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魚が苦手…その理由は?
「魚は体にいい」とよく言われますが、あまり得意ではない、むしろ「苦手で食べられない…」というお悩みも少なくありません。肉と同じく体に必要なタンパク質の供給源なので、できれば食べる機会を増やしたいですね。
魚とお肉の違いってなんだろう?
出典:unsplash.com
「魚は体にいい」と言われる、その根拠はなんでしょうか。栄養から見た肉との大きな違いの一つが、脂質の種類です。
・肉に多く含まれる→飽和脂肪酸
・魚介類に多く含まれる→不飽和脂肪酸
肉に多い飽和脂肪酸は、摂りすぎるとコレステロール値の上昇の原因となったりしますが、魚に多い不飽和脂肪酸は、一般的に中性脂肪、悪玉コレステロール(LDL/悪玉)などの上昇を抑えてくれる働きがあるとされています。
・肉に多く含まれる→飽和脂肪酸
・魚介類に多く含まれる→不飽和脂肪酸
肉に多い飽和脂肪酸は、摂りすぎるとコレステロール値の上昇の原因となったりしますが、魚に多い不飽和脂肪酸は、一般的に中性脂肪、悪玉コレステロール(LDL/悪玉)などの上昇を抑えてくれる働きがあるとされています。
「お肉が好き」な人ほど、魚を食べる機会も増やしてみよう
出典:unsplash.com
もちろん、肉を食べる事にもメリットがあります。牛肉には鉄分が多く含まれており、豚肉には糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、鶏肉には皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAが含まれています。ただ、肉は同時に脂質の摂取過剰になりがちです。そこに中性脂肪を低下させる効果が期待できる魚を取り入れる事で、おいしく体の健康状態をキープできそうです。
魚が苦手なタイプ別の克服ヒント
調理、食べる事自体が手間…という場合
魚が敬遠されてしまう理由には、調理や食べるときの手間なども大きく関わってきます。もし魚を食べる機会が少ない場合、まずは調理を省いて食卓に登場する回数を増やす事を優先してみましょう。自分で下処理しなくても、切り身や干物を買ってきて焼く、お店でさばいて内蔵を取ってもらう、半調理された商品を買って食べるなど、味わう回数が重なれば自然と自分でも料理してみようかなという意欲に繋がっていきます。
本当に魚がNGという場合は、練り製品でもOK
健康のために肉を食べる頻度を減らしたいけれど、「魚が本当に苦手」「子供がどうしても食べたがらない」という場合は、ちくわやかまぼこのような練り製品でもOKです。魚を食べるのに比べれば栄養摂取の効率は落ちますが、それでも肉よりは高タンパク・低脂質なので、カロリー摂りすぎが気になるときにもおすすめです。
魚の加工食品は塩分に注意!
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練り製品他、魚を加工した食品は脂質やカロリーは控えめですが、塩分がしっかり含まれている物が多いのでその点に注意が必要です。ちくわにマヨネーズ、かまぼこにお醤油など、調味料をトッピングするときはなるべく控えめに。また、練り製品によっては小麦粉など糖質が含まれている物もありますので、品質表示はしっかりチェックしましょう。
魚が苦手だけど…の人におすすめの食べ方(レシピ)
もっとも栄養効率よく魚が食べられるのは「生」
魚に多く含まれる不和脂肪酸がDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタ塩酸)というお馴染みの成分ですが、これは魚の脂に含まれています。これらの成分を効率よく摂りたいなら、一番効果的な調理法は「生」で食べるお刺身です。
サーモンと新玉ねぎのカルパッチョ
ホタテの和風カルパッチョ
「煮魚」や汁ごと食べる「水煮缶」で魚を食べる練習も◎
生の次におすすめなのが「煮魚」です。不和脂肪酸は加熱で流れてしまうのですが、なるべく煮汁ごと食べるようにすれば栄養のロスが抑えられます。他には、魚の「水煮缶」を汁ごと利用するのもおすすめです。
水煮缶の定番と言えばサバ。こちらの商品は、食塩不使用で臭みがなく食べやすいと評判です。アレンジレシピも豊富なので、ストックしておくとなにかと重宝します。
伊藤食品 美味しい鯖水煮 食塩不使用 190g×24個
210円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
※以下でご紹介するレシピはサバの水煮缶の物が多いですが、アレルギーの有無や好みで他の魚の水煮に替えてみて下さい。
濃いめの味付けが食べやすい回鍋肉
トマトの酸味で魚の臭みが薄れて食べやすいパスタ
マヨネーズ好きの人は副菜で少しずつ食べてみても
シンプル調理だけど食べやすい「焼き魚」
鮮度の良い魚であれば、シンプルに塩を振って焼くだけの方が香ばしく、魚の旨味が味わえて食べやすい事もあります。
栄養効率は若干落ちるけれど、苦手な人には食べやすい油を使った「フライ(揚げ物)」など
揚げ物は高温+多量の油で調理するため、不和脂肪酸が流れてしまい栄養の摂取効率は半減してしまうのですが、サクッと香ばしいので魚が苦手な人には最も食べやすい調理法かもしれません。
基本のアジフライ
なんちゃって白身魚フライタルタルソース
にんにく風味が「焼き肉のタレ」が助けになる事も
意外な所で活躍するのが焼肉のタレ。ソースやしょうゆ、ポン酢しょうゆだと魚のフライの匂いがちょっと気になるという場合に、焼肉のタレを使うとにんにくの強めの風味で食べやすくなります。
サバ缶アヒージョ
無理はせず「味わいの世界」を広げるつもりで
単に魚が苦手であまり食べないというだけでなく、場合によっては家族の偏食の悩みや、健康の理由から苦手な魚を食べた方がいいという状況もあるかもしれません。その場合「無理をしてでも食べる」のは辛いだけなので、まずは「大丈夫な範囲をちょっとだけ広げる」からスタートしてみましょう。
練り製品や缶詰を使う事で調理の手間を省き、せっかく作ったのに…という気持ちを抱えないようにして「食べられる物が増えて、味の世界が広がる」楽しみを増やすつもりで楽しんでみて下さい。
わさびとお醤油の味付けが苦手な場合、オリーブオイルやレモン汁を使ったカルパッチョなど油分と酸味で魚のクセを抑える味付けなら食べられる事も。