気づけたなら、それがどんなささいなことであっても喜ばしいことです。

小さな変化に気づくためのツールとしても、毎日掃除することは心に良い成長をもたらしてくれます。
- シンプルなのにセンスよく。春夏コーデがこなれる大人服キナリノ編集部
おわりに

毎日掃除をするのは大変ですが、洗顔や歯磨きと同じで、一度習慣にしてしまえば大きな苦にはなりません。自分なりの楽しみ方を見つけて、コツコツ続ける習慣にしてみてくださいね。
毎日掃除をする人も、たまにしか掃除をしないという人も。個人差はあれど、誰しもみな掃除をしますね。