夏の疲れをほぐしてくれる、ひんやりしたのど越しと酸味。ビタミン・ミネラルたっぷり。【ガスパチョ(gazpacho)】
17世紀ごろ、スペイン南部・アンダルシア地方の農民の間に起こったとされるスープ・ガスパチョ。
始まりは、ちぎったパンを水に浸したものに、にんにくや塩、酢、オリーブオイルを垂らしていたそう
ですが、その後、すりつぶしたトマトやきゅうり、ピーマンなどの野菜が加わり、現在の形になりました。
始まりは、ちぎったパンを水に浸したものに、にんにくや塩、酢、オリーブオイルを垂らしていたそう
ですが、その後、すりつぶしたトマトやきゅうり、ピーマンなどの野菜が加わり、現在の形になりました。
出典:www.flickr.com(@cyclonebill)
ラテン語のガスパ(caspa/かけら、断片)、アラビア語で、びしょ濡れのパン、が語源だそう★
冷たくって、栄養が体中に染み渡ります。
暑くて日差しの強いスペインの夏には欠かせないお料理です。
猛暑のもと、火を使わず調理できる「飲むサラダ」
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基本の食材は
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トマト(完熟したもの)をはじめ…
※トマトがなかったら、トマト缶や、トマトジュースでもOK!
にんにく、
※チューブ入りでもOK!
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きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、セロリ…
塩・水・ビネガーに加えて・・・ ↓↓↓
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EX.オリーブオイル。最後に、たっぷり垂らします。
カットした野菜をミキサーやフープロに⇒あっという間に出来上がり!
乳鉢やすりおろし器を使っても★
乳鉢やすりおろし器を使っても★
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もともとは、野菜をすり潰して作られていました。
ミキシング後、濾すとなめらかな口当たりに。敢えて濾さず、ドロリと濃厚な風味を楽しんでも。また、ミキサーを使わず細かなさいころカットにしても。
手順はこんな。動画をご参考に。 ↓↓↓
冷蔵庫にある夏野菜で、トライしてみよう
玉ねぎとにんにくが入る基本のレシピ
材料を全部ミキサーにかけたら出来上がり(*´艸`)♪
しっかり冷やして好みでオリーブオイルやタバスコをかけると美味しいですよ~♪
出典:| レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
モロヘイヤとオクラのネバネバガスパチョ
レシピ本ではワインビネガーを入れると書いてあることが多いですが、普通のお酢でも十分です。
モロヘイヤとオクラというネバネバ食材のコンビが疲れを取ってくれます。
パプリカパウダーで鮮やかな赤に。お料理のヴァリエーション3種
そのままはもちろん、料理使いにもピッタリ。冷製パスタ、そうめんや冷やし中華、
冷やご飯にかけて食べるのもオススメです。
↓↓↓
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スーパーフード・チアシードでトロミ付け、そして・・・♪
チアシードのトロミをいかした、夏にぴったりの美肌冷製スープ!
トマトのリコピンや、チアシードのオメガで体の中からしっかりスキンケア!
にんにくを使わないレシピ2つ
どちらのレシピも、春先のクセのない「新玉ねぎ」を使っています。
新玉ねぎが手に入らない時は。 ↓↓↓
通常の玉ねぎの場合は1/8個にしてくだい。
パン粉はバゲット1切れの白い部分でもOKです!
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最もシンプル◇サルモレホ(もう1つのガスパチョ)
スペイン南部でガスパチョに並ぶ人気の冷たいスープ(Salmorejo)。
日本ではあまり知られてませんが、スペインでは定番の家庭料理です。
材料はシンプルにトマト、パン、オリーブオイルだけ。ガスパチョよりとろみがあり、
トマトの旨みを濃厚に感じられます。
トマトがなかったら、ジュースやトマト缶でも作れる
にんにくや玉ねぎなし。お子さんにも飲みやすい3レシピ
◇野菜ジュースに+α
お好みでタバスコや粉チーズ・ニンニクなどをプラスすると美味しさアップです!
