ふとした時に気になる手足の冷え…
冷え性体質になる原因
身体が冷える原因には、体質・体格、生活習慣、自律神経の乱れなどが挙げられます。
例えば、運動する習慣が少なく、筋肉量が足りない身体にあてはまる方。血液を循環させる力が弱まってしまい、身体の末端まで血液が巡らず、身体が冷えやすくなる特徴があります。
また、睡眠時間が少なかったり、食事の時間帯が不規則だったりと、生活習慣が乱れも、冷えやすい体の原因になると言われています。
とはいえ、多忙な日々を過ごしていると、思うように自己管理できないこともありますよね。
頑張らなくても続けられる「温活」を、始めてみよう
そろそろ冷え性の改善に、本腰をいれませんか。
そのためには「生活習慣の見直し」と「温活」がとても重要です。「温活」とは、暖房などに頼らずに、自分で体の調子を整えて冷え性を治していく身体づくりのこと。
生活習慣を変えようとするより、「温活」メソッドのほうが実践しやすいものですが、よくあるお悩みが、忙しさで継続できなかったり、すぐには改善されなかったり・・・。いざ行動に移してみても、途中で続かなくなり、諦め気味になる方が多いようです。
それならば、「頑張って努力する温活」ではなく「手軽で簡単にできる温活」はいかがでしょうか。
大切なのは、“毎日無理なく続けられること”。自分の性格やライフスタイルにあった「温活」をみつけて、少しずつ生活に取り入れていけば、だんだんと冷え性知らずな体質に近づけていくことができます。
今日からできる、「頑張らない温活」を一緒に始めてみませんか。
AM6:00 一日の始まりは、コップ一杯の水から
朝、ベッドから起きて一番始めに何を飲んでいますか?朝一番の「常温水」が、冷え性改善には有効です。
体温よりも低い温度の水を飲むことで、身体は身体を冷やさまいと熱を作ろうとします。また、交感神経が刺激され、基礎代謝のアップにも効果があります。
ただし、冷たすぎたり飲みすぎてしまうと胃腸に負担をかけるので、適度に冷たい常温水をコップ一杯、ゆっくりと味わうように飲むようにしましょう。
AM8:00 いつものエスカレーターから、階段にしてみよう

さて、職場へ向かう時間です。朝の通勤ルートは、「温活」にぴったりの運動コース。行きと帰りの両方でトライするのは難しくても、まずは朝だけ、階段を利用したり歩く時間を増やしてみませんか?
混み合っているエスカレーターを利用するよりも、階段を上り下りする方が意外と早いので、急いでいる朝にこそぜひ取り入れてみて下さい。
身体を動かすことによってポカポカするだけでなく、積み重ねれば筋肉量が増えて、自然と巡りの良い身体になっていきます。
AM10:00 デスクワークのお供に、ひざ掛けを
PM12:00 ランチには、身体を温める食材を心がけて
ランチメニューに迷ったら、玉ねぎ、かぼちゃ、いんげんなどの食材が入っているものを選んでみて下さい。北海道など、寒い地方で取れる野菜(あるいは冬に旬を迎える野菜)は、体温を上げやすくする効果があるのだそう。また、チーズといった、発酵食品も有効です。
普段からお弁当づくりをしている人は、料理の味付けに、生姜、黒砂糖を取り入れてみてはいかがでしょうか。匂いも気にならない身体を温めてくれる食材です。さり気なく使いやすいですね。
PM3:00 ブレークタイムは身体に触れて、疲れをとろう

だんだんと疲れが溜まってくる夕方には、身体をほぐして温めてくれるツボ押しがおすすめ。特にふくらはぎや足首周りには冷え性に効果的なツボが集まっています。
冷え症に効くツボ
PM5:00 緊張する場面では、深呼吸で心身を整えよう
会議や発表の場などの緊張するような場面で、気がつくと呼吸が浅くなっていませんか?実は、緊張する場面が続くと、体内の交感神経が働きすぎて血流が悪くなってしまうのです。これも冷えの原因の一つと言われています。
そんなときは、「深呼吸」を意識してみましょう。鼻からゆっくりと吸って、身体に巡らせるイメージをし、口から少しずつ吐き出します。呼吸を整えることで酸素をたくさん取り入れ、身体の細胞が活性化し身体が温まります。
深呼吸には緊張を和らげる効果もあるので、冷え性対策と併せて一石二鳥ですね。
PM7:00 懇親会などの飲み会では、お酒の選び方を工夫して
ときには、仕事の打ち上げや懇親会で、お酒を飲む夜もあると思います。アルコールは飲んだ瞬間は身体がほてりますが、その後急激に身体を冷やしてしまい、水分も奪われてしまうので、温活にはあまりおすすめできません。
それでもどうしても…という場合は、ビールなら「黒ビール」、ワインなら「赤ワイン」をチョイスしてみて下さい。少しずつ飲むことで、程よいリラックス感と血液の巡りを実感できると思います。
お酒を飲む前に、温かい飲み物を胃に入れておくのも効果的です。
PM10:00 帰宅後はハーブティーで、心身のリラックスタイムを
PM11:00 一日の終わりには、ゆっくりと身体をほぐして

さあ、今日の一日も終わりを迎えます。就寝前のひと時は、今日一日頑張って疲れた身体をゆっくりとほぐして過ごしましょう。

身体が眠りに就きやすい状態になるのは、体温を一度上げて、そこからゆっくりと体温下がっていく・・というとき。
一日の最後に「温活」を行えば、リラックスして、自然と眠れそうです。
少しずつ続けて、冷え性知らずな身体に
“毎日無理なく続けられる”という視点で、「温活」をご紹介しました。いつも色んなことに頑張っているみなさんが、少しでも気軽に続けられそうなメソッドはありましたか?
身体が温まることで、冷え性が克服できるだけでなく、身体の他のお悩みも改善されていくので、ぜひ少しずつ生活に取り入れてみてくださいね。
手袋をこまめに着けたり、厚手の靴下を履いていても、なかなか解消されない手足の冷え。冷え性は、20~30代の女性に多い身体のトラブル。お風呂に入った後でもすぐに指先が冷たくなってしまったり、ベッドでも体が冷えて寝付けなかったり…症状が深刻になると、むくみや頭痛、生理不順、気分の落ち込みまでもたらします。
冬だけでなく一年を通して、その辛さに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。