春を健やかに迎えるために。今からでも間に合う「毎日の養生方法」

春を健やかに迎えるために。今からでも間に合う「毎日の養生方法」

季節の変わり目に体調を崩しやすかったり、環境の変化がストレスになったり。春は身のまわりの“変化”に適応するため、いつもより余分なエネルギーを消耗し、自律神経のバランスを崩しがちです。寒さが残る今の季節を乗り切り、あたたかな春を健やかに迎えるために、「養生」を始めてみませんか? 備えあれば憂いなし。今からでも間に合う「毎日の養生方法」をご紹介します。2019年02月19日作成

カテゴリ:
美容・ケア
キーワード
ヘルス・ビューティーセルフケア健康生活習慣食生活
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寒さと乾燥で免疫力が弱まる冬には「冬の養生方法」が、暖かくなり新陳代謝が活発になる春には「春の養生方法」があります。とくに冬から春にかけては、気候が大きく変わりますので、さまざまな不調が出やすい季節です。
今から不調を未然に防ぎ、健やかで快適にすごせるようにする「毎日の養生」を始めてみませんか?
出典:unsplash.com

寒さと乾燥で免疫力が弱まる冬には「冬の養生方法」が、暖かくなり新陳代謝が活発になる春には「春の養生方法」があります。とくに冬から春にかけては、気候が大きく変わりますので、さまざまな不調が出やすい季節です。
今から不調を未然に防ぎ、健やかで快適にすごせるようにする「毎日の養生」を始めてみませんか?

生活の養生方法

季節に適した養生方法は、その季節を快適にすごすだけでなく、その次の季節もよい状態で迎えることができます。「養生」といっても特別難しいことをするわけではありません。日々の生活のなかで簡単にできることや、すごし方に気を付けるだけでいいのです。
出典:unsplash.com

季節に適した養生方法は、その季節を快適にすごすだけでなく、その次の季節もよい状態で迎えることができます。「養生」といっても特別難しいことをするわけではありません。日々の生活のなかで簡単にできることや、すごし方に気を付けるだけでいいのです。

冬のすごし方

寒さの厳しい冬は、一年の疲れを養生し、春の始まりに備えるとき。ゆったりのんびりとすごし、頑張りすぎないのが、エネルギーを浪費しないためにも大切です。
新しく何かを始めたり、あれもこれもと欲を出したりするのは控え、守りに徹します。気持ちも体力も冬の間は温存しておくことで、草花が芽吹く春に健やかに活動できるようになるのです。
出典:unsplash.com

寒さの厳しい冬は、一年の疲れを養生し、春の始まりに備えるとき。ゆったりのんびりとすごし、頑張りすぎないのが、エネルギーを浪費しないためにも大切です。
新しく何かを始めたり、あれもこれもと欲を出したりするのは控え、守りに徹します。気持ちも体力も冬の間は温存しておくことで、草花が芽吹く春に健やかに活動できるようになるのです。

春のすごし方

緑が芽吹きだし、動物が冬眠から目覚める春は、人間の体も同じように冬の眠りから目覚め、新陳代謝が活発になります。心や体にたまった老廃物を外に出し、新たに生まれ変わる季節です。
旬のものを食べ、適度に体を動かして、いい香りを嗅ぐのが、春を健やかにすごすコツ。心と体をやわらかに保っておけば、環境の変化によるストレスにも柔軟に対応できます。
出典:unsplash.com

緑が芽吹きだし、動物が冬眠から目覚める春は、人間の体も同じように冬の眠りから目覚め、新陳代謝が活発になります。心や体にたまった老廃物を外に出し、新たに生まれ変わる季節です。
旬のものを食べ、適度に体を動かして、いい香りを嗅ぐのが、春を健やかにすごすコツ。心と体をやわらかに保っておけば、環境の変化によるストレスにも柔軟に対応できます。

食の養生方法

風邪を引いたときはショウガを食べて体を温めたり、暑い夏には熱を冷ますキュウリを食べたり。「食べ物には温めたり冷ましたりする性質がある」ということは、みなさん経験的にご存知ですよね。このように、季節や体調の変化に合わせて食べ物の性質を用いるのが「食の養生方法」です。いつもの食事に取り入れやすいレシピも合わせてご紹介します。
出典:unsplash.com

風邪を引いたときはショウガを食べて体を温めたり、暑い夏には熱を冷ますキュウリを食べたり。「食べ物には温めたり冷ましたりする性質がある」ということは、みなさん経験的にご存知ですよね。このように、季節や体調の変化に合わせて食べ物の性質を用いるのが「食の養生方法」です。いつもの食事に取り入れやすいレシピも合わせてご紹介します。

