最小限主義者「ミニマリスト」の暮らし
自分の愛情ある物だけに囲まれた生活は、物への執着からも開放され、その人の心をも幸福にしてくれるはず。
そんな暮らし方を選ぶ人が増えています。
しかし、物はどうしても面積に応じて増える宿命にあります・・・。
持たない暮らしを始めるために一番大事なことは、自分の管理能力を超える物や、愛着が持てない物、自然に還らない物や、自分の暮らしに合わない物は「買わない」ということ。
でも、今すぐ家の中にあるものを断捨離して持たない暮らしを始めようというのは、なかなか現実的に難しい話・・・。日常の一コマ一コマで、気づいた時に自分に合った形で理想の暮らし方を取り入れてみてはいかがですか?
ミニマリストになるための7つのヒント
その物たちを今一度見直して、余計な物をできるだけ省いて生活するにはどうすればいいのか?
自分が管理できる最小限の物だけに囲まれて暮らせば、生活自体も気持ちもシンプルに身軽になるはず。
今回は、日々の暮らしに於いて意識することで少しでも持たない暮らしに近づけるための7つのヒントを挙げてみました。
1.) 物を持たない、置かない
暮らしに必要な最低限の物以外は持たない、置かない。
リビングには、シンプルに机と椅子のみ。究極のミニマルな空間です。家具や物が少ないお部屋は、掃除も楽になって家事の時間も短縮。自分時間も増えて、趣味にその余った時間を費やすこともできますね。
床に物を置いたり、収納以外の場所に物を出したりしない。床置きすると、そこにホコリがたまり掃除も行き届きにくくなります。そうなると、お部屋の運気もダウンしてしまいますよね
2.) 必要でないものは買わない
洋服は着回しの効くシンプルで上質な物を必要最低限だけ。たくさんの服はいりません。だって体は一つだけなんですもの。
壁を装飾するのも素敵ですが、思い切って余計な物は極力省いてシンプルに飾るとまた違った風にお部屋の雰囲気を見せてくれるはず。
3.) まとめ買いやストックは少量に
4.) 洋服、靴、化粧道具…などは、持ってもいい許容量を決める
たくさん持っている洋服や靴などの小物類、気がついてみたらもう何年も使っていない、なんていうことはありませんか?
いつか使うかも知れない…そう、思って取ってあって本当に使う時期が来るものって今までありましたか?
もしかしたら、自分には不要に思えたその物たちも、別の所で活躍できる場所があるかもしれません。捨てるのに、抵抗がある人は積極的にリサイクルに回してみてはいかがでしょう。
意外とたくさん持ちすぎているのが、リップやネイルグッズの化粧品類。
気がついたら使っていない口紅やマニキュアがポーチのなかにいっぱい…なんてことありませんか?
そう気が付いた時に、思い切って処分しましょう。自分に似合う色を知っていることも大事です。
5.) 食器やキッチン用具はなるべく代用する
キッチンや、食器もいつも使うものだけにして、見直してみると使っている食器ってごくごく限られていたりしませんか?
食器だって、そう沢山はいりません。スープも、どんぶりも同じお椀での代用も可能です。コップと湯のみも一緒だって良いのです。あれもこれも・・・ではなくて、本当に必要な物、本当にお気に入りの良い物だけで揃えるという暮らしに変えてみてはいかがでしょう。
調理器具も必要最低限で問題ありません。お鍋があればご飯も炊けるし、炒めることだって可能ですよね!新しい便利なものばかりに走らず、代用できるものは利用して工夫する楽しみを味わうことがミニマリストへの第一歩です。
食器棚にはお気に入りの物、自分の暮らしに合った必要な物だけ。
飾るように、ゆとりを持って並べてあるとインテリアにはもちろん、使う時も見やすくて便利です。
6.)借りられるものは借りる
部屋に積まれたたくさんの本や雑誌、コミック類一度読んでそのままということはありませんか?
たまにしか読まない本はリサイクルに出してしまいましょう。
おうちにない本は図書館を積極的に利用しましょう。図書館が自分の本棚だと思えば、たくさんの本を持たずに読むことができます。
7.) 無しで済ますことも大事
家電製品は、毎年新しい便利なものが出ます。
便利だからと、あれもこれもと欲しがっていてはいつか自分の許容量を超える物たちでお家を占領されてしまうことになりかねません。無い物は無いを楽しむくらいのスタンスで、日々の生活に必要なものはある物で済ますという事が「持たない暮らし」の醍醐味に変わる日もそう遠くはありませんよ
自分なりのルールを決めることで、もっと暮らしやすく…
物を持たないシンプルな暮らしは、身の回りを整理するだけでなく、心の中もスッキリと解き放たれてゆとりを持つことができます。物への執着を無くし、本当に必要な物は何なのか、自分が本当に好きな物だけに囲まれて暮らす、それがミニマリストの暮らし方です。
いきなり全てを捨てる必要はありません。少しずつ、自分に合った方法で持たない暮らしを楽しんでみて下さいね。
「物を持たない暮らし」=貧乏な暮らしではありません。
本当に必要な物を最低限で暮らすという暮らし方。自分のお気に入りの物だけを持つ暮らし方。持たない暮らしの不自由さえも楽しんでしまうという暮らし方・・・。
こんな物が溢れる時代に、本当に自分に必要な物だけを見極めてシンプルに生きている人、それが「ミニマリスト」です。