お酢のすっぱさのもとになっているのは、酢酸やクエン酸。これらの有機酸は、疲労回復やスタミナアップに力を発揮する栄養素なんです。疲れた体や夏バテにも働きかけます。

あまり食欲のない時でも、さっぱりとしたお酢の料理なら食べやすいですよね。これは、お酢が食欲増進に作用するからなんです。カルシウムやマグネシウムと一緒に摂れば、ミネラルの吸収を高める働きもしてくれます。

健康維持のためのお酢の摂取量は、1日あたり大さじ1～2杯。空腹時は避け、食事中や食後に少しずつ摂るようにしましょう。料理に混ぜてもいいですね。

ドリンクとして飲む場合は、5～10倍程度に薄めてください。飲むなら、酸味がまろやかな黒酢やフルーティーな果実酢が向いています。

ナスはオイル蒸しにし、鶏肉は揚げ焼きにしてカロリーダウン。胡麻を効かせた甘酢味はごはんによく合い、冷めてもおいしくいただけます。

酸味が苦手な方でも食べやすい、はちみつ入りのピクルスです。コロコロと可愛らしく彩りも良いので、おもてなしの前菜やお弁当のすきまおかずとしても重宝します。

酢と玉ねぎの栄養成分のいいとこ取りができ、健康に良いと評判の酢玉ねぎのレシピです。ドレッシングの代わりにしたり、揚げ物にかけて南蛮漬け風を楽しんだりと、作り置きしておくと便利！

お酢は料理だけでなく、暮らしでも役立ちます。お酢の酸は、アンモニア、水垢、アルカリ性の汚れに効果があり、強い殺菌力で防腐や消臭にも作用します。

たとえばシンクなどの水周りの掃除にお酢を使えば水垢が消えてピカピカになりますし、湯呑の茶渋を取る、トイレ掃除、フローリング磨き、洗濯ものの黄ばみ防止など、家中のキレイに大きく貢献！

掃除や除菌でお酢を使用する場合は、砂糖などの調味料が入っていない、穀物酢やホワイトビネガーがおすすめです。ただし鉄やアルミ、大理石に使うとサビや変色のおそれがありますのでお控えくださいね。

フィルターを外した状態で給水タンクに酢と水を1：2で入れ、酢水がなくなるまで製氷します。次に水だけで製氷し、残った酢水や香りを落とせば完了。これで手の届かない奥まで掃除でき、ニオイも取れます。掃除中にできた氷は捨ててくださいね。

部屋干しのニオイが気になる時は、洗濯のすすぎの時にお酢を大さじ2～3杯程度加えてみてください。それだけで雑菌の繁殖がおさえられ、嫌な香りが軽減されます。さらに柔軟剤の効果も得られて一石二鳥。

使い込んだスニーカーも、酢の力で白さを取り戻しましょう。方法は、洗ったスニーカーを酢水に浸けておくだけ。バケツ1杯の水に対して、お酢200ccが目安です。半日ほど浸け置きしたら、そのまま天日でしっかり乾燥させてください。

たった1本のお酢で、できることは多種多様。知れば知るほど、お酢の持つパワーには驚かされます。ぜひ記事を参考に、新しい活用法を試してみてください。