秋の味覚の代表格・秋刀魚をはじめ、秋鮭や戻り鰹、秋鯖など、栄養たっぷりで日本人が大好きな魚が店頭に並ぶ季節です。そこで今回は、今が旬の魚を使った和風・洋風のレシピをご紹介。刺身用の魚を使ったお寿司などのさっぱりメニューから、焼き物、揚げ物、煮物、ご飯ものなど幅広く集めています。また、アヒージョやムニエル、カレー、ソテーなどおなじみの洋食メニューもぜひ参考にしてみてください。限られた時期しか味わえない美味を、ぜひ満喫しましょう。2018年10月01日作成
いまが旬の秋の魚、秋刀魚・秋鮭・戻り鰹・秋鯖。ほんの一時期だけ味わえる季節の味覚を、ぜひいろんなメニューで味わいましょう。脂ののった魚をシンプルな調理で堪能するもよし、魚のコクを生かして強めの味つけでパンチをきかせるもよし。秋の食卓が豊かになる、和洋レシピをご紹介します。
秋の味覚の代表格である「秋刀魚」の旬は、9~11月。健康効果が高いといわれるDHAやEPAを豊富に含んでいます。獲れはじめは脂が少なめですが、季節の深まりとともに脂がのって、塩焼きなどに適するようになります。
グリルで焼いた秋刀魚を、炊いた玄米ご飯と合わせる混ぜご飯。少し入れるバターも、秋刀魚のコクによく合います。秋刀魚は、塩で締めてから焼きますので、臭みもなく、うまみが凝縮しています。
一般的にはアジで作るなめろうを、旬の秋刀魚で。もちろん、基本のなめろうのように味噌といっしょに叩くだけでもおいしいのですが、お好みで粒マスタードやオリーブオイルを少し加えるのもいいようです。
秋刀魚の煮物をキムチ風味で。秋刀魚にコクがあるので、強めのキムチにも負けません。味わい深さの中に、ピリリとした辛みがアクセントになった、充実のメインおかずは、ご飯にもお酒にも合いますよ。
耐熱皿に、3枚におろしてくるくる巻いた秋刀魚、オリーブの実、プチトマトや、ローズマリー、ニンニクなどを加えて、オリーブオイルを注ぎます。あとは、グリルで焼くだけ。バゲットなどを浸せば、秋刀魚のうまみが溶け出した絶品オイルのおいしさが堪能できます。
爽やかな風味のタイム入りのパン粉を、開いた秋刀魚の身にのせてオーブンで焼きます。ハーブの香りで、脂ののった秋刀魚もさっぱりとした後味に。秋刀魚の洋風料理は、おしゃれでおいしいものが多いですね。
「秋鮭」は、9~11月に産卵のために帰ってくる鮭のことで「秋味」とも呼びます。成熟しているので脂は少なく、とくにちゃんちゃん焼きや石狩鍋などが秋鮭を使う北海道の郷土料理として有名。ちなみに、秋になる前の初夏から夏にかけて、時期を間違えて北海道近海にやってきて獲られた鮭を「時鮭(ときしらず)」といいます。美肌のためのアスタキサンチンなど栄養も抜群。
秋の味覚といえば、きのこも外せません。季節の旨みをふっくら凝縮した秋鮭のホイル焼きは、肌寒い季節にうれしいほっこりメニュー。ポン酢でさっぱりと召し上がれ。
秋鮭や野菜をたっぷり使って、豪快に調理するちゃんちゃん焼き。北海道の漁師町の名物です。ホットプレートや鉄板で、秋鮭を半身など大きいサイズのまま焼き、ほぐしながら食べます。味つけは、味噌とバターが基本。わいわいと家族や仲間で楽しみたい料理です。
秋らしい風情が感じられる秋鮭の竜田揚げ。秋鮭は、塩をして余分な水分を抜いてから調理することで、おいしく仕上げることができます。上品な和食膳になりそうですね。
鮭のムニエルが定番ですが、さつまいもやきのこなど秋の味覚をふんだんに使ったソースをかけることで、この季節ならではのスペシャル感が味わえます。ディナーのメインにもなりますね。
レモンやオリーブオイル、ハーブでマリネした秋鮭に、下ごしらえしたじゃがいもを加え、オーブン焼きに。シンプルだからこそ、秋鮭の本来のおいしさが楽しめる料理です。作業時間はほんの少しで、あとはオーブンまかせですから、その間にほかの料理がいろいろ作れます。
