出典: お部屋をおしゃれに見せるには、「引き」で見た時のトータルバランスが大事!インテリアのテイストを決めておくことで、お部屋に統一感を持たせましょう。古さや和室を活かした和モダン・大正ロマンスタイル、リゾートテイストのハワイアンインテリアや西海岸風など、自分が目指したいスタイルを決めるのが最初の一歩です。
部屋の中が片付いてはいるけど、なんとなくおしゃれに見えない…その理由は、ほとんどが「色・柄の渋滞」になっていること。メインに使う色は3色までにする、柄の面積は少なめにする、といった2つを守るだけでも、お部屋の印象は見違えるはず。
賃貸物件では、和室ならではの畳や襖、古い印象の水回りや玄関など、家具や雑貨にこだわるだけではカバーしきれない部分も当然出てきます。逆に、そういった部分をカスタマイズするだけで、驚くほど印象は変わるもの。マスキングテープや小さめのクッションフロアで壁や床を変えてみたり、襖を外したり…。手軽にできるところからカスタマイズしてみましょう。
実は、古さのある賃貸物件にも合わせやすいのが「大人ハワイアンテイスト」。ヴィンテージアイテムと相性の良いビビットな色合いを取り入れつつ、ラタン家具や植物などでリゾートムードをプラス。古さの残る建具も、ほどよい味わいに感じられます。まるでハワイのカフェやリゾートホテルのような、ちょっぴり非日常的だけどくつろげる大人の空間です。
出典: 築40年を超えるヴィンテージマンションの一室。ダイニングにソファと少し高めのテーブルを置き、リビング兼ダイニングとして使っています。オールド感のあるラグとたくさんの植物が目を惹く、大人ハワイアンなお部屋。
出典: 築年数の古い物件に見られる「バランス釜」のお風呂も、植物やカゴなどの雑貨を置くことでリゾートテイストにイメチェン!淡いピンクのタイル壁が活かされ、海外のホテルのような雰囲気を感じさせます。
出典: ダイニング部分をハワイのカフェのような雰囲気に作りこんだお部屋。賃貸の床にパーケット柄のクッションフロアを敷いてカスタマイズしています。こうしたクッションフロアを敷くのは、犬や猫と暮らす人にもおすすめです。
出典: 上の写真と同じお部屋ですが、こちらの寝室、実は引き戸を外して一つに繋がった空間。床がヘリンボーン柄になっているほか、ラタン家具を多く取り入れており、同じハワイアンテイストでも少し違う雰囲気。家具の素材や色を変えるだけで随分印象が変わりますね。
出典: リビングやダイニングに大きめの観葉植物を置くと、一気にお部屋もリゾートテイストになります。ベージュや白など落ち着いたトーンでまとめつつ、ラタンや木製家具を組み合わせることで、カラフル過ぎない大人のハワイアンインテリアに。
古くても新しくても、日本の賃貸インテリアにばっちり決まるのが「大正ロマン」や「和モダン」といったテイスト。比較的新しい物件なら和モダンテイスト、古い物件なら大正ロマン風に寄せると、無理のない範囲でおしゃれな部屋が作りやすいです。
出典: アンティークアイテムや古道具を並べた、どこかノスタルジーな空間。ぎっしりモノを置くのではなく、適度に空白を作ったり、目線を低めにして広々と見せることでごちゃごちゃしすぎず、落ち着ける雰囲気になっています。
出典: 築年数の古い団地やアパートには、アンティークや古道具の家具を組み合わせるとぐっとおしゃれに。大正ロマンテイストにしたいなら、特にレトロな味わいが感じられるガラス戸の家具を選んでみましょう。
出典: 古い物件ならではの良さを活かしつつ、自分らしく作り上げられたおしゃれなお部屋。モノトーン&ウォルナットカラーでまとめたインテリアが、和室のレトロな空間に絶妙にマッチしています。
出典: 築30年、3LDKの団地の一室。こちらのお部屋、実はもともと和室なんです。畳の上にフロアタイルを敷いて和モダンな洋室にリメイク。よく見たらふすまなどに名残がありますが、言われないとすぐには気付けません。
出典: 2LDKのお宅。畳の部屋にベッドを置いて、和モダンで落ち着く寝室に。ヘッドボードの部分に間接照明を仕込むことで、ホテルのような上質な空間に感じられますね。和室×ベッド×間接照明の組み合わせは、是非真似したいテクニックです。
おしゃれでスタイリッシュな印象を与える、ホテルのようなインテリア。自分の部屋にいながらホテル気分を味わえたら最高ですよね!賃貸のお部屋ではなるべくモノトーンで統一すること、アートポスターなどを飾って非日常感を演出するのが、成功への近道です。
