寒い日に食べたい♪あったかご当地グルメ「東北の郷土汁」レシピ集

寒い日に食べたい♪あったかご当地グルメ「東北の郷土汁」レシピ集

寒さが厳しい東北地方では、体をポカポカに温める汁物が郷土料理として根付いています。栄養も豊富で食べ応えも抜群!メイン料理にもなるご当地郷土汁を我が家でも楽しみませんか? 東北で長年愛される伝統の味とレシピをご紹介します。2021年10月23日作成

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グルメ
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寒い日に食べたい東北の美味しい汁物

寒い日に食べたい♪あったかご当地グルメ「東北の郷土汁」レシピ集
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寒さが厳しい東北の秋冬。昔から体を温めるための汁物が郷土料理として発展してきました。現在でもご当地グルメとして全国的にも注目を集め、イベントで振舞われたりお土産品として大人気。そんな東北の伝統的な味わいの汁物をご家庭でも楽しみましょう。

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ご当地汁を楽しむポイント

鍋は“大きめ”がオススメ

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東北で食べられている汁物は、基本的に具だくさんなものが多いため、大きめの鍋で作るのがオススメです。たくさん作ることで具材に味が染みわたり、美味しさにもより深みが増しますよ。

具材はアレンジOK

寒い日に食べたい♪あったかご当地グルメ「東北の郷土汁」レシピ集
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昔ながらの郷土汁は、同じ名前の料理であっても、家庭や地域によって具材が異なることもよくあります。必ずレシピ通りの具材で作らなければいけないという決まりはないので、お好みにアレンジしてもOKです。

迷ったときは、旬野菜の大根やごぼう、ニンジン、ネギといった野菜を入れると馴染みよく、体も温めてくれるはずですよ。

【郷土汁レシピ】家庭で作りたい東北の味わい

東北を代表する汁もの「芋煮」

山形、宮城、福島、岩手と東北の広い範囲で親しまれている「芋煮」。地域ごとに具材や味付けが異なるものの、里芋をメインとした根菜や牛肉、豚肉を煮込んだ具沢山の汁です。収穫の時期となる秋には、各地で芋煮会が開かれるなど、イベントとしても盛り上がりを見せ、東北を代表するご当地汁として人気があります。

山形風牛肉芋煮

山形の内陸に多い牛肉&醤油ベースの芋煮は、すき焼きのような牛肉の旨味が広がる贅沢な味わいが特徴です。丁寧にアクを取り、砂糖で甘めに味付けをするのがポイントです。
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山形の内陸に多い牛肉&醤油ベースの芋煮は、すき焼きのような牛肉の旨味が広がる贅沢な味わいが特徴です。丁寧にアクを取り、砂糖で甘めに味付けをするのがポイントです。

山形の味!芋煮の作り方【E・レシピ】

宮城風豚肉芋煮

宮城県の芋煮は、豚肉&味噌ベース。お酒のふくよかな香りが漂う仙台味噌を使うと本格的に仕上がります。ジャガイモを使う豚汁とは、一味違う里芋の味わいがたまりませんよ。
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宮城県の芋煮は、豚肉&味噌ベース。お酒のふくよかな香りが漂う仙台味噌を使うと本格的に仕上がります。ジャガイモを使う豚汁とは、一味違う里芋の味わいがたまりませんよ。

秘密のケンミンショー紹介「宮城の芋煮」 by べにゆうさん | レシピブログ

【青森】せんべい汁

冷害が多い地域で貴重な保存食とされていた南部せんべいを汁に入れた「八戸せんべい汁」。お土産品としても定着した、知名度の高いご当地グルメのひとつです。すいとんのコシを強くしたような独特の歯ごたえで、きのこなどの具材から出るダシが絡み合うとまさに絶品です。
舞茸やシイタケから出る出汁が染みこんだせんべいの味わいは格別。手で割ってお好みの硬さまで煮込むことで、染み染みになりますよ。南部せんべいはお菓子用など、味がついているタイプも販売されているのでおつゆ用を選びましょう。
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舞茸やシイタケから出る出汁が染みこんだせんべいの味わいは格別。手で割ってお好みの硬さまで煮込むことで、染み染みになりますよ。南部せんべいはお菓子用など、味がついているタイプも販売されているのでおつゆ用を選びましょう。

せんべい汁青森の郷土料理をご家庭で! by Little Darling | レシピサイト Nadia

【青森】じゃっぱ汁

青森の津軽弁で“雑把”という意味がある「じゃっぱ」。ぶつ切りにした野菜や魚のアラを味噌で溶いた汁です。魚には、鮭が使われることもありますが、タラを用いるのが一般的です。白子や肝などの内臓も一緒に入れることで、濃厚な味わいに仕上がります。
海鮮の旨味が味噌ベースの汁とよく合います。魚の臭みを消すためにも、酒をしっかりと利かせて作りましょう。また、ネギを仕上げに添えると風味もアップ。ゴロゴロとさせた野菜も満足度大です。
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海鮮の旨味が味噌ベースの汁とよく合います。魚の臭みを消すためにも、酒をしっかりと利かせて作りましょう。また、ネギを仕上げに添えると風味もアップ。ゴロゴロとさせた野菜も満足度大です。

