チーズのある食卓はとってもハイセンス
食べ合わせの良いフルーツやナッツと盛り合わせれば、素敵なおつまみに。
自宅で好きなチーズを少しずつつまみながらワインを飲んだり…なんていうのもちょっとした贅沢気分を味わえますよね。
"チーズ"の種類、わかりますか?
スーパーでも色々なチーズが売られていますが、結局いつも同じチーズしか購入しないな…という方もいるのでは?
これはまだほんの一握り、チーズの種類はまだまだたくさん。でも、チーズのことを少し知ってみると、もっと色んなチーズを食べてみたいと思うはず。
チーズはとっても栄養豊富!
チーズの原料となる牛乳は栄養豊富。その牛乳の栄養成分を凝縮させたチーズはもちろん栄養たっぷり。チーズを作る時牛乳はチーズの重さの10倍の量を使うそう。ということはチーズを少し食べるだけでその10倍もの牛乳の栄養が得られているということですね。
チーズにはカルシウムだけでなく、カルシウムを効率よく吸収するために必要なたんぱく質も、牛肉よりも多く含んでおり、不足しがちと言われる栄養素、ビタミンB2も豊富に含まれています。
プロセスチーズ
プロセスチーズとは、1種類or数種類のナチュラルチーズが原料となっているチーズのことで、アメリカンチーズとも呼ばれています。
スライスチーズはレンジでチンして新食感!
プロセスチーズの代表と言えば、使い勝手の良いスライスチーズです。冷蔵庫に常備しておけば、サンドイッチやグラタンなど色んな料理に大活躍。
新感覚の「レンジでチン」レシピ?
フレッシュチーズ
水分が多くて、風味もあっさりしているので食べやすいチーズです。モッツァレラチーズやクリームチーズなど、食べる機会も多いのではないでしょうか。熟成していないので香りが強くなく、食べやすいチーズです。お菓子作りにもよく使われます。
つるつるもちもちの見た目がかわいいモッツァレラチーズ
白く丸いツルっとした見た目のモッツァレラチーズは、スーパーなどでも売っているので手に入れるのも簡単です。そのままで十分美味しく頂けますが、熱を加えるとトロリとし糸引きも楽しめるのでピザなどにも使われています。
やっぱり定番のカプレーゼ。トマトとモッツアレラを交互に並べて、バジルを添えるだけ。味付けはオリーブオイルと塩コショウ。とっても簡単なのに、見た目も華やかで、とっても美味しい。
ベーコンなど塩味の強いものとも相性◎ パッとオシャレで美味しいおつまみができちゃいます。
クリームチーズやマスカルポーネは、スイーツでも大活躍
バケットやベーグルなどと一緒に食べるだけで立派な朝食になるクリームチーズ。柔らかいので、つけたり塗ったりして手軽に食べられます。
お酒なら麦焼酎、ティータイムにもぴったり
フレッシュチーズにはクセのないお酒が合います、例えば麦焼酎がおすすめ。それから、クリームチーズなんかはティータイムにもぴったりなので紅茶との相性が良いのです。
白カビチーズ
チーズの表面が白いカビで覆われているチーズです、こちらもスーパーでよく見かけるカマンベールやブリーが有名です。もちろんカビの部分も食べられます。
賞味期限よりも1~2週間前までに食べきるようにすれば、フレッシュチーズを食べ慣れていない人にも食べやすいかもしれません。逆に賞味期限間近まで置いておけば、チーズ独特のクセが楽しめます。
白カビチーズといえば、おなじみのカマンベール
フランスのカマンベール原産のチーズですが、フランス産でないものもカマンベールチーズと呼ばれています。そのコクとうまみは赤ワインとの相性抜群です。
そのまま、クラッカーやフルーツを添えて食べても◎
白カビチーズにはやっぱり赤ワイン!