出典: ワンルームを洗練されたホテルのような空間にしたいなら、まずベッド周りから作りこむのがおすすめ。水色×ブラウン×白の組み合わせは、個性的ですが海外風でとってもおしゃれですね!アートな照明とクッションも、「非日常感」のスパイスとして一役買っています。
出典: 壁面にアートを飾ったり、家具を白で統一するとお部屋全体がモダンでスタイリッシュな印象に。白でお部屋を広く見せつつ、壁もうまく使って洗練された印象を作りましょう。
出典: あまり物をたくさん飾らずに、「引き算」のシンプルなスタイルもおすすめです。生活感の出るものはベッド下に収納して隠す、余白を作りつつインテリア小物を見える場所に飾るなど、メリハリをつけることで生活感を隠すのがポイント。
出典: コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションの内装を活かして、モダンなインテリアに。モノトーン×ゴールドの組み合わせが洗練された雰囲気です。賃貸でもOKなアクセントクロスなどを使っても真似できそうですね。
出典: 自分で剥がせる壁紙を使って、白い壁の一面をブルーに変更。さらにファブリックパネルを飾ることで、デザイナーズホテルのような印象に。温かみのあるニュアンスカラーが北欧インテリアとも好相性です。
賃貸&子供がいるお家でも、インテリアは楽しめます。ジョイントマットを敷いたり、カラフルなおもちゃを置くのであれば、面積の大きい壁や床を大胆にカスタマイズして海外風にしてしまうのがおすすめ。子供と一緒だからこそ楽しめるカラフルなインテリアや、遊び心のある空間の使い方を楽しんでみましょう。
出典: こちらの素敵な子供部屋、元々は和室なんです!フローリングシート&剥がせる壁紙でカスタマイズして、こんなにおしゃれな空間に。子供は騒いだり、汚したりしてしまうこと前提だからこそ、先に床や壁を覆ってしまうのは一石二鳥のアイデアですね。
出典: 1LDKのこちらのお部屋では、音を吸収してくれるグレーのタイルカーペットを全面に敷いています。汚れたらそこだけ外して洗えるので、ラグよりお手入れも楽に。おしゃれなタイルカーペットを選べば「賃貸っぽさ」も薄れます。
出典: カラフルなおもちゃは、「見せる」と「しまう」にメリハリをつけて。しまうためのカゴもおしゃれなものを選べば、インテリアの一部になります。
出典: ブルーの壁も、ストライプ柄も、これ全部マスキングテープ!10~20cmの幅広タイプのマステがあるので、それを使えば壁のリメイクも思いのまま。失敗してもやり直しが効くのも嬉しいですね。
出典: スペースを上手に使うのが難しい「押入れ」を思い切ってキッズスペースに。どれだけ散らかっても、戸を閉めてしまえば隠せる、というのもメリットですね。和室がリビングの隣にある団地などにおすすめのアイデアです。
西海岸インテリアの特徴は、「シャビー感」と「色使い」。雨風を受けて変化したような風合いも、西海岸インテリアを作る要素のひとつ。古いお部屋にもマッチするため、取り入れやすいのです。また、カラーコーディネートでは「青」も欠かせません。落ち着いた雰囲気にまとめたいなら、ネイビーや濃い色のデニム素材などを選ぶのがおすすめです。
出典: 落ち着いた青を使ってまとめた西海岸スタイルのインテリア。色数を抑えることで、開放感がありながらも大人の雰囲気になっています。ロゴや柄物の数、面積を抑えるのもキーポイント。
出典: 限られたスペースにもくつろぎ空間が生まれるダイニングソファは、西海岸インテリアにぴったり!1DK、2DKのような間取りでも重宝します。デニム生地のソファには、柄物のクッションやラグを合わせて楽しんで。
出典: 西海岸インテリアには、ポスターを飾るのも効果的。特に、海や空など自然の風景が入ったものがおすすめですよ。お部屋の中に植物を置くのはちょっと…という人も参考にしたいアイデアですね。
出典: グレー、ネイビー、ベージュでまとまった西海岸テイストのお部屋。落ち着いた配色の中にインダストリアルな照明やパレットベッドなどを組み合わせて、クール&カジュアルな空間に。ところどころに飾られている植物も印象的です。
出典: 西海岸風にヴィンテージテイストをミックスして、大人の遊び心を感じるお部屋に。少しレトロな内装と、ダークな木製家具が見事にマッチしていますね!