レンコンと牛肉のきんぴら、タラのじゃっぱ汁 by 高野俊一さん | レシピブログ

【青森・秋田】けの汁/きゃの汁

青森県の津軽地方から秋田県にかけて、無病息災を願い親しまれている「けの汁」。秋田県では「きゃの汁、きゃのこ」と呼ばれています。細かく刻んだ根菜や山菜、凍豆腐、などを煮込み、味噌または醤油で味付けした食べ応えのある汁物。小正月に食べられ、七草粥に相当する伝統料理でもあります。
具沢山のためコクのある味わいが広がります。山菜や豆は、水煮を使って手間を省いて作りましょう。火が通りにくい人参などを先に入れ、潰れやすい豆腐や大豆は後に入れるのがポイントです。作った翌日には、味が馴染みより美味しく食べられます。
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具沢山のためコクのある味わいが広がります。山菜や豆は、水煮を使って手間を省いて作りましょう。火が通りにくい人参などを先に入れ、潰れやすい豆腐や大豆は後に入れるのがポイントです。作った翌日には、味が馴染みより美味しく食べられます。

津軽の郷土料理 けの汁 by 村越仁美 | レシピサイト Nadia

【秋田】きりたんぽ汁

大館市を本場とする秋田県の代表的なご当地グルメ「きりたんぽ」。つぶしたうるち米を棒に巻き付けて焼いたたんぽ餅を、比内地鶏と一緒に醤油ベースで煮込んだ汁物です。セリ、舞茸も具材に使われ、香りや食感のよさも◎
地鶏の旨味が上品が広がるきりたんぽ汁。きりたんぽを手作りするときは、粘りの強いあきたこまちのお米を使うのがポイントです。セリの代わりに、三つ葉を代用しても爽やかな風味に仕上がります。
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地鶏の旨味が上品が広がるきりたんぽ汁。きりたんぽを手作りするときは、粘りの強いあきたこまちのお米を使うのがポイントです。セリの代わりに、三つ葉を代用しても爽やかな風味に仕上がります。

鶏とごぼうのきりたんぽ汁風ボリューム汁物 by 山本リコピンさん | レシピブログ

【秋田】だまこ汁

きりたんぽの原型とも言われている「だまこ汁」。お手玉を意味する“だまこ”は、その名の通り短く丸い形をしているのが特徴で、表面を焼かずに使います。きりたんぽ汁と同じような醤油ベースで作ることが一般的ですが、もともとはワカサギやフナなどの魚介に味噌ベースの汁でした。そのため、煮干しダシの味噌ベースで作るだまこ汁もあります。
あっさりめの汁で、優しい味わいが広がります。だまこを作るときに片栗粉を入れると煮崩れしにくくなります。水菜を入れることで、シャキシャキとした食感が柔らかなだまことマッチします。
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あっさりめの汁で、優しい味わいが広がります。だまこを作るときに片栗粉を入れると煮崩れしにくくなります。水菜を入れることで、シャキシャキとした食感が柔らかなだまことマッチします。

しいたけの旨味たっぷり♪具沢山だまこ鍋 by あーちゃん | レシピサイト Nadia

【秋田・山形】納豆汁

山形県や秋田県の郷土料理である「納豆汁」は、豊臣秀吉も食べていた歴史ある伝統的な料理。江戸においても一般的な納豆の食べ方として浸透していました。納豆を潰し、味噌ベースの汁であることが基本です。山菜や根菜をたっぷりと含んで、タンパク質も取れる栄養豊富さが魅力です。
とろみとコクでまろやかな味わいの納豆汁。手間を省きたい方はひきわり納豆を使うと簡単に作ることができます。山菜も入れるところが東北らしいポイントなので、水煮など手軽に入るものを使ってくださいね。
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とろみとコクでまろやかな味わいの納豆汁。手間を省きたい方はひきわり納豆を使うと簡単に作ることができます。山菜も入れるところが東北らしいポイントなので、水煮など手軽に入るものを使ってくださいね。

しいたけたっぷり・具沢山納豆汁 by Junya | レシピサイト Nadia

【山形】どんがら汁

山形県の庄内地方で食べられている「どんがら汁」。船の上や浜辺で食べていたのが始まりとされる漁師飯で、捨てるところがない寒ダラの頭から内臓までを丸ごと入れた味噌ベースの汁です。山形県の鶴岡市や酒田市では、給食のメニューになったり、祭りも開催されるほど身近な郷土汁として親しまれています。
海鮮の濃厚な旨味とコクが広がるどんがら汁。真ダラはぶつ切りにして酒、塩で茹でてから内臓を一緒に煮込みます。アクを丁寧に取ることで臭みもなくなります。ネギはもちろん岩ノリを添えると風味よく仕上がります。
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海鮮の濃厚な旨味とコクが広がるどんがら汁。真ダラはぶつ切りにして酒、塩で茹でてから内臓を一緒に煮込みます。アクを丁寧に取ることで臭みもなくなります。ネギはもちろん岩ノリを添えると風味よく仕上がります。

