写真家・石田真澄の『花屋図鑑』 
vol.4-東京の玄関口を彩るシックなおのカバー画像

写真家・石田真澄の『花屋図鑑』
vol.4-東京の玄関口を彩るシックなお店

花屋は店主のセンスが詰まった、季節の移り変わりを感じられる場所──人気写真家・石田真澄さんと巡る連載『花屋図鑑』。第4回目は東京の中心地である丸の内にある花屋<bois de gui Tokyo(ボワドゥギ・トウキョウ)>へ。桜が散り、新しい季節の訪れを徐々に感じさせてくれる頃、石田さんがフィルムに焼き付けます。(2022年05月06日作成)

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大手町と日比谷の間をつなぐ、“丸の内仲通り”。オフィスビルが建ち並ぶこの場所には近年、ラグジュアリーブランドやカフェ、アートギャラリーが集まっています。この通りに、昨年の2月にオープンしたのが<bois de gui Tokyo(ボワドゥギ・トウキョウ)>。

ガラス張りの外観からは、植物とシックな色をした花々が見えてきます。自然のエネルギーを映しながらも、どこか気品を感じる佇まいは、パリのブティックのよう。お店のルーツはパリ……ではなく大阪・北浜の人気店<bois de gui>にありました。

店名はフランス語で「ヤドリギの森」という意味。“美しい自然と人のつながりを大切に、心に残る空間”を目指すという想いが込められています。東京店もまた、そのコンセプトを受け継いでいるのだと、店長の廣田大慈さんは話します。

「平日はオフィスで働く人が、休日は買い物や食事に来た人が、ふらっと休憩に来られる場所でありたい。だから、くつろげるようにお店のスペースは広めに設けています。じっくりと花と緑に癒されて帰って欲しいですね」

今日はちょっとお洒落をして<bois de gui Tokyo>へ。
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新鮮な花を届ける仕組み

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ガラスの扉を開くと、まず目に入るのはグリーンに囲まれた小さな部屋。まるでショーケースのように季節の花々が並んでいます。
「花は冷房をかけて新鮮な状態にしたいので小部屋に分けています。花と観葉植物では、それぞれに適温が異なるんです。お店を外から見ると、よく植物専門店と勘違いされるんですけどね(笑)」と廣田さん。

営業中のお店には、植物を目当てに来た男性が花に心惹かれ、購入する姿もありました。
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「グリーンは見た目のカッコよさはもちろん、手入れのしやすいものを揃えています」(廣田さん)

「グリーンは見た目のカッコよさはもちろん、手入れのしやすいものを揃えています」(廣田さん)

スモーキーで珍しい花々

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小さな部屋にある花は、どれも上品で落ち着いた色味をしています。並べられた様子は色とりどりなのに大人っぽく、気品が漂う。

「お花は、彩度を上げず、グレイッシュでスモーキーな色の花を選んでいます。そうすることでシックな世界観にまとまるんです。また、仕入れの時は、咲き方や、枝や茎のしなりが珍しいものを吟味。花や緑の一つ一つの個性で勝負したいと思っています」
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(写真上)ピンクのバラはシュナーベル。(写真下)4月上旬の取材時には、淡い色のカラーやラナンキュラスなどが並ぶ。

(写真上)ピンクのバラはシュナーベル。(写真下)4月上旬の取材時には、淡い色のカラーやラナンキュラスなどが並ぶ。

(写真左)芸術的な色合いをしたカラーのピカソ。(写真右)枝ぶりが豊かなハナミズキ。

(写真左)芸術的な色合いをしたカラーのピカソ。(写真右)枝ぶりが豊かなハナミズキ。

花瓶を鑑賞できるスペース

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珍しい花器が豊富なのもお店の魅力。フランスのブランドから日本の作家が作る花器まで、選りすぐりを集めています。

「お店のシックな世界観と共感する花瓶を買い付け、お店の一角で販売しています。あと、このスペースではアーティストの作品を展示することもあるんです。美しい作品をじっくり鑑賞する取り組みを、今後も行なっていきたいですね」
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フランスの手吹きグラスブランド「ラ・スフルリー」をはじめ、スペインから取り寄せたハンドメイドのリサイクルグラスなど、さまざまな花瓶が並ぶ。

フランスの手吹きグラスブランド「ラ・スフルリー」をはじめ、スペインから取り寄せたハンドメイドのリサイクルグラスなど、さまざまな花瓶が並ぶ。

上品な花束に潜む、遊び心

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<bois de gui>のブーケは上品で重厚感があります。大切にしていることは、”種類を絞ること”だと廣田さんは語ります。

「これだと決めた花や緑をいくつかに絞って入れるようにしてます。ごちゃごちゃしないシンプルな仕上がりを目指しつつ、一部、インパクトのあるお花を入れる。そこにそんなお花が潜んでたんや!みたいな驚きを与えたいですね」
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今回は店長の廣田さんに編んでもらいました。選ぶのは、グレビリアやアカシア、緑とピンクのアンスリュームなど。「緑を多めに入れているので、家で飾ったときに長く楽しめるんです」と廣田さん。

今回は店長の廣田さんに編んでもらいました。選ぶのは、グレビリアやアカシア、緑とピンクのアンスリュームなど。「緑を多めに入れているので、家で飾ったときに長く楽しめるんです」と廣田さん。

フレッシュな緑をふんだんに使ったブーケが完成。季節や仕入れの状況で変動はありますが、こちらのブーケで7,700円+税。

フレッシュな緑をふんだんに使ったブーケが完成。季節や仕入れの状況で変動はありますが、こちらのブーケで7,700円+税。

SHOP DATA

bois de gui Tokyo│ボワドゥギ・トウキョウ
東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
☎︎03-3201-5687
営業時間:11時~19時/不定休
店内ではブーケはもちろん、花を1本から購入可能。ブーケは店頭オーダー、電話、ネットでの注文ができ、全国配送も対応している(季節によって一部地域には送れない可能性があります)。お店は東京の他にも、大阪の北浜、和歌山にもある。

<bois de gui Tokyo>を訪ねて

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まるで中庭のようにお花たちが集まっている<bois de gui Tokyo>は、シックさと風通しの良さが相まった空間。取材日は雨でしたが、雨の丸の内と、とても雰囲気が合い落ち着いた時間を過ごすことができました。花束は形を崩さずずっとそのまま飾っておきたいと思うほどコンパクトにまとめられていて、緑が多く、部屋に置いていても、しばらく緑の香りが漂っていました。今度は晴れの日に行って店内を楽しみたいです。
石田真澄
写真家
石田真澄
1998年生まれ。埼玉県出身。個展『GINGER ALE』(2017年)が話題に。その後、5冊の写真集を刊行。また、雑誌や広告のフィールドでも活躍。POCARI SWEAT『ポカリ甲子園』や横浜DeNAベイスターズ『サマータイム ベイスターズ』などのCMを撮影。近著に夏帆の写真集『おとととい』、八木莉可子の写真集『Pitter-Patter』がある。
公式ホームページ
Instagram
写真:石田真澄
編集・文:恩田栄佑

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