肌寒くなる季節にうれしい「豚汁」
基本の豚汁の作り方
豚肉は、脂と旨味がしっかり引き出せるばら肉がおすすめ。
にんじんや大根はいちょう切り。玉ねぎ、ごぼうなどの根菜類も食べやすい大きさで切っていきます。
豚汁をおいしく作るコツは、水やだし汁を入れる前に、まず具材をしっかり炒めること。野菜にしっかり油が回ってから肉を入れると、鍋底にくっつきにくくなります。
肉に火が通り、脂が具材全体に馴染んだら水またはだし汁を加えます。沸騰したらあくを取り、味噌の半量を先に入れます。
7〜８分煮込んで具材に火が通ったらいんげんを加えて2〜3分、最後に残りの味噌を加えて仕上げます。
「具材だけの作りおき」はとっても便利！
野菜・肉を炒めて火を通すところまでを事前に済ませてしまうこちらのレシピ。このまま冷蔵で5日間ほど保存でき、食べたいときに味噌と水を加えて仕上げます。
ふたをして、野菜の水分を使って蒸し煮することで野菜の中までしっかり火が通ります。
冷凍保存するときは一食分ずつポリ袋に入れ、できるだけ水分・空気を抜いて密閉してから冷凍庫へ。
食べる直前に味噌を加えるので、風味や香りがとんでしまうことなく、いつでもつくりたてのおいしさを味わえます。
味噌とだしの素を混ぜあわせた「即席みそ汁のもと」をつくっておけば、だし汁をとる手間も不要。「一品足りない」というときに具だくさんの豚汁をすぐ出せますよ。
具材と味付けいろいろ、豚汁アレンジレシピ
かぼちゃの具だくさん豚汁
ほっこり甘みのあるかぼちゃがゴロゴロの、やさしい味わいの豚汁。たっぷり味がしみた薄揚げで食べごたえも増しています。
【つくりおきアレンジ】きんぴらで豚汁
作りおきのきんぴらごぼうをいかした豚汁レシピ。液みそも使って、お手軽に具だくさんの汁物が作れます。
塩豚の豚汁
豚のかたまり肉に塩をすり込んで熟成させた「塩豚」を使った豚汁。凝縮されたお肉の旨味が汁に溶け出して、コクのあるおいしさに仕上がります。
トック入り豚汁
韓国料理の食材、お餅の「トック」を入れた食べごたえのある豚汁。野菜を炒めるのにごま油を使うと、より香りが立っておいしく仕上がります。
豆乳豚汁
濃厚な豆乳で仕上げた豚汁。まろやかな豆乳は味噌味や豚肉によくなじみます。ストウブでじっくり蒸し煮にして、野菜の旨味を引き出して。
ぽかぽか！具だくさんの豚汁うどん
ごはんを炊くのもしんどいくらい疲れて、一品で満足したい…！というときにうれしい豚汁うどん。上で紹介した「作りおき豚汁」のストックを用意しておけば、さらにラクしておなかが満たされそうですね。
塩麹豚汁
豚汁といえば味噌味が一般的ですが、ちょっと味付けをかえて「塩麹」で作ってみてはいかがでしょうか？コクのある塩麹の味わいが具材にしみて、優しい味わいに仕上がります。
キャベツとベーコンの豆乳スープ
豚肉のかわりにベーコン、根菜のかわりにキャベツをたっぷり使った豆乳仕立てのスープは、いうなれば「変わり種」豚汁。オリーブオイルとコンソメで洋風に仕上げれば、パンにも合う味に。ランチにぴったりです。
ごぼうと豚こまの和風スープ
見慣れたいつもの豚汁とはだいぶ雰囲気が違いますが、こちらもおいしそう！豚肉と油揚げ、たっぷりのごぼうをだし汁で煮込み、醤油仕立てのスープに。薄味ですがごぼうの香りや旨味、お肉のコクがじっくり溶け出して食べごたえ抜群です。
バリエーション豊富な豚汁で、秋冬もほっこりヘルシーに
野菜は根菜をメインに準備します。いも類は、こちらのレシピのように里芋を入れたり、じゃがいもやさつまいもを使う人も。いんげんは青みを添える彩りの役割なので、なければ省略してもOKです。