カマンベールチーズなど白カビのチーズにはやっぱり赤ワイン。あるいは、意外と焼酎とも相性が良いので試してみる価値アリ。
セミハードチーズ
チェダーチーズやゴーダチーズなどはセミハードチーズという種類で、作る過程で重しをして水分を38~46%まで減らしたものです。ちょっと香りがありますが、プロセスチーズの原料になっているので食べなれた味に近いです。
憧れのチーズ、ラクレット
チーズフォンデュにはこれ、ゴーダチーズ
オランダの町、「ゴーダ」で発祥したチーズ。オランダで作られているチーズの60%がゴーダチーズなのだとか。日本のプロセスチーズの材料になっているチーズなので、なじみ深い味わいです。
ピザやトースト用のチーズなど幅広く使えるゴーダチーズ。でもやっぱり皆でワイワイ食べるチーズフォンデュがイチオシです。
おすすめはビールと一緒に
熟成するとアミノ酸が浮き出てきて濃厚な味わいになるゴーダチーズにはビールがおすすめ。とくに少し濃い味わいのビールがピッタリです。
ハードチーズ
セミハードチーズよりももっと硬く、熟成期間が最短で半年、長いものだと5年以上にもなるチーズがハードチーズです。そのままの食感は硬いですが、その分味が濃厚です。代表的なのものにコンテやパルミジャーノ・レジャーノがあります。
イタリアのチーズ、パルミジャーノ・レジャーノ
日本では「パルメザンチーズ」と呼ばれ、粉チーズになって販売されていることが多いです。多く流通しているチーズに思えますが、本場イタリアでは貴重なチーズで、本来のパルミジャーノレッジャーノは高級チーズなのです。
味の深いハードチーズは、ウイスキーと一緒に
旨みギッシリのハードタイプチーズを薄く切って食べれば、ウイスキーのおつまみにぴったりです。
青カビチーズ
牛乳や羊乳が原料のチーズに青カビを繁殖させた青カビチーズはブルーチーズとも呼ばれています。味も香りもちょっとクセがありますが、食べなれるとヤミツキになってしまう人も多いです。代表的なチーズには、ロックフォール、ゴルゴンゾーラ、ブルースティルトンなどがあり、塩辛くて刺激的な味が特徴です。種類によってはマイルドで食べやすいものもあるので、色々と試してみてくださいね。
青カビチーズの代表といえば、ゴルゴンゾーラ
ブルーチーズの代表ともいえるゴルゴンゾーラは、「ゴルゴンゾーラ・ドルチェ」と呼ばれるものは、青カビが少ないのでクセも少ないので、初心者さんでもトライしやすいのですが、「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」と呼ばれるものは、クセも刺激も強いので選ぶときに注意してください。
味の濃いブルーチーズには、濃いコーヒーが合う
ワインなどお酒のおつまみというイメージが強いチーズですが、コーヒーに相性が良いチーズも多いのです。エスプレッソなど濃く入れたコーヒーには、ブルーチーズがピッタリ。お酒が苦手な方、ぜひコーヒーと一緒に食べてみてください。
ウォッシュチーズ
香りは強いけど実はマイルドで美味しいエポワス
全粒粉や胚芽など、ハードなパンとよく合います。
ウォッシュタイプのチーズには、ブドウ・キウイ・リンゴなどのフルーツがぴったり。ジャムでもOK!ナッツとも相性が良いです。
チーズに使われたお酒、同じ産地のお酒を合わせるのが◎
チーズにワインを合わせるときは、「産地を一緒にする」という方法があります。エポワスならブルゴーニュ産の赤ワインがおすすめです。
シェーブルチーズ
シェーブルは「山羊(やぎ)」のこと、つまりヤギのお乳で作ったチーズがシェーブルチーズです。牛乳で作ったチーズとはまた違った味です。クセが強いのでちょっと食べにくいかもしれませんが、チーズ好きなら一度は食べてみてほしいチーズです。
シェーブルチーズの代表的なチーズには、サントモール 、ヴァランセ 、プラミッド、クロタンなどがあります。
シェーブルチーズは、牛の生乳で作られたものよりもポロポロとした舌ざわりのものが多いのですが、それはヤギのミルクの方が牛のものよりも脂肪分が低いからです。
サントモール
クロタン
酸味の強いシェーブルチーズには、さっぱりめのワイン
シェーブルチーズにもやっぱりワインがおすすめです。白ワインなら辛口のもの、赤ワインなら軽くてフルーティーなもの。酸味のあるチーズならさっぱりした酸味のあるワインを選ぶのがコツ。
カッティングボードにそのまま盛り付けても絵になりますね。