◇トマトをすりおろすだけ*
トマトをミキサーにかけず皮ごとすりおろして少し食感を残し。
塩・砂糖で味付けし、30分おいておくこと。トマトの甘みがグッと
引き立ちます。
◇ホールトマト缶を使って
トマトを使わない緑や白のガスパチョもある♪
冬瓜・白ネギ・ 小カブを使って
※器も冷やしておくとパーフェクトですね!
アボカドときゅうり、枝豆を使って
アホブランコ(白いにんにく)という名のスープ
スペインで使用するのはシェリービネガー。輸入雑貨や調味料を扱うお店で手に入ります。
バルサミコ、赤ワインビネガーで代用してもOK。
白ワインビネガー、レモン果汁で代用する場合は湯に浸したレーズンを少量加えるとコクが出ます。
調理のポイントは
◇トマトの種や皮は完全に取り除く(2~3人分なら、味噌漉しが便利。網で漉す)。
◇ミキサーにかけた後は、濾すとサラッと。濾さないと、ドロッとした味わいに。どちらでも、お好みで。
◇キュウリは皮を剥く(苦みを気にしないなら剥かなくてOK)。
◇トマトの赤さを強調したかったら、パプリカか、パプリカパウダーを加える。
◇パンは入れても入れなくてもOK(小さくちぎり、クルトンのように浮かべても)。
◇作ってから数時間おくと、食材同士がなじみ、より深みのある味わいに。
◇ミキサーにかけた後は、濾すとサラッと。濾さないと、ドロッとした味わいに。どちらでも、お好みで。
◇キュウリは皮を剥く(苦みを気にしないなら剥かなくてOK)。
◇トマトの赤さを強調したかったら、パプリカか、パプリカパウダーを加える。
◇パンは入れても入れなくてもOK(小さくちぎり、クルトンのように浮かべても)。
◇作ってから数時間おくと、食材同士がなじみ、より深みのある味わいに。
にんにくと玉ねぎ。においと辛みが気になる時は
ガスパチョにパンチをプラスしてくれるものだけど、苦手さんもいますよね。そんな時は。
◇にんにく⇒量を調節しよう。
子供には生の玉ねぎとにんにくがちょっと辛かったようです(((^^;)
もっと減らすか無しでもいいかも♪
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すりおろしにんにく、おとな用に別に作っておいても。
◇玉ねぎは。
十分に水にさらすか、サラダ用の玉ねぎを使いましょう。
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熱を加えると甘くなる性質を生かして、弱火で、焦がさないように、透明になるまで炒め、常温で冷ましてから使う方法や、レンジを使って玉ねぎの辛みを取り除く方法もあります。 ↓↓↓
◇ガスパチョ、好みの味に仕上がるまでのドキュメント、ご参考に。↓↓↓
おしまいに
簡単に作れるガスパチョですが、おいしさは、野菜に対するにんにく、オリーブオイル、塩のバランスで決まるという専門家も。とくに、生のにんにくや玉ねぎの独特な風味は、好き嫌いという以上に、飲みにくさに通じる場合もありますから、何度か作ってみて、自分(家族)好みの味を見つけることが大切です♪いまいち好みではなかった場合は、冷凍保存し、カレーに使う手も(^-^)ともあれ、旬のおいしい野菜たちを、火を使わず調理する簡便さは大きなポイント。ぜひ、トライしてみよう♪
出典:www.flickr.com(@jules)
トッピングは唐辛子!夏ばてどこへやら、元気もりもりになりそう♪
トマトをはじめ、玉ねぎ、にんにく…ありあわせの夏野菜で作れ、熱を加えないからビタミンも壊れにくい♪スペインとお隣のポルトガルでは、夏の家庭料理の定番になっており、家庭の数だけ味があるとか(^.^)
ガスパチョについて、もう少し詳しく。 ↓↓↓