褒められて嬉しかった経験がみなさんにもあるはず。誉め言葉には、相手を尊敬したり、頑張りを認めたり、労わる気持ちも込められています。褒められると、自分を認められたようでホッとするし、また頑張ろうという気力にもなりますよね!その姿を見て褒めた側も嬉しくなるもの☆褒めることは、人とのコミュニケーションを良くする魔法の言葉です♪
褒め上手な人は観察力があり、周りの人の少しの変化や、相手がどんなことに喜びを感じるのかを自然にキャッチしています。相手に対して興味を持ち、人と関わるのが好きとも言えそうですね。
人や物事の良い面を見付けることが上手で、幸せ探しが得意。目の前で話す人を見て「楽しそうに話すなあ♪」と見過ごしてしまいそうなシーンにも気付けるから、お互いがハッピーになります。マイナスに捉えがちなこともポジティブな見方ができる人。
自分の思っている事や気付いたこと、お礼を言いたい時にちゃんと相手に届けられる伝え上手な人。ここで言う伝え上手とは、豊かな表現力と言うより「素直に」伝えられる人。タイミングを逃さず、さりげなく褒めてくれます。照れずに言うところも「褒め上手な人」の共通のポイントかもしれません。
毎日元気に学校に行く子ども、ゴミ出しを買って出る夫、にこやかに話しかけてくれる同僚etc普通の日常の一コマだって長所です。家族のためにご飯を作ることや、誰かのことを想うことだって当たり前ではないはず☆些細なことに喜び感謝できるのは、褒め上手さんのスタートです。
過去と今を比べてみると、良くなった事やできるようになった事にたくさん気付きます。たとえば、後輩が仕事の相談をしてくれるからスムーズになった、子どもがお留守番できるようになったなど、少し立ち止まってみると、いつもの景色の中に長所が見つかるはず♪そっと相手に伝えてみよう。
出典: 日記やウォーキング、子どもの習い事、毎朝のお弁当作りetc、習慣や続けていることも相手の長所になり褒めるポイントに!同じ経験があれば大変さが共感できるし、自分ならできるかな?と置き換えてみると、続けることのすごさが想像できます。
自分を判断基準にせず、相手の気持ちや行動にフォーカスすれば、長所はぐんと広がります。
□夫に相談事をしたらアドバイスをくれたけど、なんだかしっくりこない…
→聞いてくれるだけで嬉しかったけど、アドバイスもありがとう。色々な意見があるって分かって良かったよ。
□子どもが洗濯物を畳んでくれたのは嬉しいけど、ぐちゃぐちゃで私の仕事が増える!
→お手伝いできるようになったんだ!成長したね。手伝いたいって気持ち優しいね。
お世辞や社交辞令で言うと、相手はやっぱり分かるもの。あなたが本当に「いいな」と思ったことを口にしましょう。それでイヤな気分になる人はいないはず☆「本当に思ったことなら本気で褒める!」というのは、私の先輩の言葉で心がけていることです。
出典: 「褒めなきゃ…」と思うと、なかなか言葉が出てこないという人もいるかもしれません。そんな時は見たままを表現してみましょう。書類の字を見て「綺麗な字ですね」、出会った人に「ワンピースお似合いですね」など、さらっと伝えてみて♪子どもには特に有効で、「宿題頑張ってるね・脱いだ服片づけられたね!」と一つ一つの行動を口にするだけで嬉しそうなのでお試しあれ☆
出典: 褒めることに慣れてきたら、相手の素敵な所・素晴らしい点について、具体的な言葉をプラスしてみましょう。髪を切ったんですねより、「ショートヘアにしたんですね!顔が小さいから良く似合ってます」の方がより嬉しさがUPしますよね。
□素敵な本を貸してくれてありがとう+ラストシーンに感動しちゃった。
□プレゼントありがとう+いつも本当にセンスが良いよね、すごく気に入ったよ!
□お土産ありがとうございました+とても上品な甘さで、チームみんなで大変おいしくいただきました。
よく褒められることは本人も聞き慣れているかもしれません。「いつもデスクが整然と片付いていますね」=本人にとったら自然にしていることや、「柔らかい声を聞くとホッとする」=意識していないことを褒められると心に響きます。「あまり喋らないと思ったけど、話したらすごく面白いね」という印象のギャップも、嬉しい誉め言葉ですよね。
□指がすらっとしててキレイ。
□言葉遣いが丁寧ですね。
□大人しい印象だったけど、結構アクティブなんだ!
会話のちょっとした隙・席を立つ時・移動するタイミングに、ひとり言のようにぽろっとつぶやくととても印象的。嬉しさが溢れてというニュアンスに感じて、素敵な褒め上手さんになれます。以前同僚が席を立つ時、「このメンバー本当に楽しい」とささやいたのが、心地よくその場を包んだことがありました。面と向かって言うのが照れくさい時も、つぶやきなら言えそうですね!