真鱈のどんがら汁 by きゃりあおばさんさん | レシピブログ

【岩手】まめぶ汁

NHKの朝ドラにも登場した事から話題となった「まめぶ汁」は、岩手県久慈市の郷土料理です。クルミや黒砂糖を包んだ団子やかんぴょう、シイタケなどを入れ、冠婚葬祭時にも振舞われます。あまじょっぱい味わいが特徴で、ドラマの中ではおかずかおやつかわからない微妙な食べ物と、印象的な表現により認知度が全国区に広がりました。
醤油ベースの汁のため、あまじょっぱい味わいが絶妙にマッチし、クセになる人が続出です。人参やシメジといったクセのない具材との相性がgood。まめぶの団子は冷凍保存できるので、まとめて作るのがオススメです。
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醤油ベースの汁のため、あまじょっぱい味わいが絶妙にマッチし、クセになる人が続出です。人参やシメジといったクセのない具材との相性がgood。まめぶの団子は冷凍保存できるので、まとめて作るのがオススメです。

じぇじぇじぇな まめぶ汁! by あやかさん | レシピブログ

【宮城】ドンコ汁

宮城県の三陸地域の名物でもある「ドンコ汁」。ドンコは秋から冬にかけて旬を迎える魚で、エゾイソアイナメやチゴダラの別名を持ちます。お金が貯まるといわれる縁起魚でもあり、大漁や商売繁盛を祈願して食べられています。タラやアンコウのように肝の濃厚な味わいが楽しめます。
味噌のコクが広がり、クリーミーでぷりぷりな魚の旨味が詰まったドンコ汁。魚は熱湯にくぐらせ、身が白くなったら冷水にさらし、臭味の原因となる汚れを落としてください。肝と一緒に味噌を溶いて、アクも丁寧に取ることで、絶品の美味しさに仕上がりますよ。
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味噌のコクが広がり、クリーミーでぷりぷりな魚の旨味が詰まったドンコ汁。魚は熱湯にくぐらせ、身が白くなったら冷水にさらし、臭味の原因となる汚れを落としてください。肝と一緒に味噌を溶いて、アクも丁寧に取ることで、絶品の美味しさに仕上がりますよ。

【旨魚料理】ドンコの痛風鍋 by まるかつさん | レシピブログ

【岩手・宮城・福島】はっと汁

岩手県の奥州、宮城の登米、福島などで親しまれている「はっと汁」。小麦粉を練って寝かせることにより、すいとんをツルツルモチモチに仕上げたかのような食感が特徴です。その昔、米の代用品として農民の間で食べられていたはっとですが、その美味しさ故に、米作りが疎かになると危惧した大名が禁止にしたということから、ご法度(はっと)といった一説が残っています。
上品で奥深いダシの旨味が広がるはっと汁。あぶら麩が手に入りにくい場合は、油揚げを代用しましょう。はっと生地は、重なると団子状になりやすいので、バラしながら鍋に入れて煮込むようにしてくださいね。
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上品で奥深いダシの旨味が広がるはっと汁。あぶら麩が手に入りにくい場合は、油揚げを代用しましょう。はっと生地は、重なると団子状になりやすいので、バラしながら鍋に入れて煮込むようにしてくださいね。

【レシピ】宮城県登米市の郷土料理「はっと」 by ビストロパパさん | レシピブログ

【福島】こづゆ

福島県会津で、武家料理や庶民のごちそうとして広まった「こづゆ」。会津塗(朱塗)の器や専用のこづゆ椀などによそって、現在でも晴れの日のごちそうとして振る舞われています。魚介の乾物でダシを取り、豆麩やきくらげなど最低でも5種類以上が入った具だくさんなお吸い物です。
柔らかな豆麩とコリコリとしたきくらげの異なる食感が楽しいこづゆ。干し貝柱ときくらげを1時間以上水に浸しておくことで、しっかりダシが抽出されます。手間がかかる分、おもてなし料理としても最適です。
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柔らかな豆麩とコリコリとしたきくらげの異なる食感が楽しいこづゆ。干し貝柱ときくらげを1時間以上水に浸しておくことで、しっかりダシが抽出されます。手間がかかる分、おもてなし料理としても最適です。


こづゆ by 春菜食堂さん | レシピブログ

東北のあったかグルメを満喫しましょ

寒い日に食べたい♪あったかご当地グルメ「東北の郷土汁」レシピ集
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具だくさんで食べ応えのある東北の郷土汁は、寒い日であればあるほど美味しく感じられるはず。体がポカポカと温まり、幸せな気持ちになれる料理です。旅先で本場の味を食べるのもよいですが、ぜひご家庭でも楽しんでみてくださいね。
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