《腸活》したい時の食物繊維レシピ、見直してみませんか。
大切なのは、自分の「いまの腸」に合った、食物繊維を摂ること。
ちなみに、近年では、「食物繊維」が腸内細菌のえさになる事が明らかとなり、健康維持においても欠かせないものとしても注目されています。成人女性は1日あたり18g(※)という目標値も出されていますよ。
食物繊維の「2つのタイプ」をおさえましょう
※植物性食物繊維は「不溶性食物繊維」、「水溶性食物繊維」の両方を含んでいますが、含有量の割合が多い方(一般的にカテゴライズされる方)を挙げてご紹介します。
【1】「不溶性食物繊維」について
どんな食材があるの?
果物では、干し柿、リンゴなど。
豆類では、大豆、あずき、いんげん豆、ひよこ豆、枝豆、納豆、おからなど。
そのほかにも、きのこ類全般、また、最近人気のアマランサスにも、不溶性食物繊維は多く含まれています。
腸活的な「不溶性食物繊維」の役割は・・『腸の壁を刺激』
「不溶性」という名前のとおり、水に溶けず、便のかさをふやしてくれる食物繊維で、腸壁を刺激します。腸壁をくすぐるようなイメージで、とにかく、がんこな便秘という方におすすめ。
「ちょっと偏った食事をするだけで、すぐお腹をくずしてしまう・・」という方は、一回の食事で、多く不溶性を摂るのは避け、ほどほどの組み合わせにしましょう。
【2】「水溶性食物繊維」について
お腹の中をゆっくりと通過するので、消化吸収に時間がかかることから、お腹が空きにくく食べ過ぎを防いでくれるものとしても知られています。
代表例をあげるならば、「ペクチン」。りんごには、不溶性食物繊維だけではなく、水溶性食物繊維であるペクチンも豊富に含まれています。また、みかん、オレンジの皮などに含まれており、温かい水に溶け、冷えるとゼリー状になります。
どんな食材があるの?
果物では、生プルーンや、みかんなど。果実は熟しているほど、ペクチンが豊富とされています。
野菜ではらっきょうがおすすめ。芋では、こんにゃくや、じゃが芋 里芋 長芋など。
また、皆さん大好きなアボカドも、水溶性食物繊維が多いです。
腸活的な「水溶性食物繊維」の役割は・・『腸の運動をやさしくサポート』
「水溶性食物繊維」は水分を含むため、便をやわらかくしてくれます。
「食後などにお腹がゴロゴロ鳴って、腸壁はしっかり動いているみたい。でも、ウサギのように、ころっとしたものしか出ない・・」という方。また、「お腹の腸のあたりを触ると、しこりのように、すごく硬い」という便秘な方は、ぜひ水分を補う作用のある「水溶性食物繊維」を摂ってください。
また、「便秘と下痢を繰り返しがち」だったり、お腹がストレスに弱かったりするという方にも向いています。
今日は水溶性多め?少なめ? 「食物繊維」を組み合わせるコツ
不溶性と水溶性、それぞれの食物繊維には特徴があることがわかりました。それでは、実践編。大切なのは、どちらかに偏り過ぎない「バランス」です。
例えば、「もずく」のおかずだけでは「水溶性食物繊維」に偏ってしまって、うまく腸のぜん動運動を促せないかもしれません。
そこで「不溶性食物繊維」を含む、枝豆ご飯を主食に。両方を一緒に食べるようにしましょう。それぞれの異なる働きによる効果を、最大限に引き出したいですね。
体調別に、 おすすめの「食物繊維」レシピをご紹介
腸活は順調。ただ外食続きで、食物繊維が不足している時は・・?
お腹が張って、少し苦しい感じ。毎日取り入れやすい、腸活レシピは・・?
仕事でのプレッシャーや緊張で、急なお腹のトラブルに遭った日は・・?
甘いものが食べたい!けれど食物繊維も摂りたいときは・・?
いかがでしたでしょうか
毎日とるべき食物繊維。しっかりと3食をバランスよく食べるように“意識”しないと、なかなか摂取できないものです。
とくに、不溶性よりも、水溶性食物繊維のほうが欠けがちといわれています。
ぜひ発酵食品も上手に組み合わせて、美味しい食物繊維ご飯を味わいましょう。腹の中からきれいになると、代謝もあがって、体が楽に。毎日がより楽しくなるはずです♪
「食物繊維」は、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の大きく2つに分けることができます。
《腸活》には、この「水溶性」「不溶性」を、その時々の腸の調子にあわせて組み合わせた食事が大切です。
今回は、このような食物繊維の基本的情報と、食事への取り入れ方についてご説明します。