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<乃が美><PANYA ASHIYA TOKYO>などの高級食パン専門店のブームや雑誌の特集、各地で盛況のパンのフェスティバルなど、パンの人気は年々増しています。また、自宅でパン作りを楽しむ人も多いですよね。自分の手で生地をこね、粉から形作り、焼ける香りを楽しみ、最後にはおいしくいただく。このように五感をフルに刺激することは脳を活性化させ、ストレス発散にも繋がるそう。「柔らかな生地をこねているとなんだか癒される」「パンが完成したときの達成感や、喜んでもらえる充実感が嬉しい」という声もよく耳にします。
手作りパンのある暮らしの魅力、とはなんでしょうか。まずは何と言っても、幸せな気分になれる焼きたての香り。次に、テーブルパンから菓子パンまで、毎日食べても飽きないアレンジの幅広さや奥深さ。そして、自分で作ることでアレルギー対応ができたり健康にも気遣えること。今回はこの3つ魅力を踏まえながら、おすすめのレシピをご紹介していきます。
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香ばしく甘い、焼きたてパンの香りは幸せな気分にしてくれます。実は、忙しい朝も気軽にパンを作ることができるって知っていましたか。発酵時間が不要だったり、蒸し上げるタイプなど、30分もかからず簡単に完成するパンもあります。焼きたてパンのある朝に憧れるけれど、手間や時間がかかりそう...という人におすすめな作り方やレシピを見てみましょう。
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粉、卵、牛乳、塩、砂糖などシンプルな材料を混ぜて、オーブンで焼くだけ。たっぷりのナッツが香ばしく、焼きたての美味しさが引き立つパンです。発酵時間が不要なので、20分もあれば焼き上がります。
オーブンを温めている間に生地を下準備して、パンを焼いている間にサラダや卵料理などを用意すれば、あっという間にすてきな朝ごはんに。
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混ぜて蒸すだけのパンは、忙しい朝にぴったりです。小麦粉、黒糖、豆乳を混ぜたら、蒸し器で10分。ふわふわの蒸しパンの出来上がりです。
優しい甘さに気持ちもほっこり、小さなお子さんからシニアまで、幅広い世代に喜んでもらえそうですね。
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前の晩に生地を捏ねて、発酵は冷蔵庫におまかせ。「オーバーナイト発酵」「冷蔵庫発酵」などと呼ばれる裏技もあります。
こちらは、材料も作り方もとてもシンプルなパン。強力粉、ドライイーストを10分ほど捏ねて一晩冷蔵庫で発酵させ(約7時間)、翌朝成形して17分焼くだけです。外はカリッと中はふかふか。お好みで岩塩やローズマリー、ドライトマトなどをトッピングしてもいいですね。
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見た目も楽しいソーゼージパンも、「レンジ発酵」で簡単に作ることができますよ。
さっと混ぜたパン生地を、ほんのりした温かさになるまでレンジでチンします。フランクフルトに巻きつけて10分二次発酵させたら、オーブンで10分ほど焼いて完成です。
難しい工程はありませんが、生地を巻きつける時に、きっちりきつく巻かないようにすることがポイントだそう。パンの甘みとフランクフルトの塩気が絶妙にマッチした、ボリュームたっぷりの朝ごはんをどうぞ。
パン作りをする上で、あると便利なホームベーカリー。材料を配合すれば、完成まで一気にまかせることもできますし、予約タイマーを使って翌朝に焼きあがるようにセットすることもできます。また、こね、発酵など過程ごとに利用すれば、様々な種類のパンに気軽に挑戦することができます。アレンジの幅広さや奥深さは、毎日食べても飽きないパン作りの魅力に繋がっていますね。
ここではホームベーカリーを活用した、アレンジパンや話題のパンのレシピをご紹介します。シンプルな材料で作れる、おしゃれなパンも登場しますよ。ホームパーティーやちょっとした差し入れにもぴったりです。
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焼かずにそのままで美味しい、リッチな味わいが話題の「生食パン」も自宅で作ることができます。
一次発酵までをホームベーカリーにお任せすることで、力が必要なこね作業をスキップできたり、洗い物が減るなど、パン生地作りのハードルを一気に下げてくれます。
出来上がった生地をオーブンで焼けば、ふわふわの食感、広がる甘さや口どけの良さが魅力の生食パンの完成です。何もつけず、病みつきになる話題の味をお楽しみください。
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パッと華やかなフランスのパイ「タルトソレイユ(太陽のパイ)」。一見難しそうですが、生地の切り込みをねじるだけで簡単に作れてしまう人気のパイです。
写真はタルトソレイユをピザパン風にアレンジしたもの。生地作りはホームベーカリーにお任せです。ツナやモッツァレラチーズと一緒に焼いて、トマトソースとジェノバソースで味付けをします。中からトロっとチーズが溢れて、見ても楽しい食べても楽しい仕上がりに。
ジャムやチョコレートなどでスイーツとして作ってもいいですね。フィリング次第で、様々な味を楽しめますよ。
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全粒粉は小麦を丸ごと粉にしたもので、小麦粉よりグルテンが少ないことが特徴です。また、表皮と胚芽が含まれる分、食物繊維やビタミン・ミネラル類が豊富。小麦粉だけで作るパンよりも栄養素を豊富にとることができます。
二次発酵が不要のピタパンは、ホームベーカリーで生地を作ってしまえばあとは簡単。平らに伸ばしてオーブンへ入れると5分ほどでぷっくりと焼きあがります。
