毎日、穏やかな気分で過ごしたい
私たちは毎日人と関わりながら生活しています。人との関わりが喜びや楽しさを教えてくれる一方で、不安や悩みのタネとなってしまう場合も残念ながら少なからずあるでしょう。
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人と関わりながらも心穏やかに過ごすために必要な要素のひとつに「折り合いをつける」ことがあげられます。折り合いをつけるとはどんなことか、またどうすれば良いのかについて考えてみませんか?
人との折り合いとは
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折り合いとは、交渉においては「互いに譲り合い納得できる妥協点を見つけること」を意味します。人間関係において使う場合は、「関係性をまとめる、調節する」という意味です。類義語は「譲歩」です。
つまり、折り合いをつけるには自分の意見だけを通そうとするのでもなく、反対に自分だけが我慢をするのではなく、お互いに妥協する必要があるということです。
周りからの信頼があつく、誰とでもそれなりに上手くやっていける人が職場に1人や2人いるのではないでしょうか。そういう人は、この「折り合いのつけ方」が上手だといえそうですね。
上手に折り合いをつけるための方法とは
ではどうしたら「折り合い」が上手につけられるのでしょうか。どんな方法があるのか、またその方法とは何か見ていきましょう。
多角的に物事を考える
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意見や考えがぶつかると、何を言っているのだろう…とイライラしたり腹立たしくなったりしますよね。自分の意見が受け入れられないことへの抵抗もあるでしょう。
でもきっと、相手も同じことを思っているはずです。「なんで分かってくれないのだろう、何を考えているのだろう」とお互いに腹を立てあっていては、いつまでも解決できませんよね。
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相手の立場にたって、想像してみましょう。まず、怒りを抑えないことには想像もしにくいはず。深呼吸をして心を落ち着かせましょう。そして、全く違う角度から物事を見ることができれば、互いの妥協点が見えやすく、折り合いがつけやすいでしょう。
グレーゾーンを大切にする
「白か黒」とか「0か100か」という風にしか考えることができない場合、折り合いをつけるのはとても難しいでしょう。グレーゾーンや50という「真ん中」に考えを寄せていくのが「折り合いをつける」ことだからです。
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初めから答えはひとつだと決めつけることなく、いろんな考えを取りいれようとする柔軟性を持つように心がけましょう。そのためには、日々ストレスを発散して心に余裕を持たせることも大事ですね。
折り合いをつけることを前提にしない
ただ、「折り合い」とはあくまで人と関わりながらも心穏やかに過ごすための方法であって、「私はこれをやるからあなたはこっちをお願い」というように初めから自分主導の「折り合いありき」では上手くいくはずの人間関係がうまくいかない可能性もあります。
まずは誠実に相手の話をしっかりと聞いて、そして自分の考えも述べましょう。その上で少しずつ互いに歩み寄って納得できるポイント、つまり妥協点を見つけていくのが、上手な折り合いのつけ方です。
上手に折り合いをつけながら気持ちよく暮らそう
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共に仕事をする相手はもちろん、友達や家族とでさえ、時には考えの違いが明らかになったり意見の対立があるでしょう。どの場合においても、自分だけが我慢をしてやり過ごすのは苦しいですよね。
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たとえ考えや意見の対立があったとしても、互いに良い方向に進んでいこうとする気持ちがあれば、折り合いは自然とつくのかもしれません。ですが残念ながら、向かおうとする方向すら違う相手もいるでしょう。
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そんな時はまず、自分が上手に折り合いをつけるために、考え方や話し方を変えてみてください。自分から変わることで相手の反応も少し違ってくるでしょう。そして、今より少しでも人間関係で悩むことなく、穏やかに暮らせたらとても嬉しいことですよね。