お部屋をすっきりおしゃれに見せてくれるシンプルインテリア。賃貸インテリアでは、「白」を意識して取り入れたり、モノトーンに統一するのが近道です。また、お部屋を広く見せるコツは意識して「余白」を作ること。引き算を意識して、アイテム選びや配置をしてみてください。
出典: 3DKの団地の一室。白と茶色でシンプルにまとまった和室は、押入れも布で隠してすっきり見せています。あえて壁に何も飾らず、余白を多めに作っているのが素敵。
出典: カラフルな色味が使われているものの、ごちゃごちゃした印象を感じないシンプルなお部屋。こちらも「余白」をたっぷり感じるのがその理由です。デスクの近くや窓際に小さなポスターや植物をまとめて飾ることで、空間にメリハリが付いていますね。
出典: 白をメインにコーディネートされた6畳のお部屋。お部屋の真ん中にテーブルを置くと狭く感じがちですが、ガラス素材を選ぶことで広々した印象をキープ。雑貨の飾り方やアイテムの選び方など、シンプルだからこそ、真似したい工夫が詰まっています。
出典: ベッドリネンやクッション類を同系色でまとめることで、たくさん置いてもすっきり見えますね。ラグを小さめにして床が見える面積を多く取ることで、空間が広く感じられます。
出典: あえてラグを敷かずにお部屋を広く見せる、ベッド周りを白で統一して壁に馴染ませる…など、「引き算」の上手さが印象的なお部屋。すべてピカピカの新品ではなく、古いアイテムもミックスしているのが素敵です。
出典: <Before>
黒いたたきがちょっと重い印象を与える玄関。クッションシートでカスタマイズすれば、、
出典: <After>
空間がパッと明るくなりました。部屋全体の床を変えるのは勇気がいりますが、比較的狭い玄関くらいのスペースなら、気軽にチャレンジできそうです。
出典: <Before>
壁紙を貼るだけでなくもっと本格的に壁を変えたいという時は、ベニヤ板を壁に張り、塗装できる状態にしてからカスタマイズするという方法があります。
出典: <After>
これなら漆喰を塗ることもでき、より本格的な仕上がりに。DIYとは思えない完成度の高さですね。
出典: つっぱりツールと有孔ボードを組み合わせて、カウンターキッチン奥の見せる収納に。アイテムに合わせてフレキシブルに収納でき、壁スペースを有効活用できます。
出典: こちらはキッチンカウンターを手作りで。カラーボックスにタイル柄の壁紙を貼り、天板をのせただけという簡単なものですが、お部屋の雰囲気にとてもフィットしています。対面キッチンでなくても、こうしたカウンターがあるとぐっと使い勝手がアップしますよ。
出典: 本物のタイルを使ったリアルなシールを使って、キッチンの壁をおしゃれにカスタマイズ。気になる柄や色は、こういったアイテムを上手に使って隠してしまいましょう。
出典: よくあるお風呂・トイレ一体型の3点ユニットバス。鏡に手作りの木枠をプラスするだけで、ちょっとした小物が置けるスペースになります。タイル柄のクッションフロアがレトロモダンな雰囲気です。
出典: おしゃれな家では和室の押入れの戸を外して、カーテンにチェンジしている人が多かったです。こちらのお部屋のように洋風にしたい場合、カーテンレールのデザインにもこだわるとインテリアのアクセントになりますね。
出典: ベランダを「第2のリビング」に位置付けるイメージで、手を加えてみましょう。ウッドデッキを敷いて、観葉植物やライトを飾って、使いたいときに一人用の椅子を持ち込むだけ。あまり手をかけるイメージがない場所だからこそ、こだわっているとおしゃれ度がアップします!
出典: 賃貸でもこれだけたくさんの楽しみ方ができるなんて、ちょっと驚きですね。賃貸でも最初からおしゃれな物件を探すのではなく、例えば古めの団地やUR賃貸住宅など、通常かかる初期費用や更新料がいらない物件に住んで、浮いた費用で床や壁をカスタマイズする、という考えもあります。ぜひ自由な発想で、あなた好みのインテリアを楽しんでみてください。
築40年を超えるヴィンテージマンションの一室。ダイニングにソファと少し高めのテーブルを置き、リビング兼ダイニングとして使っています。オールド感のあるラグとたくさんの植物が目を惹く、大人ハワイアンなお部屋。