全粒粉ならではの香ばしい味わいがたまらないピタパン。ポケットに好きな具を詰めたら、お好みのサイドイッチの出来上がりです。
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画像は、思わず笑顔になってしまう可愛さのりんごのクリームパン。中身はコトコト煮たりんごとカスタード。ふわふわのパンとの相性は言うまでもありませんね。このパンもホームベーカリーで生地を作れば、フィリングを入れてブリオッシュ型で約15分焼くだけです。
最後にプリッツを挿せば、見た目もりんごそっくりに。作っている時から、ワクワク楽しくなるようなパンですね。
パッケージされた市販のパンには、長期保存のための添加物や、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸など、気になる成分も含まれています。自分で作るパンは、素材にこだわったりアレルギー対策をすることもできます。家族や大切な人が口にするものだから。安心してたくさん食べてもらえるのも手作りパンの魅力です。
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小麦アレルギーの人も食べることができる、小麦粉の代わりに「米粉」で作ったパンです。米粉は必須アミノ酸の栄養素が高く、良質なタンパク質が豊富です。小麦粉の代替だけでなく、ヘルシーな食材として注目が集まっています。
グルテンが含まれない分生地の弾力は少し下がりますが、こちらのレシピは食感にこだわって考えられたので、もっちもちの米粉食パンを味わうことができますよ。材料も、米粉に少量の塩、砂糖、無塩バターだけでシンプルなのも嬉しいですね。
小麦粉に比べ膨らみにくい米粉ですが、発酵の温度や時間を工夫したり、上手に作るポイントを動画でも詳しく解説してくれているので安心ですね。米粉ならではの、もっちりソフトな食パン。小麦のパンとはまた違う食感をぜひお楽しみください。
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こちらは、生の大豆を粉状に挽いた「大豆粉」を使ったレシピです。大豆粉は小麦粉に比べると糖質が少なく、食物繊維が豊富。ダイエット中の人にもおすすめの食材として注目されています。画像のレシピでは、生地に茹でたブロッコリーとベーコンを加えてお食事マフィンに。バナナやチョコチップなどでアレンジすれば、グルテンフリーで低糖質なヘルシースイーツとしても楽しめそうですね。
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小麦粉の代わりとして「タピオカ粉」を使うこともできます。タピオカ粉は、キャッサバイモを原料としたでんぷん質の粉で、ブラジル名物のポン・デ・ケイジョというチーズパンはタピオカ粉から作られています。
画像は、本場の味のようなポン・デ・ケイジョが簡単に作れるレシピ。発酵不要ですのでさっと作れて、朝食にも良いですね。表面はパリッと、噛むほどにタピオカ粉独特のもっちりした弾力を感じることができます。中にはチーズがとろーり、ベーコンやハムを加えてアレンジしてもおいしそうです。
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甘いものが食べたい時におすすめしたい、ヘルシーなレシピがこちらです。和菓子にも使われる「上新粉」に潰した苺を混ぜ合わせて簡単に作れます。もっちりした生地に苺のつぶつぶが楽しいアクセント、思わず何個も食べてしまいそうです。
余計なものは加えず、苺の自然な風味を活かした蒸しパン。添加物や着色料も入っていないので、子供のおやつとしても安心して食べてもらえますね。
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手作りパンの適切な保存やリベイクの方法を知っておくと、翌日もおいしさを損なわずにいただくことができます。固くなってしまったり、味や食感が落ちてしまうのには原因があるのです。おいしさを保つポイントを説明しながら、基本の保存方法とリベイクのコツをご紹介します。
パンの美味しさを損なう主な原因は二つ。内部の水分が蒸発することによる「乾燥」、旨味の元になっている「でんぷん質の劣化」です。この二つを防ぐには、乾燥しやすい冷蔵庫より「冷凍保存」がおすすめです。劣化は時間と共に進むので、食べきれない分は粗熱が取れたらすぐに冷凍保存しておきましょう。大きなパンは切り分けて、一つ一つラップで空気が入らないように包み、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫へ。保存料を使わなくても、焼きたてのおいしさを閉じ込めておけるのが嬉しいですね。
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美味しくリベイクするコツはとっても簡単。オーブンに入れる前に、霧吹きなどでパンの表面に軽く水を吹きかけておきましょう。こうすることでパサつかず、焼き上がりをふっくらさせることができます。
クロワッサン、ブリオッシュなど、パンの内側に空間が多いタイプや、ロールパンなどふわふわしたタイプのパンはリベイクに向いているそうです。砂糖がかかっているものは、焦げないようにアルミで包んでオーブンへ入れてくださいね。
今回は、手作りパンのある暮らしを楽しむレシピや、翌日以降もおいしく食べる方法などをご紹介しました。忙しくてもさっと作れるパンや、まとめて焼いて上手に冷凍保存するなど、ライフスタイルに合わせて楽しんでみてくださいね。
粉、卵、牛乳、塩、砂糖などシンプルな材料を混ぜて、オーブンで焼くだけ。たっぷりのナッツが香ばしく、焼きたての美味しさが引き立つパンです。発酵時間が不要なので、20分もあれば焼き上がります。
オーブンを温めている間に生地を下準備して、パンを焼いている間にサラダや卵料理などを用意すれば、あっという間にすてきな朝ごはんに。