隠れスペースを利用して、暮らしを楽しもう
隠れスペースを見つけるコツは、暮らしをもっと「良くしたい」「楽しみたい」という気持ちがきっかけになります。たとえば、料理好きの人なら「使い勝手の良いキッチンに変えたい」と考えたり、趣味の時間を快適にしたいと思っている人なら、「自分だけの空間づくり」に胸が高鳴るはず。隠れスペースは、工夫とアイデア次第でお気に入りの場所に生まれ変わります☆
「隠れスペース」探しの前準備と注意点
1|気になる場所や部屋全体の写真を撮る
キッチンやリビングなど、「もっと使いやすくしたい!」と気になっている場所(全体像)を写真に撮りましょう。写真に撮るメリットは、問題点や物が多いことを、肉眼で見るより確認しやすくなること。「いつも使っている〇〇をこの場所に置けたらいいな」という隠れスペース探しの気付きにもなります。
2|不要な物を手放し、持ちすぎない
隠れスペースを見出しても、不要な物や使用頻度が明らかに低いアイテムを持ちすぎていると、収納場所ががいくらあっても足りません。また、把握しきれなくなり、同じ物を買ってしまう無駄遣いにも繋がります。隠れスペースを探す前に、暮らしに必要な物の量を見直してみましょう。
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3|空けておいたほうがいい「隠れスペース」もある
工夫次第で有効に利用できる隠れスペース=デッドスペース。でも、使いづらい場所を無理やり活用する必要はありません。収納小物を買う前に、その場所が適しているか試してみましょう。何もない空間は掃除もしやすく、余白がゆとりを生む良さもあります。
①家具の配置変えで「生活スペース」を広げる
何気なく置いている家具も、向きや置く場所を変えるだけで、新しいスペースが生まれます。動かすことが可能なものは、暮らしながらベストな位置を探してみて♪
テーブルの向きを変える
キッチンに寄せて配置する
一番手軽にできるのがテーブルの向きを変えてみること。テーブルがテレビ前にあるなら、思いきってキッチンに寄せて配置すると、部屋の真ん中に生活スペースが大きく取れます。また、配膳や片付けの導線がスムーズになるメリットも。料理中の人と会話もでき、テレビを見ない分コミュニケーションの時間が増えそうですね。
窓&コーナーを斬新に使う
出典:unsplash.com
こちらは窓とコーナーを使った斬新なテーブル配置。枠にはまらない置き方で、日常にアクセントを与えてくれそう。部屋の角を使っているので圧迫感はなく、省スペースですみます。
楕円形のテーブルなら、コーナーに配置しても不思議と空間に馴染みますね。柔らかい曲線が移動時の動線をスムーズにし、どこに座っても会話が弾むのも魅力。
広く見せる部屋作りポイント①|奥に行くほど低い家具を
家具の配置を変えながら、ぜひ意識して欲しい「広く見せる部屋作り」のポイントをご紹介。部屋の奥に向かって背の低い家具を配置すると、遠近法によって広く感じられます。そして入り口付近には、背の高い本棚や食器棚を置くなど、視覚効果も使ってみて下さいね。
ソファの位置を変える
壁付けし、部屋に大きな抜け感を作る
部屋の間仕切りとしてソファでゾーニングするのも素敵ですが、写真のように壁付けにすると、入口から窓までスッキリとした生活導線を作ることができます。また、ソファの前にローテーブルを置くことが多いですが、あえて置かないという選択肢もあります。抜け感のある開放的な空間が生まれるのでオススメ!
折り畳みテーブルという選択肢も!
本棚の下を定位置にする
ソファの位置は、なにもテレビの前じゃなくていいんです。本棚の前や窓の近くなど、あなたがリラックスできる場所に配置してみましょう。
広く見せる部屋作りポイント②|脚付き家具で床を見せる
部屋の床面を多く見せると、広くスッキリとした印象を与えます。脚付きデザインの家具なら、床面積が増えるだけでなく、掃除がしやすいメリットも。これから家具を変える方は参考にしてみて下さいね。
②「意外なスペース」をお気に入りの場所に!
