心がほっこり!魅力あふれる可愛らしい「郷土玩具」
そしてもうひとつ注目したいのが、縁起物が多いこと。
家内安全、子供たちの健やかな成長など・・・さまざまな願いが込められた、“お守り”としてもぴったりな郷土玩具がたくさんあります。
そして手のひらにのるような大きさのものも多く、“おうちのインテリアのアクセント”にも。コレクションしていく楽しみもありますよね。
旅先で出会いたい!地域別に見る「おすすめの郷土玩具」
北海道|セワポロロ
「セワポロロ」は、樺太に住んでいた北方民族のウィルタ族にまつわる木彫りの人形が原型となり、北海道網走市にある「大広民芸店」の初代店主がオリジナルで作り出したもの。
ウィルタ族の語り部でもあった初代店主の大広さんが作る、福を招くという「セワポロロ」の瞳を見ていると、不思議な世界へと吸い込まれてしまいそう。現在は、二代目がの方が制作を引き継いでいます。
北海道|木彫り熊
青森|下川原焼の鳩笛
岩手|チャグチャグ馬コ
秋田|イタヤ馬
宮城|鳴子こけし
新潟|三角だるま
福島|赤べこ
福島|起き上がり小法師
群馬|高崎だるま
栃木|きびがら細工
岐阜|さるぼぼ
長野|そば食い猿
長野|鳩車(はとぐるま)
東京|犬張子(いぬはりこ)
犬を模した張り子のおもちゃ、「犬張子(いぬはりこ)」。無病息災、魔除け、安産祈願、子供の成長など・・さまざまな縁起物として親しまれています。
とくに犬張子は、初宮参りに使うものとして有名。子供の健やかな成長を願い、「扇子」 「お金」 「でんでん太鼓」と一緒に、子供を抱いた羽織りにぶら下げて参拝するのが良いとされており、これは名古屋の熱田神宮が発祥なのだそう。
東京の郷土玩具として知られていますが、張り子人形で有名な会津、浜松、豊川など・・・全国の色んなところで作られていますよ。地域ごとにすこしずつ、犬の表情や模様の描き方など違うところもあるので、集めてみるのも面白いですね。
奈良|鹿コロコロ
佐賀|尾崎人形
香川|讃岐かがり手まり
愛媛|姫だるま
山口|金魚提灯
山口|オッのコンボ
日本各地の郷土玩具で心豊かな毎日を
日本各地に伝わる郷土玩具はいかがでしたか?どれもほっこりと心が温まるような穏やかな表情で、私たちに寄り添ってくれます。
ふと覗いた店先で、可愛い郷土玩具を見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。毎日の暮らしがちょっぴり明るくなるかもしれませんよ♪
日本各地で作られてきた「郷土玩具(きょうどがんぐ)」。
素朴な表情など、心がほっこりするような愛らしさに満ちていますよね。
「郷土玩具」とは、その名の通り、ほとんどが“子供のおもちゃ”になるよう作られたもの。木地師や織物職人などが仕事の合間に自分たちの子供に与えるために作ったことが始まりといわれており、古くからくの信仰や地域文化も色濃く反映されていて、その地域ならではの魅力に触れることできます。