呼吸による簡単トレーニング「ドローイン」で、体幹を鍛えよう!
「ドローイン」は『自分の呼吸で腹筋を鍛える』というユニークなトレーニング方法です。手軽に始められる上、これまでの運動経験などにも左右されず、誰でも簡単に取り組むことができるので、一度、トライしてみて損はありません。
今回は、ドローインの基本的なやり方や、応用する方法をご紹介。普段の習慣として実践できるように、頑張ってみましょう!
「ドローイン」とは
メリット1|お腹まわりが引き締まり、すっきりしていく
「内側から内臓をしっかりと支えることができるようになる」ということは、お腹まわりをシェイプアップできるということ。
また、内臓が正しい位置に収まるようになるので、前に出ていたお腹が引っ込むといわれています。
お腹周りがすっきりすると、体全体の見た目もすっとした印象に変わっていきますよね。
メリット2|姿勢が良くなる
深くしっかりと呼吸をすると胸が大きく開きます。自然と胸が開くので、猫背が解消され、姿勢も整っていきます。
また、腹横筋を鍛えることで、体の軸をしっかりと支えられるようになるので、姿勢が良くなるとも言われています。
メリット3|基礎代謝が上がる
加齢に伴って基礎代謝はだんだんと落ちていきますが、筋肉量をアップすることで基礎代謝もあげることができます。
「ドローイン」を行って、眠ったままだった腹横筋を鍛えると、筋肉量がアップし、基礎代謝があがります。基礎代謝が上がると、脂肪も燃えやすくなります。
メリット4|いつでもどこでも出来る!そしてお金の負担はゼロ
思い立ったらいつでもすぐ!
「ドローイン」は特別な道具も必要ありませんし、短時間ですぐにできます。ふとした空き時間にも気軽にできるので、日常生活のあらゆるシーンに簡単に組み込めます。
思い立ったらすぐにできるということは、一日のうち、何度でも繰り返してトレーニングできるということです。運動を習慣化するとき、手軽にできるかどうかはとても大切なことですよね。
どこでもできる
【これが基本】ドローインのやり方(お腹を意識した呼吸法)
初めてドローインを行う方が多いと思いますので、今回は、まず仰向けの体勢のドローインをご紹介します。横に全身鏡を置いたり、お腹に手を当てたりして行ってみると、自分の呼吸の様子の変化が分かります。
1.3秒くらいかけて、お腹を膨らませるように、鼻からゆっくり息を吸う
2.お腹をへこませることを意識しつつ、口からゆっくり息を吐いていく
お腹をぐーっと沈みこませるように、へこませながら、ゆっくり息を吐ききります。
3.お腹がへこんだまま数十秒、呼吸(息を鼻から吸って口から吐く)する
この約30秒の間は息を止めるのではなく、お腹がぺたんこのまま、ゆっくり呼吸(息を、鼻から吸って口から吐く)してください。お腹がぺたんこのままなので、胸を膨らませる浅い呼吸のイメージです。
約30秒経ったら、ゆっくり息を吸いながらお腹を元の状態にもどしていきます。
【分かりやすい動画でも確認】姿勢別で、ドローインをおさらい
仰向けで行う「ドローイン」
座って行う「ドローイン」
立ったまま行う「ドローイン」
【アドバイス】ドローインの効果を高める為の3ポイント
息は止めない
お腹をただへこませるだけでは効果が半減してしまいます。お腹をできるだけへこませた状態をキープしながら、呼吸を止めないこともとても大切です。
ただお腹をへこますことにフォーカスしてしまうと、息を止めてしまいがち。お腹をへこませたうえで、息をすることを忘れないように、トライしてみましょう。
「腹横筋を使って、ぐーっと圧力をかける」感覚を、体に染みこませて
お腹をぺたんこにするときは、腹横筋をしっかりと使ってお腹を内側に押し込んで息を吐くというイメージを持つことが大切です。
ぐーっとお腹に圧力をかけて、より深い部分を使うことができるようになります。
食後すぐにはやらない
【日常で実践!】ドローインを「習慣化」してみよう
朝目が覚めたら、そのままドローイン
朝、ベッドで目が覚めたら、起き上がる前にそのままドローイン。ゆっくりと深く呼吸をすることで、目も覚めて、体がじんわりと温まっていきます。
歯磨きしながら、ドローイン
電子レンジを待つ間に、ドローイン
信号が変わるまで、ドローイン
赤信号に引っかかってしまったら、次の青信号になるまで、ドローインしてみましょう。比較的、短い時間であることが多いですから、深くしっかりとできるように、ぐっとお腹に力を入れて行いましょう。
電車の中で、ドローイン
電車の中ではついついスマホを見ながら、だらだら過ごしてしまいがち。それなら、自分磨きのためにも、目的地までの時間をドローインで過ごしてみましょう。
慣れてきたら、スマホを見たり、本を読んだりもできますが、初心者さんはまずはお腹に集中すると、効果的な時間が過ごせます。
デスクワーク中にも、ドローイン
デスクワーク中にも、休憩するタイミングに合わせてドローインを取り入れてみましょう。慣れてきたら、パソコンで作業をしながらでもドローインできるようになっていきます。
スーパーのレジ待ち中は、ドローイン
テレビを見ながら、ドローイン
お風呂の中で、ドローイン
お風呂タイムは美を磨く時間だと考え、ドローインを取り入れると、毎日必ず1度はトレーニングを行えるようになります。ゆったりする時間のひとときをドローインに使って、お腹痩せしてみましょう。だんだんと深く、しっかりとドローインできるようになるのが、実感できます。
ベッドに入ったら、ドローイン
寝る前にも軽くドローイン。寝る前の激しい運動はNGですが、深く呼吸を行うドローインは、体と心を落ち着ける意味でも効果的。眠りにつく前の儀式としてドローインを取り入れてみるのもおすすめです。
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「ドローイン」を習慣化して、体も健康も自信をつけて
誰でも簡単にできる「ドローイン」。試してみたくなりますよね。ほんの小さな運動でも、長く続けて習慣化できれば、大きな一歩となることは間違いありません。
お腹周りが気になったときが始めるタイミング!正しい「ドローイン」で、すっきりお腹を手に入れてみて下さいね♪
「ドローイン」とは腹式呼吸をしながら、息を吸うタイミングでお腹を大きくふくらませ、息を吐くタイミングでぐっとお腹をへこませ、腹横筋を鍛えるトレーニング方法です。
体の奥にある内臓を支える筋肉を鍛える効果が認められており、注目を集めているんです。
呼吸法なので、例えば、プランクをしながらドローインをすると、さらに相乗効果が期待できます。