“捨てる”その一歩先を考えるには――
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ストレス発散で買い物をしたり、心の隙間をモノで埋めようとしたり。その瞬間は満たされても、心が真に満たされることはありません。
それらはみな、最終的には必要なくなり、ゴミとして捨ててしまうのです。
“捨てる”その一歩先を考えることは、心を満たす暮らし方にシフトしていくということでもあります。
それらはみな、最終的には必要なくなり、ゴミとして捨ててしまうのです。
“捨てる”その一歩先を考えることは、心を満たす暮らし方にシフトしていくということでもあります。
モノを捨てることへの後ろめたさ
モノを捨てることへの後ろめたさは、誰しも少なからず感じているはずです。使い切れずもったいないことをした。あるいは、つまらないものを買って失敗した――。
大切なのは、もうゴミを増やさないことです。それは、モノで心の隙間を埋めたりしない、満たされた生き方をすることでもあります。
大切なのは、もうゴミを増やさないことです。それは、モノで心の隙間を埋めたりしない、満たされた生き方をすることでもあります。
“捨てて終わり”にしない
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散らかった部屋を片付けると、大量のゴミが出ます。ゴミを捨ててしまえば、自分の目の前からはなくなります。
しかし、ゴミを燃やすのには化石燃料を必要としますし、埋め立て処分するにも自然を壊さなければなりません。ゴミを出すということは、環境に何らかの負荷をかけているのです。
しかし、ゴミを燃やすのには化石燃料を必要としますし、埋め立て処分するにも自然を壊さなければなりません。ゴミを出すということは、環境に何らかの負荷をかけているのです。
大量消費のサイクルから抜け出す
捨てたら終わり、ではないのです。また新たにモノを買って消費欲を満たし、ゴミとして捨てる。
そんな大量消費・大量廃棄のサイクルから抜け出すのです。お金も資源も有限であり、壊れた自然はなかなか元には戻りません。
そんな大量消費・大量廃棄のサイクルから抜け出すのです。お金も資源も有限であり、壊れた自然はなかなか元には戻りません。
わたしたちに何ができる?
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では、わたしたちに何ができるのでしょうか。それが、「ゴミを増やさない暮らし」です。そして、愛着をもち、長く使い続けられるものを選ぶこと。
この二つが、モノは少なく、心は豊かに暮らす方法なのです。
この二つが、モノは少なく、心は豊かに暮らす方法なのです。
今日からできる「ゴミを増やさない暮らし」
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「ゴミを増やさない暮らし」は高尚な目標でもなく、仰々しくとらえる必要もありません。今の生活の中で、今日からできることをすればいいのです。
それは買い物の仕方であったり、ちょっとした工夫や気遣いであったり。無理なくできるところから、始めてみましょう。
それは買い物の仕方であったり、ちょっとした工夫や気遣いであったり。無理なくできるところから、始めてみましょう。
次の持ち主へのバトンを繋ぐ
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ゴミとして捨てる前に、再利用できるものはないでしょうか。人に譲れそうなもの、まだまだ使えるものがあるはずです。
リサイクルショップや古本屋に持ち込んだり、フリマアプリを活用したり。次の持ち主へのバトンを繋ぐことは、手放す側の責任でもあるのです。
リサイクルショップや古本屋に持ち込んだり、フリマアプリを活用したり。次の持ち主へのバトンを繋ぐことは、手放す側の責任でもあるのです。
エッセンシャルワーカーに配慮する
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繰り返しになりますが、ゴミは捨てたら終わりではありません。回収して処分するという、“面倒”を引き受けてくれる人がいるのです。
そういった方々の迷惑にならないよう、配慮をすること。中身は使い切る、袋の口はしっかり閉じる、水分はしっかり切るなど、今すぐできることがあるはずです。
そういった方々の迷惑にならないよう、配慮をすること。中身は使い切る、袋の口はしっかり閉じる、水分はしっかり切るなど、今すぐできることがあるはずです。
リサイクル力を上回らない消費
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モノは使い切ることで、その本分をまっとうします。自分ひとりで使い切れる量、リサイクルできる力量にも、限りがあるはずです。
それ以上の消費をしないことが、ゴミを増やさないことにつながります。必要以上に買い込まない、使い切れるだけ買うなど、少しの心がけでできるものです。
それ以上の消費をしないことが、ゴミを増やさないことにつながります。必要以上に買い込まない、使い切れるだけ買うなど、少しの心がけでできるものです。
愛着のもてる「もの選び」
愛着のもてる「もの選び」は、ブランドや流行に左右されません。最新式である必要もありませんし、華美な装飾がなくてもいいのです。
持ち物は、自己顕示欲を示すためのものではありません。等身大の、自分らしいふつうの暮らしを支えるものなのです。
持ち物は、自己顕示欲を示すためのものではありません。等身大の、自分らしいふつうの暮らしを支えるものなのです。
土に還る素材のもの
器や道具、保存容器など、日用品はプラスチック製品にあふれています。安くて便利な反面、簡単に使い捨てられ、ゴミとなるのです。
マイバッグが当たり前になったように、なるべく「土に還る素材のもの」を選ぶことはできるはず。さらしの布や天然素材のかご、蜜蝋ラップなど、楽しく暮らしに取り入れたいですね。
マイバッグが当たり前になったように、なるべく「土に還る素材のもの」を選ぶことはできるはず。さらしの布や天然素材のかご、蜜蝋ラップなど、楽しく暮らしに取り入れたいですね。
修理して長く使えるもの
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壊れても修理できないもの、修理代が高くつくものが、圧倒的に多いのが現実です。新しく買うほうが安く済むことも多々あります。
それでもできることは、直しながら長く使えるものを選ぶこと。壊れたときに相談できる人やお店を見つけておくことも、今できることのひとつです。
それでもできることは、直しながら長く使えるものを選ぶこと。壊れたときに相談できる人やお店を見つけておくことも、今できることのひとつです。
環境負荷の低いもの
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大量生産された安くて便利なものは、効率重視で作られています。製造途中に大量のロスが出ていれば、自分も間接的にゴミを出していることになるのです。
安さを重視してモノを選ばないこと。どのように作られているかまで、想像力を働かせることが大切です。
安さを重視してモノを選ばないこと。どのように作られているかまで、想像力を働かせることが大切です。
簡素なデザインのもの
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余計な装飾や機能がついたものは、はじめは気分が上がります。しかし、そんな熱もすぐに冷め、飽きが来るものです。
簡素なデザインであれば、飽きることもありませんし、暮らしにすっとなじみます。幾通りにも使えて、長く使い続けられるのです。
簡素なデザインであれば、飽きることもありませんし、暮らしにすっとなじみます。幾通りにも使えて、長く使い続けられるのです。
「ゴミを増やさない暮らし」で心豊かに
「ゴミを増やさない暮らし」のヒントをご紹介しました。
大量消費、大量廃棄のサイクルから抜け出す。そして、無理なくできる「ゴミを増やさない暮らし」を実践していく。
そういった気負いのない、等身大の暮らしが、わたしたちの心を豊かにするのです。
大量消費、大量廃棄のサイクルから抜け出す。そして、無理なくできる「ゴミを増やさない暮らし」を実践していく。
そういった気負いのない、等身大の暮らしが、わたしたちの心を豊かにするのです。