体のバリア機能を高める

冬の寒さや乾燥、春先の気温差など、外界の刺激から身を守っているのが「体のバリア機能」です。過労や睡眠不足などでエネルギーを消耗すると、体のバリア機能も弱まってしまいます。風邪を引いたり、疲れが取れなかったりといった症状を防ぐためにも、体のバリア機能を高める食材を毎日の食事に取り入れましょう。
長芋、にんじん、ピーマン、パプリカ、カボチャ、タマネギ、ネギ、ショウガ、ミョウガ、キノコ類がおすすめです。
出典:

冬の寒さや乾燥、春先の気温差など、外界の刺激から身を守っているのが「体のバリア機能」です。過労や睡眠不足などでエネルギーを消耗すると、体のバリア機能も弱まってしまいます。風邪を引いたり、疲れが取れなかったりといった症状を防ぐためにも、体のバリア機能を高める食材を毎日の食事に取り入れましょう。
長芋、にんじん、ピーマン、パプリカ、カボチャ、タマネギ、ネギ、ショウガ、ミョウガ、キノコ類がおすすめです。

かぼちゃときのことベーコンのホットサラダ by 笠原知子 | レシピサイト「Nadia | ナディア」
カボチャやキノコ類を使った、レンジで手軽に作れるレシピです。

朝のお粥で一日をスタート

起床時は一日のなかでも体温が低い時間帯で、冷えた体を温めるためにエネルギーを必要とします。朝から冷たいサラダやスムージーを食べると、さらに体を冷やしてエネルギーを余分に消耗することに。
お腹の中から体を温めるためにも、胃腸にもやさしいお粥がおすすめです。血行が良くなり、体もほぐれ、一日を元気にスタートできます。
出典:

起床時は一日のなかでも体温が低い時間帯で、冷えた体を温めるためにエネルギーを必要とします。朝から冷たいサラダやスムージーを食べると、さらに体を冷やしてエネルギーを余分に消耗することに。
お腹の中から体を温めるためにも、胃腸にもやさしいお粥がおすすめです。血行が良くなり、体もほぐれ、一日を元気にスタートできます。

とろとろお粥。 by 栁川かおり | レシピサイト「Nadia | ナディア」
10分で完成する、カンタンお粥の作り方です。

冬は潤いを補う食材をプラス

冬の乾燥した空気は、お肌だけでなく体内の潤いも奪います。体内の水分が少なくなることで、わたしたちの体を守ってくれている粘膜の働きも低下することに。冬は体を温める食材とともに、潤いを補う食材も取り入れましょう。
豚肉、カニ、エビ、里芋、白菜、長芋、卵、豆腐、黒豆、昆布、ごま、ハチミツやオリーブオイルがおすすめです。
出典:

冬の乾燥した空気は、お肌だけでなく体内の潤いも奪います。体内の水分が少なくなることで、わたしたちの体を守ってくれている粘膜の働きも低下することに。冬は体を温める食材とともに、潤いを補う食材も取り入れましょう。
豚肉、カニ、エビ、里芋、白菜、長芋、卵、豆腐、黒豆、昆布、ごま、ハチミツやオリーブオイルがおすすめです。

メインになっちゃう白菜と豆腐の玉子とじ by すがたなみ(菅田奈海) | レシピサイト「Nadia | ナディア」
白菜や卵、豆腐を使った、ヘルシーでボリュームたっぷりおかずのレシピです。

春は酸味のある食べ物を

春は環境の変化もあって、ストレスを感じやすい季節でもあります。陽気の高まりに対応しきれず情緒不安定になったり、自律神経が過剰に働いて心身に不調をきたしたりすることも。
柑橘類やイチゴ、スモモなどの果物のほか、酢の物やフルーツビネガーなど、酸味のある食べ物がおすすめです。滞ったエネルギーの巡りをよくし、イライラを緩和してくれます。
出典:

春は環境の変化もあって、ストレスを感じやすい季節でもあります。陽気の高まりに対応しきれず情緒不安定になったり、自律神経が過剰に働いて心身に不調をきたしたりすることも。
柑橘類やイチゴ、スモモなどの果物のほか、酢の物やフルーツビネガーなど、酸味のある食べ物がおすすめです。滞ったエネルギーの巡りをよくし、イライラを緩和してくれます。

柑橘香るキャロットラぺ by 楠みどり | レシピサイト「Nadia | ナディア」
柑橘を加えた副菜のレシピです。作り置きにもいいですね。

症状別の養生方法

季節ごとの養生をしていないと、次の季節にも不調となって表れることは既にお伝えしましたね。冬の養生が不十分だと、春に不調が出やすくなるということです。とはいえ、気候の変化に加えて環境も大きく変わる春は、どうしても不快な症状が出てしまうことも。ここでは、よくある症状別の養生方法をご紹介します。
出典:unsplash.com