□今日は会えてよかった。
□みんなで食べると美味しいね。
□さすが…勉強になるなあ。
出典: 「みんなの前で発表するの緊張してイヤだな…」と言う子どもには、「真面目で頑張りやさんなんだね」と、マイナスの言葉をプラスに変えて褒めると、相手にとって新しい気付きになるので試してみて下さい☆私はすぐ頬が赤くなるのがコンプレックスなのですが、友人に「血色が良くてうらやましいと思ってた!」と言われてから、自分のチャームポイントの一つに。新しい発想や考え方に触れると人は強くなれます。
人から言われた誉め言葉を、手帳や携帯のメモ機能などに集めておきましょう。声を掛ける時のヒントになります。あなたが嬉しかった言葉は他の人にも響くはず☆書き留めておくことで自信になり、見返す度に周りの人への感謝の気持ちにもなります。
上司や年上の方には、言葉に気を付けながら「相手を称える言葉」を伝えましょう。自分はどう感じたのか=Iメッセージで伝えると、上から目線にとられません。褒め言葉で、コミュニケーションが取りやすくなったり場が和んだりします。相槌に迷ったら「さ行」がオススメ!【さすがです/知らなかったです/素敵です/すごいです/センスありますね/そうなんですね】
□(私は)〇〇さんのプレゼンに感動しました。
□~なんですね。さすが〇〇さん、博識ですね。
□仕事を任せて頂いてありがとうございます。
□契約をたくさん取ったそうですね、すごいです!
□周りにも気を配ってくれる〇〇さんのこと尊敬しています。
同僚や仲間は、一緒に仕事を頑張ったり、時には励まし合ったり、大きなプロジェクトを終えて苦労を共感したりと、同じ立場だからこそ状況や気持ちが分かる心強い存在。気の置けない存在だからこそ、きちんと言葉にしたいですね。
□どうしたらそんなに作業が早くなるの?
□あれは難しい仕事だったよね。すごいね!
□準備大変だったでしょう。仕事が早くて助かるよ、ありがとう。
□臨機応変に対応してくれて助かったよ。さすが○○さん♪
□企画書の△△部分が分かりやすかった、きっと色々試行錯誤したんだね!
後輩や年下の人を見て、頑張っている所にスポットライトを当ててみましょう。以前と比べて出来るようになった事をさりげなく褒めたり、結果だけでなく、仕事のプロセスにも目を向けてみると良いですね。先輩や年上の方からの誉め言葉は、本人のやる気を引き出します。
□このアイデア参考になったよ、どうやって思いついたの?
□プレゼンのセンスが良いから、ぜひ任せたいんだけどいいかな?
□締め切りに遅れたことがないよね、だから安心して任せられるよ。
□この間は幹事お疲れ様。良いお店を選んでくれたね!
□いつも率先して動いてくれて、感謝しているよ。
パートナーや夫には、口に出さなくても伝わっていると思いがちですが、何でも当たり前にとられてさみしいのはお互い同じはずです。良い所や助かった事をさらっと褒めてみたり、普段言えなかった感謝の気持ちを照れずに言葉にしてみましょう。
□一緒に居ると本当に落ち着くよ。
□あなたが淹れてくれた珈琲は美味しいな。
□家族のために毎日仕事頑張ってくれて感謝してるよ。
□慣れない家事も積極的に協力してくれて助かってる。
□最近早く帰ってきてくれるね、子どもたちも喜んでるよ。
子どもには具体的な言葉で褒めましょう。認めてあげることでその子の自信になり、ぐんぐん良い方向に向かいます☆あなたのひと言で、今日も伸び伸びと元気に過ごせるはず。
□〇〇ちゃん(くん)の笑顔を見たら元気がでるよ!
□朝一人で起きられるようになったね、すごいなあ。
□脱いだ靴をきちんとそろえたんだ、気持ちいいね。
□サッカーが上手くなるように練習し続けるってすごいことだと思う。
□苦手な漢字も練習して丁寧に書けるようになってる!がんばったね。
仲の良い友達に誉め言葉を掛けるのは照れくささもあるかもしれません。でもきちんと伝えれば、お互いの存在が大切なことが分かり、より友情が深まります。相手のチャームポイントや一緒に居て居心地が良いことも、言葉で伝えたいですね。子どもの繋がりで仲良くなったママ友には、子どもの様子や活躍していた姿をさりげなく褒めるのがオススメです。
□ポジティブなところ私も見習いたいな。
□聞き上手でいつも話を聞いてくれるから、本当に助かってるよ。
□人の気持ちに寄り添えるところ尊敬してる。
□道で会ったらしっかり挨拶してくれたよ(子どもの様子)
□この間うちの子が困っていたら、〇〇くんが手伝ってくれたみたい、ありがとうね。(子どもから聞いた話を伝える)
はじめは照れくさかったり、なかなか言葉が出てこないかもしれませんが、褒めるうちにだんだんと「褒め上手」になってくるから大丈夫☆あなたの一言が相手の自信になり、モチベーションをUPさせます。良い所を伝えられるようになると、人から好感を持たれ、あなたの周りがきっと優しい世界に変わり始めるはず♪
□子どもが洗濯物を畳んでくれたのは嬉しいけど、ぐちゃぐちゃで私の仕事が増える!
→お手伝いできるようになったんだ!成長したね。手伝いたいって気持ち優しいね。