一人でいるとき、自分をどう扱っていますか?
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普段、自宅にいるとき、どんな風に過ごしていますか?どんな服を着て、どんな風に過ごしているでしょうか。「一人(家族)しかいないから、適当な格好をしている」人も少なくないと思います。
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では、もし自宅に友人や大切な人、憧れている人が泊まりに来るとしたら…。「適当に着ている服」をパジャマや着替えとして貸したり、その姿で出迎えできますか?
「大切な人にはそんな事はしない」なら
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「お客さんなら新しいパジャマを用意する」「恥ずかしくない服を着て、家も掃除して片付ける」
そう判断するとしたら、普段の暮らし方との扱いの差はどうして起こるのでしょうか。
そう判断するとしたら、普段の暮らし方との扱いの差はどうして起こるのでしょうか。
「自分はどうでもいい」という意識が扱いの差に
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適当な服で、片付けも面倒くさいからやらないというのは、「自分はどうでもいい」という意識から来ているのかもしれません。「お客様は大切にしなければいけないけど、自分に対してはそんな労力を割きたくない」という気持ちはないでしょうか。
「自己肯定感が低い」という自覚がある人は、特に自分に当てはまるかもしれません。または、仕事や家族の世話など「自分以外の誰かの事情」を優先せざるを得ない状態でも、この現象は起こりがちです。
他の誰もしてくれないときこそ、自分自身を「大切な人」として扱って
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「お客さん相手だと、どう思われるか心配だから見栄で頑張るだけ」という場合でも「相手を不快にさせる要素を取り除いて心地よいと感じる状態にしよう」という風に行動していますから、「心地よく感じるようにしよう」という風に行動している点は心から歓迎しているときと同じです。
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とにかく疲れていて「何もしたくないし考えたくない」という場合は別として、「自分が相手だからコストをかけなくてもいいや」と自分を粗末に扱うのは、自分に対して「自分が嫌い」というメッセージを送っているのと同じかもしれません。
「まだ着られるから」とヘタってしまって気分が上がらない服を着て過ごすのは「私にはこの程度がお似合い」と自分で自分を見下すクセをつけているような感じかもしれません。少なくとも、ヨレた服を着ていて「私には価値があるから、何を着ていても問題ないわ」とポジティブな気分になるには、メンタルによほどパワーがないと難しいのではないかと思います。
暮らしの中で「自分のため」「心地いい」を増やしていこう
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自分を下に見るようなクセがあると、それが普段の態度にも表れます。「周囲の人にぞんざいな扱いを受ける」と理不尽に感じていたけれど、「実は一番、そういう存在として扱っていたのは自分」という状態にならないように、自分自身を「大切な人」として扱ってあげましょう。
「大切な人として扱う」のはささやかな事から
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「自分を大切な人として扱う」のはそれほど大げさな事をする必要はありません。例えば、休日の朝ごはんを「適当にある物で済ませよう」ではなく、前日から何を食べたいか考えて「これが食べたい」と思った物を用意するという風に「お客さんをもてなす」のと似たようにしてみるなど、簡単な事でOKです。
他には「古着を寝間着にしたり、ヨレヨレになった服をいつまでも着続けないで、着ていて気持ちの良い物に買い換える」という風に、「他人への対応だとしたら不愉快に思われるだろう」という所を改めてみるなど、客観的に見てどう感じられるかを振り返ってみましょう。
掃除にしても「自分以外、誰も不快にならないからサボってOK」と思うのは自分を粗末に扱っているかもしれません。「自分が気持ちよく過ごせる環境を用意する」事で「自分を大切」にしてあげる事になります。
既に家事を頑張っている人や、やりたくない事を頑張るときにはあえて、お出かけ用や使うタイミングがなくてしまい込んでいるお気に入りのアクセサリーを付けて、「自分のため」のちょっとしたおしゃれをするのもおすすめです。
「自分を大切にしないと」と頑張りすぎないのも大事
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自分自身の扱いについて反省すると今度は「良くない事だから直さなくちゃ」と無理をしてしまうタイプの人は、一呼吸して「自分へのご褒美」が自然と暮らしに取り入れる所から始めてもいいかもしれません。普段使いの物を一つだけ、とても気に入った食器に買い替えたり、一息ついたときに飲むお茶のグレードを上げるような方法なら、普段の生活の中で無理なく「自分を大切に扱う」を増やす事ができます。
「欲しい物で散財しがちだけど、自分を大切に扱っているという感じがしない」という場合は「必要で買う物の質を上げる」方法が有効かもしれません。「欲しくないけど必要」な場合、コスト重視で使い心地などが後回しになると「気分良く使えない」という形で自分に跳ね返ってくるからです。
日用品は使うたびに愛着が得られる物を選べると、毎日が楽しくなります。
自分を大切にすると自分の事が好きになる
自分で自分を大切にできる事が増えると、暮らしやすくなって気持ちが楽になれます。「どうせ私なんか…」が口癖になってしまうと、自分自身が辛いもの。「自分を大切にしよう」と言われて「え、自分を…?」と思った人ほど、自分を大切にしてあげる意味があります。
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お花にお水をあげるつもりで、小さな事から自分を大切な人と同じように扱ってあげてください。それが自然とできるようになれば、お花が咲くようにきっと心地よく暮らせているはずです。
画像のご提供ありがとうございました。