季節ごとの養生をしていないと、次の季節にも不調となって表れることは既にお伝えしましたね。冬の養生が不十分だと、春に不調が出やすくなるということです。とはいえ、気候の変化に加えて環境も大きく変わる春は、どうしても不快な症状が出てしまうことも。ここでは、よくある症状別の養生方法をご紹介します。

冷え

冷えきって体が動かない、寝付けないほど体が冷える……。そんな頑固な冷えには、血の巡りをよくするのがいちばんです。朝は徐々に体をほぐし、夜はじっくり温めるのがポイント。
出典:unsplash.com

冷えきって体が動かない、寝付けないほど体が冷える……。そんな頑固な冷えには、血の巡りをよくするのがいちばんです。朝は徐々に体をほぐし、夜はじっくり温めるのがポイント。

●朝の養生方法
・寝転んだまま手のひらをこすり合わせる
・寝転んだまま指先をマッサージする
・座って足首をもむ
・耳をつまんでやさしく引っ張る
・頭皮をやさしくブラッシング
●夜の養生方法
・粗塩入りの足湯に10分間つかる
・「三陰交」にお灸をすえる
・靴下のつま先をアルミホイルでおおう
・お風呂で首すじをマッサージ
・布団の足もとにアルミシートを敷く

ストレス

仕事や住まいが変わったり、生活スタイルが今まで通りいかなくなったりする春は、ストレスを感じやすい季節です。イライラやうつうつはためこまず、手軽にできる方法で心を軽やかに保ちましょう。
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仕事や住まいが変わったり、生活スタイルが今まで通りいかなくなったりする春は、ストレスを感じやすい季節です。イライラやうつうつはためこまず、手軽にできる方法で心を軽やかに保ちましょう。

●ストレス対策の養生方法
・太陽の光を浴びる
・あたたかくてフワフワしたものを触る
・ゆったりとした呼吸で心のストレッチ
・ストレス手帳をつけて客観的に見る
・心を落ち着かせるツボ「労宮」を押す

花粉症やアレルギー

鼻炎や花粉症、皮膚炎などのつらいアレルギー症状。ストレスや不摂生などで心身のバランスが崩れることで、症状が悪化することも。体質を改善し、症状を抑えるために、日頃から養生することが大切です。
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鼻炎や花粉症、皮膚炎などのつらいアレルギー症状。ストレスや不摂生などで心身のバランスが崩れることで、症状が悪化することも。体質を改善し、症状を抑えるために、日頃から養生することが大切です。

●アレルギー対策の養生方法
・おなかと背中のマッサージで胃腸の働きを高める
・おなかを膨らませたりへこませたりして腸粘膜機能を高める
・体の力を抜いて目を閉じ、ストレスを追い出す
・加熱した葉野菜や海藻類をたっぷりとる
・加湿器を使って乾燥を防ぐ

頭痛

過労や多忙、ストレスなどで、つらい頭痛に悩まされる方も多いですよね。冷えや熱、湿気などの外的要因や、不摂生な食事で老廃物がたまることも頭痛の原因に。血の巡りをよくし、睡眠を十分にとることに加え、毎日の養生で頭痛を防ぎましょう。
出典:unsplash.com

過労や多忙、ストレスなどで、つらい頭痛に悩まされる方も多いですよね。冷えや熱、湿気などの外的要因や、不摂生な食事で老廃物がたまることも頭痛の原因に。血の巡りをよくし、睡眠を十分にとることに加え、毎日の養生で頭痛を防ぎましょう。

●頭痛対策の養生方法
・強風やエアコンなど直接風を浴びない
・1時間に1回は屈伸や肩回しをする
・好きなことに没頭する時間をもつ
・味の濃いもの、甘いもの、脂っこいものは避ける
・入浴時、頭や首周りにホットタオルパックをする

毎日の養生で、備えあれば憂いなし!

春を健やかに迎えるための「毎日の養生方法」をご紹介しました。養生の効果はすぐに出るものではなく、日々の積み重ねが次の季節に生きてくるものです。コツコツと毎日の養生を続けて、新しい季節を健やかに迎えてくださいね。
出典:unsplash.com

春を健やかに迎えるための「毎日の養生方法」をご紹介しました。養生の効果はすぐに出るものではなく、日々の積み重ねが次の季節に生きてくるものです。コツコツと毎日の養生を続けて、新しい季節を健やかに迎えてくださいね。

今回画像をお借りしたサイトさまのページはこちらです。
ご紹介したほかにも、日頃の養生に役立つレシピが参考になりますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
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