テーブルにアクセントを作ってくれるクロスたち
使うのは普段使っているクロスで大丈夫
素材感の違いもたのしんで
インパクトのある柄もおもしろい
無地はどんなうつわとも相性抜群
総柄でうつわ周りを引き締める
総柄のクロスはうつわ周りをぱっと明るくして、華やかさをプラスしてくれます。色の濃淡や柄のあらわれ方で雰囲気がぐっと変わるので、置き方をいろいろ試してみたくなります。
うつわとクロスの合わせ方
同系色で揃えてまとまり感を
うつわと同系色のクロスを使うのは定番中の定番。食卓全体がまとまった印象になり、すっきりとして見えます。
ざらりとした質感のプレートにはシックなクロスを合わせて。無造作にたたんで、ラフな雰囲気に。お料理にもぬくもりがプラスされたようですね。
淡いブルーのうつわに濃いブルーのクロスがよく似合っています。メンズライクな細いストライプのクロスには白い小花を足して、愛らしさをアレンジしています。
チェック違いで重ねたプレート×クロスの組み合わせ。柄と柄が重ねてあるのに、色味が似ているので、うるさい感じがしません。オーソドックスなチェック柄も淡い色味だと幼くなりません。
和のテイストによく合うストライプのクロス。大きく広げて、テーブルクロスのように使うのもお洒落ですね。
白とブルーの細かいストライプのプレートと、マグカップ、クロスがそれぞれ上手にリンクしています。爽やかな朝のスタイルが完成しました。
黒いうつわはテーブルで重厚感を醸し出してくれるアイテムですが、モノトーンのチェック柄クロスをアレンジしてあげると、すこし軽やかな雰囲気に。下に敷きこまずに、まわりに流すようにするだけでもカワイイですね。
白とグレーのうつわを重ねて、隣には同じ組み合わせのクロスを無造作にカメラインしました。すこし上に白いお花をアレンジして、バランスよく仕上げています。
使い込んだような鈍色のプレートにはすこし濃いめのクロスを画面奥にアレンジしました。くしゃりと小さめに畳み込んでいるのに、存在感は抜群です。
違う色味でうつわを際立たせる
やわらかいピンク色が愛らしい桃のスムージーは涼し気なガラスのうつわに盛りつけて。濃紺のクロスがよく合います。
北欧らしいテキスタイルが描かれたクロスをピーチレモンティーと合わせています。黒いストローと十字のテキスタイルがリンクしているようで、キュートですね。
ベーシックな無地のクロスを白いお皿の下にすこしだけ敷きこんでいます。散らしたミントの葉がお皿とクロスをさりげなくつないでいます。
真っ白なうつわをテーブルに並べるのは、潔いけれど、それだけではすこし寂しい印象になることも。そんなときには、端正な紺と白のクロスを合わせてあげるとテーブルがぱっと華やぎます。
黒のチェックのクロスを半分にたたんで、ランチョンマットのように配置しました。きっちりさせすぎない、ラフな感じでたたむのがモーニングプレートにマッチさせるポイントです。
イエローの地に白いドットが入ったクロスが、素朴な根菜にとてもよく似合っています。地味になりがちな茶色の食材がワントーン明るく見えますね。
さっぱりとした豚しゃぶうどんには、太めのグレーのストライプのクロスで大人っぽさをアレンジ。夏の冷たいうどんに、クールな表情のクロスがマッチしています。
ざるをうつわにするのは夏の食卓でよくみられる演出のひとつです。濃色のクロスを下に敷きこむと、ざるの輪郭がはっきりとしてより涼し気に見えます。
丸いテーブルに丸い真っ白なうつわをのせるだけでも、もちろん素敵なのですが、テーブルライナーのようにクロスを置くと上品さがプラスされました。まるでお洒落なカフェでのランチのよう。
色味の違うプレートを何枚か使うとき、ベーシックなクロスを一枚下に敷きこむとまとまりが生まれます。ほんのすこししわをつけてあげると、ぎゅっと寄せたプレートの雰囲気がキュートに見えます。
たくさんのおかずが盛りつけられた元気が溢れるモーニングプレート。濃紺のクロスを敷きこむことで、ぐっと画面を引き締めています。
テーブルの上の動きをアレンジ
クロスを大きく形作って
くしゃりと立体的にアレンジしたクロスは、無造作なように見えて、テーブルに大きな動きを与えてくれる素敵なアクセントになっています。
シックなクロスをストウブのベビーウォックの下に敷きこんで。柔らかそうな質感が、ストウブのつるりとした滑らかさにそっと寄り添っています。俯瞰から撮るときには、アシンメトリーになるようにクロスを配置すると素敵ですね。
クロスの裏側も見せてしまうというなんとも大胆な配置ですが、色味が優しいので、あまり気になりませんね。にんじんとトマトのポタージュの色合いが引き立てられています。
たらりとオリーブオイルを垂らす瞬間をとらえた一枚。ふわりと置かれたクロスも調理途中の雰囲気を醸し出しています。