温かい水域を好む鰹は、餌のイワシを追いながら黒潮に乗って回遊します。北上する鰹は、のぼり鰹と呼ばれ、とくに春から初夏にかけての「初鰹」はさっぱりした味で好まれますね。そして、9月頃から南下するものは「戻り鰹」といわれ、脂がのってもっちりとしており、初鰹とは違うおいしさが味わえます。鰹は、鉄分も豊富で、女性にうれしい魚です。
戻り鰹は、脂がのっていて「とろ鰹」とも呼ばれます。まずは、刺身で楽しむのがおすすめ。こちらは、三重県の郷土料理の手こね寿司で、漬け(づけ)にした鰹のうまみを堪能できる食べ方です。
漬けダレに鰹を漬け、黒と白のごまをまぶしてフライパンで焼きます。鰹のうまみとごまの香ばしさが際立つ、おつまみにもぴったりの一品。火を通すと、お肉のようにも感じられ食感の変化も楽しいです。
おなじみの鰹たたきが、驚くほどおしゃれに変身!トマトたっぷりの生姜ドレッシングで、こんなに美しくサラダ感覚になりました。味つけは和風ですので、違和感なく、鰹たたきとして楽しめます。
缶詰があたりまえのツナですが、生の鰹を使った自家製のツナの味は、ひと味もふた味も違います。たっぷりのガーリックと、ローズマリーを香らせて。ガーリックは香ばしくなるまで揚げてからオイルに加えると、風味高く仕上がるようです。
脂ののった戻り鰹をお肉の代わりにして、酢豚風にしてみてはいかが?彩りや栄養バランスもよく、夕食のメインとしておすすめのひと皿です。こちらのレシピでは鰹を炒めていますが、より濃厚な酢豚風がお好みなら、油で揚げるのもいいかも。
鯖の旬は、10月~翌2月頃。代表的なものは日本近海で獲れるマサバで、10~11月のものを「秋鯖」、12月以降のものを「寒鯖」ともいい、脂がのっているのが特徴です。ちなみに、ゴマサバは一年中獲れ、脂は少なめ。また、鯖はDHAやEPAがずば抜けて豊富なことなどから、栄養食材としても注目されていますね。
コクのある秋鯖に、さっぱりとした大根おろしがマッチする、鯖のおろし煮。大根のおろし汁も加えるため、水やだしも不要。秋鯖のおいしさはもちろん、うまみがしみた大根おろしのおいしさもこの料理の魅力です。
ご飯のおともに、ちらし寿司に、また和え物などにも。いろいろな使い方ができる鯖そぼろは、ストックしておくと何かと重宝します。生の秋鯖から作る鯖そぼろは、おいしさも食感も格別。あえて粗めのほぐし加減にするのも、秋鯖のおいしさをより味わえそうですね。
脂ののった秋鯖がさっぱりと味わえる南蛮漬け。鯖や酢、栄養価の高い食材を組み合わせた、とてもヘルシーな料理です。冷蔵庫で30分以上漬け込むと、味がよくしみます。
コクのある鯖は、カレーのような濃い味とも相性がいいですね。鯖もカレーもお互いの個性を生かし合って、いいコラボレーションを見せてくれます。辛さよりも、うまみを楽しむカレー。栄養も抜群です。
カレー味と並んで、鯖と相性のいいトマト味。鯖には、イタリアンな料理もおすすめです。こちらは、おしゃれなソテー。トマト味は、鯖のほかにも、秋刀魚やアジ、イワシなど青魚によく合います。
旬の魚は、海の恵み。秋の食卓で素敵な主役になってくれそうですね。ぜひ、和洋いろいろな食べ方で、豊かなおいしさを満喫しましょう。
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いまが旬の秋の魚、秋刀魚・秋鮭・戻り鰹・秋鯖。ほんの一時期だけ味わえる季節の味覚を、ぜひいろんなメニューで味わいましょう。脂ののった魚をシンプルな調理で堪能するもよし、魚のコクを生かして強めの味つけでパンチをきかせるもよし。秋の食卓が豊かになる、和洋レシピをご紹介します。