肉や魚などの具材を細かく刻み、ペースト状あるいはムース状に練り上げたものを「パテ（pâté）」といいます。これはフランスでは定番料理。バゲットに塗っていただきます。

イタリアでは、薄切りにしたバゲットにパテを塗ったものを「クロスティーニ」と言い、前菜として食べられています。

一方、「ディップ」は、野菜スティックやクラッカー、パンなどにつけて食べるクリーム状のソースのこと。どちらも、家庭でも手軽に作れるレシピがたくさんあるので、家にある材料やその日の気分に合わせて、いろいろアレンジして楽しんでみて。

アボカドを使ったクリーミィなディップ。シンプルなレシピもいいけれど、パクチーやクミンを効かせてちょっとエキゾチックな風味にしても、またおいしいんです。

なすとパルミジャーノチーズ使ったディップは、コクがあってやさしくて、なんとも奥深い味なのに、作り方は意外と簡単！

３ステップのレシピで人気の料理家、ヤミーさんのレシピです。ぜひおためしあれ！！

オレンジ色が鮮やかなキャロットディップ。クリームチーズの代わりに、水切りヨーグルトに混ぜてヘルシーに仕上げるのもおすすめです。

好みのキノコで作るパテ。きのこの香りがふんわり口のなかに広がって、こっくり深い味わい。ワインと交互にいただいたら、とまらなくなっちゃいそうなおいしさです！

ほうれん草のペーストは見た目にも鮮やか。クリーミーな味わいです。仕上げにピンクペッパーを乗せても可愛いですね！

こっくり甘いかぼちゃとクリームチーズの組み合わせのディップは、食事でもおやつでも使えるレシピ。ナッツやシナモンを加えるとぐんと奥深い味わいになりますよ。

ちょっと珍しい西洋野菜「ラディッキオ」のペースト。ワインレッドと白のコントラストが美しいですね。ほんのり苦味がきいた大人の味わいです。

鶏のレバーを使った濃厚なパテは鉄分など栄養満点！ワインのお供にいかがですか？

パテとよく似た料理で、フランスでは、リエット（Rilletes）といって、肉をラードで煮て容器に入れて固めた保存食があります。少しお肉の塊が残っていて、パテよりもさらにボリュームがあります。

本格派のパテですが、なんとほとんどがフードプロセッサーとオーブンでの調理でできちゃうというから驚き。前日に作って冷蔵庫でしっかり寝かしておくと、味がなじんでおいしくなるそうです。こちらは旬の枝豆を入れたアレンジ。

季節によって素材を変えても楽しそうです。

秋刀魚のブランダード。「ブランダード」とはプロヴァンス語でかき混ぜるという意味。仕上げにディルとピンクペッパーをアクセントにすることで、生臭さが消え爽やかな味わいに♪

ぜひ覚えておきたい、定番のサーモンパテ。細かく刻んだスモークサーモンとほかの材料を混ぜ合わせるだけの簡単レシピ。ディルを添えるとぐんと本格的な味わいになりますよ。

こちらはサーモンパテでも豆腐や白ごまも取り入れたちょっぴりヘルシーなパテ。カロリーが気になる人はこちらもおすすめです♪

さば水煮缶を使ったレバーペースト風ディップです。缶詰だからいつでも手軽に作れますね！

ツナ缶とクリームチーズで作るディップ。買い置きしておける食材で作れるから、急な来客のときにも重宝します。ニンニクを使わないので、朝食にもぴったりの一品です。

フードプロセッサーいらず、混ぜるだけ！デザートの出来上がり☆ほんのりやさしい甘さのチーズディップはパンにもクラッカーにもオススメ！

こちらはマスカルポーネチーズとフルーツジャムを混ぜ合わせただけのフルーティなディップ。ジャムはブルーベリー、いちご、マーマレード、なんでもOK♪ベーグルやマフィンにもよく合いそうですよね。

電子レンジで加熱したサツマイモに、レーズンとローストしたくるみ、クリームチーズを混ぜ合わせます。はちみつの優しい甘みが感じられる一品です。

ブルーベリーの紫色がとってもきれいな、フルーティーで甘酸っぱいディップ。ジャムを使うからとってもお手軽ですね！

爽やかなきんかんとチーズの相性抜群のディップです。オレンジ色がとっても鮮やかですね！クラッカーにつけてワインと一緒にどうぞ！

レシピによっては、パンに塗ったあと、こんがり焼き目をつけてもおいしそう♡楽しみ方はあなた次第。今回の記事を参考に、ぜひいろんな味を試してみてください！