キッチン菜園のすすめ
さっそく育ててみましょう
にんじん
使うものは、水を入れる小さなお皿だけ。
「きょうはにんじんのスープにしようかな」。はい! その切り落としたにんじん、さっそく使いましょう。
多くのにんじんは、葉っぱを切り落とした状態で売られているうえ、なんとなく黒っぽくて「ほんとうに葉っぱが出てくるのかな?」と思いがちですが、1週間から10日も経つと、変化を感じることができます。オレンジ色とグリーンのコントラストがとってもかわいい姿なので、初めてのキッチン菜園にぴったりです。
大根(だいこん)
にんじんと同じように、お皿に少しだけ水を入れ、大根の切り口を下にしておきます。水が多すぎるとカビの原因になりますので、切り口がひたる程度にしましょう。
1週間ほどで新しい葉が出てきます。なるべく風通しのいい明るい場所に置くのがおすすめ。日当たりはあまり気にせず、薄く日が入る程度でもじゅうぶん育ちます。
初めは外側の茎部分が枯れたように落ちてくるので、「あれ? 失敗したかな?」と思ってしまいそうですが、少しすると真ん中から新しい葉がすくすくと育ってきます。
ここで収穫するのはもちろんOKですが、このままいくと。。。
大根の葉を水栽培する手順です。
1.お皿に、キッチンペーパーを折ってのせ、水を少し張ります。多すぎても良くなくて、キッチンペーパーがしっかり湿る程度にしておきます。
2・大根の葉っぱがついている部分を、ぎりぎりではなく多めに(5cm以上)切り落としたものを、切り口を下にしてキッチンペーパーを敷いたお皿に置きます。
3.大根の葉っぱがもともとたくさんついている場合は、3センチぐらいに切り落としてから水栽培を開始して下さい。もともとついている葉ではなく、新しく生えてくる葉を観察していきます。
にんじんや大根と同じように育てられるのが、かぶ。かぶはまとめて数個売られていることがほとんどなので、いくつかまとめて並べて育ててみては。
豆苗(とうみょう)
豆苗はえんどう豆の若芽で、安価なうえに栄養満点。そんな豆苗は「1度買えば、2~3度おいしい」すぐれもの野菜なんです。
豆苗の育て方をメーカーがまとめて紹介したサイトがありますので、ぜひぜひ参考にしてたっぷり収穫してくださいね。
豆苗は葉と茎を食べ終わったあと、根を水に浸しておくと、
新しい芽が伸びて7日から10日で再収穫できます。
おトク感があって、手軽なキッチン菜園として楽しめるうえに、
子どもの食育にもよいと好評です。
再生栽培のコツについて、検証してみました!
光に向かってぐんぐんのびていきます。力強い姿に植物のパワーを感じますよ。
筆者が育てていていつも不思議なのは、豆苗は新しい芽が出てくるときに、最初に1本だけがぴょこんと育つこと。この「切り込み隊長」の1本が「みんな、来~い!」と先導するかのように、あとから次々にほかの芽が育ってくるんです。育ててみて初めて知るおもしろさ。みなさんも体験してみてくださいね。
キャベツは芯を切り取って保存すると、長持ちします。切り取った芯を捨てていませんか?芯を育てて葉を収穫できます!
育てる環境……… 窓辺などの風通しの良い明るい場所。
収穫までの日数…… 3週間~
必要なもの……… キャベツの芯
かいわれ
おなじみのかいわれ大根は、種から育てます。
用意するものは、ちょっと深めの容器とキッチンペーパー。あとは水さえあればOKです。かいわれ大根はひょろひょろと育っていくので、ちょっと深めの容器だと支えられてまっすぐきれいに育ちやすくなるんです。いちごやぶどうの透明なパックを再利用すると、横から発芽の様子やしっかりはった根が見えて楽しめます。
かいわれ大根は光を求めて茎を伸ばすので、なるべく暗いところで育てていきます。1週間ほどして茎が5センチほどに育ったら、今度はしっかり日に当てましょう。緑が濃くなって栄養価もアップします。
ホームセンターや園芸店で売られている袋入りの種はたっぷり入っているので、1度買うとしばらく収穫を楽しめますよ。種まきの楽しみを味わってみませんか。
かいわれ大根やブロッコリースプラウトなど、サラダのアクセントに使いたい野菜の育て方のサイトです。いろいろな種の紹介もあるので、育ててみたいものが見つけられそう。ぜひ参考にしてみてください。
「植物パワーが濃縮され、ガン予防にも効果的!」とテレビや雑誌などで今人気上昇中の『スプラウト』しかも、1週間ほどでカンタンに栽培できるから、「お手軽キッチンガーデン」にはピッタリ!
•かいわれブロッコリー
•ルビーかいわれ大根
•サンゴかいわれ大根
•かいわれ大根
•ロケットサラダ(ルッコラ)
•レッドキャベツ
•青しその芽
•豆苗
•マスタード(からし菜)
•そばの芽
•ガーデンクレス
•ひまわり
どうやって使えばいい?
にんじんのスープ。にんじんの葉っぱはさわやかな風味が強いので、パセリ感覚でちょっと散らすだけでもいいアクセントになります。
捨ててしまうところだから、気軽にスタート
いかがでしたか? 大根やにんじんは、今までなら捨ててしまう部分を使っているから、とっても気軽にスタートできます。お部屋のインテリアとしてもうれしい手軽さ。さあ、きょうの晩ごはんの大根から、始めてみませんか?
トマトソースのパスタにパラリ、お弁当にささっと。いつもの料理を一瞬でワンランクアップできるのが、ちょっとしたグリーンの野菜。気軽に始められるキッチン菜園なら、すぐにスタートできますよ。