上の写真と同じクロスを使っていますが、見える面が違うと趣がだいぶ変わります。場所によって柄が違うクロスを使うときは、何パターンか見え方を研究してみるといいですね。
すこしたゆませ、優しい動きをプラス
ぱたんと二つ折りにしたクロスですが、端をほんのすこし持ち上げて躍動感のあるイメージに。リアルな食卓の光景をとらえています。
斜めになるよう、折り紙のように折ったクロス。ストライプのクロスが画面の三分の二ほどにおさまるようにセッティングしているので、余白が効いていますね。
テーブル全体に敷きこんでいるように見える細い縞のクロスですが、これがないとずっと寂しい印象に。テーブルによく馴染む色味ですが、あるとないとでは大違いです。
平らに敷きこんだクロスを最後にすっと手で引いて、すこしたゆませています。きっちり敷きこむと端正な印象になりますが、ラフにアレンジすることでカジュアルな雰囲気を作り出しています。
お皿とパウンド型の間の部分に折り込みを作って、立体的にアレンジ。まわりにお花とバナナを置いて、画面全体のリンク感をアップしています。
ほんのすこしだけ木のテーブルの部分を見せることで、落ち着きのあるお食事シーンに仕上がりました。全部をテーブルクロスのように覆ってしまうのも素敵ですが、たまにはこういう配置もお洒落です。
細い縞模様のラインに沿ってほんのすこし端をカーブさせたクロスは、丸いお皿や湯飲みのラインともきれいにマッチしています。直線的なラインを作るよりも、場が和みますね。
素材とのカラーリンクを楽しんでみる
飾ったひと枝のミントと穏やかなミントグリーンのクロスが絶妙にマッチしています。お皿が小さめなので、小さめにたたんだクロスがぴったりです。
苺のガスパッチョの鮮やかな赤とウィリアムソノマのクロスの赤は色味の傾向も似ていて、とても素敵。真っ白なお皿の中のガスパッチョがクロスの中でもリフレインされているかのようですね。
ずらりと夏野菜を並べたスキレットは、見栄えがとてもいいですね。チェックのクロスは白が使われていて、重くなりがちな画面をきゅっと軽やかに引き上げてくれています。
イチジクのオープンサンドにはミントの葉をたっぷりと散らして、爽やかな雰囲気を演出しています。葉っぱものはリンクさせやすいので、淡いグリーンのクロスを一枚持っていると、お料理とリンクしたいときに重宝します。
フルーツがいっぱいのスイーツプレートには、ブルーベリーの紺とリンクするクロスをチョイスして。クロスの奥側をひょいと上げることで、画面に奥行を感じさせています。
大小にカットしたベリー類をトッピングしたパンケーキはさっぱりとしていてとても美味しそうです。小さめのテーブルにアレンジするときも、全体には敷きこまず、動きをつけるとお洒落に見えます。
熱いうつわの鍋敷き代わりにも
流行りのスキレットにもクロスはぴったり。何重かに折り重ねることで、テーブルを傷めることなく、見栄えのいいデザートが出来上がります。
ストウブで煮込んだお野菜はアツアツのところをテーブルでそのままいただけます。重いストウブをクロスの上だけに置くと心配なときは、クロスの下に鍋敷きを入れておくとさらに安心です。
お魚のコンフィはじっくりと火を通すお料理。ホーローの容器を使えば、キッチンで仕上げてそのままテーブルまで運ぶことができます。ホーローのうつわと同じくらいの大きさにたたんだクロスなら安定感も抜群。液体が多めのお料理でも安心です。
季節感をアレンジしてみるのも素敵
さらりと下に敷きこんだクロスで季節感もあらわすことができます。四季折々のクロスを持っていると、ささっと表現力がアップしそうです。
春らしい明るいイエローを使ったクロス。くしゃりと敷きこんで、美味しそうなパスタをより立体的にアレンジしています。
クリスマス模様も一目で季節感がわかりますね。お料理だけだと、クリスマスをあらわすのが難しいときでも、クロスがあれば一目瞭然!簡単に季節を感じさせてくれますね。
さりげなくプレートのカラーともリンクしている雪だるまのクロス。ちょっぴりユーモラスな表情の雪だるまがとてもキュートです。
お豆の柄のクロスにお豆のお弁当をアレンジして。落ちつきのあるカラーリングなので、お弁当が爽やかに見えますね。
クロスを活用して、いつもの食卓をワンランクアップ
いつもと同じお料理でも、クロスがあるだけでちょっぴり大人の食卓に早変わり。引き出しの中に眠っているお気に入りのクロスを出して、気軽にアレンジしてみてくださいね。毎日のテーブルコーディネートがもっともっと楽しいものになりますよ♪
素敵なクロスを持っていても、なかなかうまく使いこなせていないなと感じることも多いですよね。お手頃価格で購入できるクロスはついついコレクションしたくなってしまいます。せっかくですから、食卓を華やかに演出する小道具として、もっともっと出番を増やしてあげましょう。