かつてのヨーロッパでは、狩猟出来る領地を持っている上流階級の貴族しか食べられない貴重な食材でした。

今でもフランス料理にはシカや鴨が使われますよね？ジビエは現在も変わらず高級食材として扱われていることも多く、古くから愛されてきた、由緒ある料理のひとつなんです。

ポイントとなるのは仕留めてからの血抜き。解体作業を手早く終わらせることで、血液が体内に腐食して残留することがないので、気になる臭みが発生しません。

決してお肉自体が臭いわけではないんですよ。

きちんと処理された臭みのないジビエの精肉を手に入れれば問題ないのですが、正直トレザビリティが完璧に整ったジビエ肉の入手はなかなか難しいところもあります。

もし臭みが残っていたら、お家で血抜きをしてから料理に取りかかりましょう。方法はとっても簡単！塩水、牛乳、ヨーグルト、塩麹などに30分～一晩漬けるだけです。

とくに牛乳やヨーグルトは効果が高いですよ。しかもお肉自体も柔らかくしてくれるのでオススメです。

天然のお肉の美味しさをそのまま味わえるのは、シンプルに焼くだけが1番。ソースは赤ワインとワインビネガーで大人な味わいに仕上げましょう。

下茹でした鹿肉と、切った具材をお鍋でコトコト煮込むだけ！赤ワインを抜いて作れば、お子様にもオススメ出来るレシピです。

塩・コショー・ハーブなので下味をつけて、あとは余熱した魚焼きグリルに入れるだけ。10分くらいで焼き上がる超簡単レシピです。

ボリュームもあって見た目もオシャレ！パーティーメニューにもオススメです。

フランス料理によく出てくる鴨のソテーもお家で簡単に出来ちゃいます！

鴨肉と相性抜群なオレンジソースに使うフォンドボー（子牛の肉や骨でとっただし汁）は、スーパーなどに売られている市販のものを使いましょう！

ジビエに特化したブログも多くあり、そこからオリジナリティ溢れるレシピ情報を得られることもあります。

ジビエを知り尽くした通がオススメするレストラン情報なども掲載されているので合わせて要チェックです！

北欧系ジビエ料理が食べられる『SOHOLM（スーホルム）』。インテリアショップ「ACTUS（アクタス）」が運営してるレストランだけあって、内装はとても洗練されていてオシャレです。

運営メンバーのリーダーは狩猟免許を取得していて、新鮮なジビエを提供するため日々研究を重ねているそうです。そんなこだわりのジビエ料理はどれも丁寧に作られたものばかり。

スーホルムには魚介系のメニューもあるので、ジビエが苦手な方と来ても楽しめますよ！

新宿三丁目駅から徒歩1分のところにある、本格的なお肉が味わえるお店『BISTRO BLEU（ビストロ　ブルー）』。

ランチタイムも営業していて、お昼でもすぐ満席になってしまう隠れた名店となっています。

北海道の名ハンターから仕入れた極上のエゾジカを使ったメニューは、お店の看板メニューになるほどの人気っぷり。その他にも「本日のスペシャリティ」が10種類以上もあり、いつ来ても飽きがきません。

さらに、ジビエと合うワインは全てフランス産というこだわりも。食事メインではなく、ワインバーのような使い方もできるのがこちらのお店の魅力です。

山小屋をテーマに作られた木のぬくもりあふれる『YAMAGOYA（ヤマゴヤ）』で食べられるのは、豪快に薪で焼き上げるジビエ料理。鹿や猪の剥製、鹿の角で作られたシャンデリアがお出迎え♪

徹底した下処理や品質管理されたものだけを扱っているので、臭みは一切ありません！ジビエ初心者さんでもきっと安心して食べられるはず。

カウンター席9席、テーブル席18席の小さなお店『Nico Appartement（ニコ　アパルトメント）』。暗めの照明がなんとも言えない隠れ家感を醸し出しています。

こちらでは、全国のマタギ（狩猟を生業とされている方）から仕入れている新鮮なジビエ料理が食べられます。専門店なので種類も豊富。

まだオープンして1年しか経っていないですが、着々と注目を集めている人気店です。

料理はどれもワインに合うものばかり。本格フレンチの味わいをカジュアルに、そしてリーズナブルに味わうことが出来ます。運がよければ地元・愛知県産のジビエが食べられる日もありますよ。

人気店なので、来店前は予約を忘れずに！

こちらのジビエは猪や鹿だけではなく、カンガルーやアライグマなどのマニアックどころもメニューにお目見え。一品一品ボリューム感もあって、心もお腹も満たされること間違いなしのおすすめ店ですよ。