家の中の使っていなかった場所や、意外なスペースを使って、お気に入りの場所に変身させてみましょう。固定観念を外してトライしてみて下さい♪
玄関や廊下
テーブルと椅子で玄関も居心地よく
玄関は出入りする所で長居する場所じゃない!?いえいえ、テーブルと椅子があれば、居心地の良い空間になるものです。自然光を感じながら、珈琲タイムにしたり、来客とおしゃべりを楽しんだり…。一度試してみる価値はありそう☆
廊下を図書館にしよう
廊下の壁面にオープン収納を設置し、好きな本をずらっと並べればあなた専用の図書館に!棚が机代わりにもなるので、書斎スペースとしても重宝しそうですね。可動棚は、レールの位置を自由に変えられ、自分好みにアレンジできる良さがあります。
パントリー
キッチン横のパントリーを自室にしている素敵なアイデア。煮込み料理の合間に、家計簿をつけたりハンドメイドをしたりと楽しめそうですね。
クローゼットや押し入れ
ワークスペースに
収納もしながら空いたスペースをうまく有効活用して、クローゼットをワークスペースに。こじんまりとした空間で集中力も上がりそう!いかに生活を楽しめるかを探っていきたくなりますね。
私だけの空間に大変身!
「本当に押し入れ!?」と驚くほどの変身ぶり。ふすまを取り払って、居心地の良さそうな部屋にカスタマイズされています。押し入れ特有の奥行きを生かして、収納したいものは奥に置き、作業しやすいように手前を開けているのも参考になりますね。
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ベランダ
ベランダはもう一つの部屋
ベランダを個別の場所と考えずに、部屋の続きとして考えてみるとぐんと発想が広がります。使わなくなった家具や雑貨などを並べて、まるでカフェのような雰囲気に!
子供も喜ぶくつろぎスペース
簡易的なテーブルや椅子を置いてくつろぎスペースを作ってみましょう。日よけになるシェードや、可愛いガーランドがあれば落ち着く空間に。ピクニック気分でご飯やおやつを食べれば、お子さんも喜びそうですね!その日の気分で、過ごす場所を変える楽しみを♪
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ワクワクするベランダ作りの参考にしてみて下さい。
③アイデア次第で広がる「収納スペース」
壁面やちょっとした隙間などを利用した、収納のアイデアやヒントを紹介します。「ここに〇〇があったらいいな」を叶えられるかも!
壁面に大容量収納できる「有孔ボード」
吊り戸棚や収納場所が少ないキッチンには、壁に貼って使える「有孔ボード」がオススメです。調理中にさっとキッチンツールが取れるので使い勝手バツグン◎。フックや棚を付けたりとカスタマイズできるので、キッチン以外でも様々な場所で活躍しますよ。
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「ラック」をプラスして食器の収納力をUP
食器棚のデッドスペースは意外と気になっている方も多いのでは。食器を重ねすぎると取りづらいし、余裕を持たせると棚上部の空間が勿体ないですよね。ディッシュラックを使うと、食器の出し入れがしやすく収納力もぐんとUPします!
隙間を収納スペースに変える
細々した物を詰め込める「スリムワゴン」
キッチンやサニタリーのちょっとした隙間には、スリムワゴンを置いて、収納スペースに変えてしまいましょう。細々したものをスッキリ片づけられます。キャスター付きでラクラク引き出せるのも便利。
写真のアイテムはこちら
「カフェカーテン」でおしゃれに目隠し
隠れスペースを有効活用したのはいいけれど、使う時以外は隠しておきたい…。そんな時は、突っ張り棒+布で作る「カフェカーテン」で、おしゃれに目隠しをしてみましょう。
カフェカーテンの作り方の参考に♪
「棚やフック」で物の居場所を作る
無印の「壁につけられる家具」は、欲しい場所に棚・フック・箱・ミラーなどを取り付けできる優れもの。隠れスペースを有効利用でき、「この場所にあったら便利!」なアイテムの定位置を作れます。ごくわずかな穴が開くだけなので、気軽に設置場所を変えたり、別の用途にも使い回しできるのも嬉しいポイント。
好きな場所にドレッサースペースを
壁に「箱」タイプと「ミラー」を取り付けて、メイク道具を収納すればドレッサースペースになります。「フック」で、ティッシュの定位置もここでキマリ!
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クローゼット下の空間には「収納ボックス」
クローゼット下の空間にも注目です。衣装ケースを置くほどのスペースがない時は、小ぶりの収納ボックスが活躍します。カバンや帽子など型崩れしやすいものを仕舞っておきましょう。
隙間を「ラック」でスタイリッシュにカバー
こまめに掃除しても埃が気になる洗濯機と防水パンの隙間。「洗濯機防水パン上ラック」は、隙間をガードし、排水やホース周りの生活感をスタイリッシュにカバーしてくれます。近くにあると助かる洗剤類やゴミ箱の収納場所にもなって一石二鳥ですね。
私らしい暮らしが叶う
隠れスペース探しは、整理・収納が得意になるチャンスです!今居る環境を、いかに工夫して、毎日の生活を楽しむか──。その視点を持ち続けていると、自然にアイデアが湧き、あなたらしい暮らしがきっと叶います☆