心だって疲れる
仕事をしていると、感情を押し殺してプロに徹することが求められることがありますよね。それを指す、「感情労働」なる言葉も生まれているくらい、実は私たちの心は働かされているんです。
まずは心の疲れを自覚してあげることから
わかりやすい体の疲れと違って、心はなかなか疲れが見えないものです。まずは心の疲れを意識してみましょう。
心だって疲れる。大切なのは、その疲れをしっかり感じて、次に元気になれるステップを踏むこと。疲れたと自覚していないと元気にだってなれません。
心が疲れたときに思い出してほしい、15のヒントをご紹介します。
1.心と体のつながりをチェックする
まずはあなたの心と体がきちんとつながっているかチェックしましょう。最近あった、嬉しかったこと、悲しかったことなどを思い出して、心が動くかどうか確かめてみてください。
あまり思い出せないようなら、かなり疲れがたまっているかも。
2.体中の力を抜いて寝る
感情のつながりがいまいちつかめないときは、とりあえず力を抜いて寝ることにしましょう。自覚はしていないものですが、心が疲れているときは、睡眠中も焦っていることが多いものです。
眠れなくても構いません。脱力して、ぼんやりしてください。
3.初恋の人のことを思い出してみる
思い切ってかなり過去に戻って初恋の人のことを思い出すのも効果的です。初恋の人というのは、たいていの場合、現在とはつながりのない相手です。大切なのはそのときの「ときめき」を思い出せるかどうか。ときめきってこういう感情だったなあ、と思えたらしめたもの。
4.好きなものをあげてみる
あるいは、なんでもいいから好きなものを思いつくままあげていってください。10個なんて少なすぎる! 30個、40個となるくらい。
そんなにないと思うかもしれませんが、どんな小さなことでもあなたが好きならカウントできるのです。
大好きなペットとか!
5.自然に触れる
お休みが取れるなら、ぜひ自然の多い場所に出かけて。広大な緑や大木を見つめるだけでも、安心感が得られますよ。
風に吹かれるだけでも心が落ち着くはずです。
6.新しいものを身に付けてみる
新しいものを身に付けてみましょう。服でも靴でも下着でも、バッグでもピアスでも、なんでも構いません。
新しいものは気分を高揚させてくれます。
7.「とっておき」を使うなら、今!
「とっておき」を解禁するなら今です! とっておきのチョコレート、とっておきの化粧品。今こそ贅沢に使ってしまいましょう。
8.おしゃべりする、文章にする
女友達とおしゃべりして、愚痴を聞いてもらうのもアリです。
お互い忙しくて会える時間がないときは、誰に見せるわけでなくもいいから思っていることを文章にするのもよいでしょう。意識の上に浮かびあげて、感情を処理することができます。
9.涙を流す
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ときには、小さな子供のようにひたすら泣いてみるのもおすすめです。涙には自浄作用があります。泣き終わったらすっきりしているはず。
とはいえ、そう簡単には泣けないでしょうから、感動する本や、映画などをきっかけにするのがいいかも。
10.お風呂を自分好みにカスタマイズ
お風呂を自分好みにカスタマイズするのも効果的です。お風呂には、匂いや温度、裸になる開放感など、リラックスできる要素がたくさんあります。例えばアロマ効果の高いキャンドルを飾ったり...。
それをさらに自分の好みにすることで達成感も得られます。
11.ゆっくり深呼吸する
目を瞑って、ゆっくり息を鼻から吸って、口から吐き出す。これを数回繰り返します。深呼吸をすることで心身をリラックスさせてあげましょう。緊張がほぐれて、心も頭も休息が得られます。
12.笑顔を作る
何だか心がつらいなぁ、疲れたなぁと感じるときこそ、無理矢理にでも笑顔を作ってみてください。口角を上げるだけでも構いません。笑顔を作ったり、笑ったりすることで、疲れた気持ちがラクになって、ポジティヴな思いが芽生えてきます。
13.ストレッチする
心が疲れてしまったとき、身体も委縮してしまっていることが多いものです。そんなときは、どんな場所でも、どんなときにも、両手を上にあげて、背中をぐーんと伸ばしてみてください。背中の緊張がとれることで、気分転換や前向きな気持ちになれることもあります。
14.読書をする
一日にたった6分、本を読むことで、かなりストレスが軽減するという研究結果も出ているようです。読書には他にもメリットが沢山あります。集中力を高めたり、視野を広めてくれたり...アウトプットの量が増えることで、不要な感情や負の気持ちを持たなくて済むようになります。
15.カラーセラピーを取り入れる
色とりどりの花束やお菓子...etc。色の持つ効果を知って、ファッションアイテムやグッズに取り入れてみます。心に安らぎを与えるグリーン、心を落ち着かせるブルー、ストレス解消にはパープル、安心感や充実感を与えてくれるブラウン、女性ホルモンに働きかけるピンクなど。身近にあるモノでカラーセラピーをしてみてください。
疲れたときには思い出して
冒頭で述べたように、心が疲れるのは誰にでもあることです。でも、それを元気にする方法を知っていると思うだけで、ずいぶんと気が楽になるはず。心が疲れたら、15のヒントを思い出してくださいね。
身体は疲れたらサインを出しますよね。心の疲れはなかなか自分でも気付きにくいもの。でも、当然ながら心だって疲れるんです。