「骨盤の歪み」ってなんだろう?
また男性と女性とでその形状も異なり、赤ちゃんをお腹の中で育てられるよう女性の骨盤は男性よりも横幅が広くて柔軟性に優れた作りになっています。そのため、歪みも出やすいと言われているのです。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
骨盤の歪みでどんな不調が起こるの?
むくみやすい
冷え性
血流が悪くなると手足など体の末端への血流が滞り気味に…。また内臓の働きが低下することで体の中心部分からも冷えが広がっていきます。
体は生命維持のために臓器への血流を優先しようとするので、さらに末端は冷えやすくなってしまいます。
その状態のままだと冬に限らず夏でも冷房で冷えることが多くなり、カイロや靴下などで体を温めようとしてもなかなか体は温まってくれません。
お腹周りが気になる
骨盤が開いたり傾いたりすると、くびれの高さに左右差が出たり、くびれそのものが浅くなってしまったりすることがあります。また腰幅が広く見えてしまう…なんてことも。
内臓が下がりやすくなることで下腹がぽっこりするなど、ボディラインへの影響も大きくなっていきます。
O脚やX脚になる
骨盤と股関節は密接に繋がっているので、骨盤の歪みは脚の歪みに影響が出ることもしばしば。
骨盤の歪みとともに股関節にもねじれが生じるため、その下にある膝や足首も同様にねじれてしまいます。
それによって重心の位置もずれやすくなり、内側もしくは外側の筋肉ばかりが発達して凝り固まり、脚のラインが崩れてしまう…なんてことも。
歩いているうちにスカートが回る
歩いている時の脚の動きに左右差があると、スカートが回りやすくなると言われています。その動きに差が出る原因のひとつが骨盤の歪み。そこから股関節にねじれが生じて可動域にも左右差が出てしまいます。
また骨盤そのものもねじれていると、さらにスカートがくるくると回りやすくなるので、気付くとスカートのファスナーが前にきていた…ということが増えてきます。
骨盤が歪むのはなぜ?
姿勢が悪い
座り仕事や立ち仕事など長時間同じ姿勢が続くと、背中が丸くなった猫背や腰が反りかえった反り腰になることもしばしば。そのときの骨盤は前傾や後傾した状態になっているので、歪みがどんどん蓄積され常態化してしまいます。
脚を組む
脚を組んで体にロックをかけると、体幹など筋肉を使わなくても姿勢をキープできるので、組む方が楽だと感じてしまいます。そのせいで体幹が弱くなり、骨盤が不安定になってしまい関節から骨盤がねじれてしまう可能性も。
また脚を組むと左右どちらかに重心が寄り、背骨が傾くことで骨盤を歪ませ、体のバランスを保とうとしてしまいます。
ヒールの靴をよく履く
フラットな靴に比べてヒールのある靴は、どうしても重心が前にかかりやすくなってしまいます。
そのバランスを保とうと体を歪めて安定させる時に、要である骨盤に歪みが出やすくなってしまうのです。
いつも同じ側の肩や手で鞄を持つ
肩は骨盤から少し離れているので関係がないように思いがちですが、いつも同じ側で鞄を持つことで背骨の傾きや筋肉の左右バランスが崩れやすくなると言われています。歩く時のバランスの崩れにも影響が出てしまい、それに合わせてバランスを保とうとして骨盤が歪む…という悪循環を引き起こす原因にもなるのだとか。
片足に体重をかけて立つ
バスや電車を待っている時など、無意識に片足に体重を乗せて立っていることはありませんか?
これが積み重なると全身のバランスが崩れ、姿勢も悪くなりかねません。そして脚の長さ差や背骨の傾きが出てくるとともに、骨盤もそれに対応して歪んでしまいます。
まずは「骨盤の歪み」をセルフチェックしてみよう!
多くの場合、これらは単独でというよりは複合して起こっていることとがほとんどだと言われています。ではまず自分の骨盤に歪みがあるかどうかセルフチェックしてみましょう。
骨盤に歪みがあると周辺の筋肉に負担がかかり、凝り固まることで血流が悪くなると言われています。また内臓も下がりやすくなってしまい、水分代謝が鈍くなったり便秘になったりと、体の不調に繋がってしまう可能性も。
なかなかむくみが良くならないと感じる人は、骨盤の歪みが関係しているかもしれません。