置くだけで部屋がお洒落にランクアップする、観葉植物。それだけでなく、保湿・浄化作用が高くリラックス効果が高いのも魅力です。

でも、室内に飾って枯れさせてしまわないか不安。そこで今回は、初心者の方が室内でも育てやすい品種をご紹介します。

発育が良く、病虫害も少ないので、育てやすさナンバー１の『パキラ』。葉も幹もくっきりと深いグリーンをしており、部屋全体をクールに引き締めてくれます。そのルックスと育てやすさから、観葉植物では根強い人気があります。

ぱっと見ただけで『パキラ』と分かる、手を広げたような大きな葉が印象的です。

室内に強く、日陰でもしっかりと育ちます。背が大きく伸びますが、剪定して高さを調節しましょう。樹形がシンプルなので、初心者の方でも迷うこと無く剪定できます。

くっきりとしたグリーンは、同じく濃いめのウッドテイストの部屋によく似合います。浮きすぎない落ち着いたインテリアを好む方におすすめしたい植物です。

原産は中南米の『パキラ』ですが、日本の紅葉や楓を思わせる手の平のような葉は、実は和の風合いにもよく似合います。和室造りに悩まれている方にはおすすめの観葉植物です。

北欧インテリア好きに最近人気が高いのがこちらの『ウンベラータ』。

ハート型をした大きな葉と、自由にうねる樹形が印象的な植物です。葉は柔らかく垂れ、大ぶりな樹形ながらも、爽やかで軽い印象を与えてくれます。

柔らかな印象の『ウンベラータ』は、北欧インテリアの優しい木の風合いにとりわけよく似合います。

しかしながら、実は原産が熱帯アフリカの植物。寒さには弱いのが短所です。冬には一度葉がほとんど落ちてしまいますが、生命力が強い『ウンベラータ』は、暖かくなるとまたすくすくと葉を生み出します。

大きくなってどんな樹形に育つかは『ウンベラータ』の楽しみのひとつ。縦にも横にも広がり易いので、インテリアとのバランスを見ながら付き合っていきましょう。

ウンベラータよりも葉は丸く、存在感のある『アルティシマ』。原産は同じく熱帯アフリカですが、寒さにも比較的強く育てやすい品種です。

葉はぷっくりと丸く鮮やかなグリーンをしており、幹も太くインパクトがあります。

育ってくると幹はうねり、個性的な姿を楽しませてくれます。ぷっくりとした姿はチャーミングで、明るいグリーンの葉は、部屋全体に元気を与えてくれます。

その鮮やかで可愛らしい姿は、ポップな雰囲気のインテリアにもよく似合います。グリーンカラーのインテリアのひとつとして、部屋をカラーコーディネートしてみてはいかがですか？

小さな葉が集まって、ひとつの大きな葉を作るような樹形が印象的な植物です。

こちらの『エバーフレッシュ』、昼は葉を大きく広げ、夜になると葉を閉じて眠る性質があります。昼と夜とでは違う表情を見せてくれ、まるで家族のひとりのように生命を感じる他とない植物です。

個性的なルックスがお洒落な『エバーフレッシュ』は、置くだけで部屋全体がモダンなカフェ風にランクアップ。ワイルドな風合いはコンクリート壁の部屋にもよく似合います。

地中海が原産のオリーブは、イタリアンレストランなどでもよく見かけますね。屋外の印象が強いオリーブですが、しっかりと日光が当たる窓際であれば、観葉植物として室内でも育てやすい品種です。

細長い楕円の固い葉が印象的な『オリーブ』。その実は食用としても有名ですが、実をつけるためには風に当たるベランダで育てる必要があります。

室内で観葉植物として楽しむには、食をイメージするダイニング周りに置くのはいかがでしょうか。いつもの食事も美味しく感じることができそうです。

固く樹形のバランスがよい『オリーブ』は、インテリアと掛け合わせず単体で飾っても存在感を保ちます。

寝室の明るい窓際に置いて、朝の目覚めから爽やかな地中海を思わせる風を感じるのも幸せですね。

観葉植物に水を与え過ぎると、根腐れして枯れてしまう原因に。気温が高く発育のいい夏以外は、土がカラカラになったのを水やりのタイミングにして、乾いたらたっぷりとあげましょう。

空気が乾燥する室内では、霧吹きで葉に水をかけて乾燥から守ってあげましょう。乾燥から守ることは、害虫対策としても大切です。

観葉植物の中でも育てやすい品種をご紹介しました。どれも暑い地方の植物のため、日当りの良い所に置いて寒さからは守ってあげましょう。性質を知れば観葉植物も怖くありません。お好きな植物を置いて、部屋をお洒落にランクアップさせましょう♪