過去で止まった自分の時計を動かそう。心を解放する9つのステップ

過去で止まった自分の時計を動かそう。心を解放する9つのステップ

「忘れたいのに思い出してしまう」「もう自由なはずなのに、思った通り行動できない」……何か過去の出来事をきっかけに「あの時で自分の時計は止まってしまった」と感じることはないでしょうか。止まった時計の針を動かして歩き出したい人へ、過去から自分を解放する9つのステップをご提案します。2020年11月06日作成

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「あの時で時間が止まったまま」

過去で止まった自分の時計を動かそう。心を解放する9つのステップ
出典:unsplash.com
「思い出したくないのに、そのことばかり思い出してしまう」「もう誰も自分を縛る人はいないのに、自由に行動することができない」「いつもその時の悪夢ばかり見る」など……「あの時で、自分の時計は止まってしまったんじゃないか」と思う事はありませんか。
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過去の誰かの言葉や起きたつらい出来事に「とらわれてしまっている」と感じるなら、立ち止まって振り返り、過去から自分を解放してあげるといいかもしれません。

自分の時を止めてしまう「とらわれ」から、自分を自由にするステップをご提案します。

目次

過去から自分を解放する9つのステップ

1.自分が傷ついていることを自覚する

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もし過去に何か傷つけられるような出来事や言葉に出会っていたとしても、自分が傷ついていることを認めたくない気持ちがあるのかもしれません。
「そんなことで傷ついていない」「自分は傷つくほど弱くない」など……。

再び苦痛を思い出すことにおそれがある場合も。自分と傷を切り離し、無感覚になることさえあるようです。
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「泣いたり痛みを訴えたりしてはいけない」という禁止令が自分の中にある人もいます。
「大したことない」と自分の受けた苦痛を過剰に低く見積もると同時に、自分の価値も過少評価してしまいます。

まずは、自分が傷ついていることに気づくことから始めましょう。

2.自分に「痛みを感じること」を許す

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傷ついている時は怒りや悲しみでいっぱいになりますが、それらは仕事中など公の場では表現しづらい感情でもあります。

すると自分を抑えようとして葛藤が生じます。
「悲しくても泣いてはいけない」「トラブルがあっても平気な顔をしなければならない」「怒っていても怒りを表現してはいけない」など。
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葛藤は「2つに分かれた自分がお互いに別の方向へ行こうとして闘うこと」と言い換えてもいいかもしれません。お互いに全力で真逆の方向に進もうとしているので、心が疲れるわりにあまり進めないのです。

疲れきってしまう前に、痛みを感じることを自分に許しましょう。
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つらい傷に耐えて生き抜いてきた人は、みな強い人です。
でも自分の中の痛みを感じることができるようになると、もっとしなやかな強さが手に入ります。

まずは自分に「痛みを感じる」ことを許すことから始めます。
ただし、まだちゃんと向き合えないと感じるなら、その感覚を大切に、無理はしないで。

3.自分だけの「お守り」を探す

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自分にとって「これをすると落ち着く」「安心する」方法を探します。気持ちが安らぐ言葉や音楽・香りなど、自分だけの「お守り」を探すのもいいですね。

波長が合うもの、自分のリズムに戻れるもの、昼間の日常生活を支えてくれるもの、ただしお酒以外のものを。
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「この考え方はしっくりくる」と感じる心理学者の著作や認知・行動療法のセルフヘルプ本を読んだり、ストレス解消法を学んだりするのも役に立ちます。

さまざまなストレス解消法がありますが、人の心もバックグラウンドも千差万別。セオリーや典型例に自分が当てはまらなくても気にせず、自分に合うものを探しましょう。 
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この時に試して取捨選択したことや考えたことは、新しい自分の屋台骨になることがあります。

将来の自分が今より気楽に過ごせているとしたら、この時にいろいろ考えたり悩んだりしたからかもしれません。今考えたり感じたりしたことは無駄にならないはずです。

4.自分に怒りを向けない

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状況に対する怒りが行先を見失った時、自分に向かうことも。自分からの批判には逃げ道がありません。

不運が重なったり悪循環が起きたり、どうにもならないことはたくさんあるけれど、すべてを1人で背負ってしまわないで。

5.誰かの力を借りる

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「誰にも話してはいけない」「秘密にしなければならない」雰囲気や抑圧がある状況下では、つらい経験を誰にも話せないまま、孤独で重苦しい記憶となって残ってしまいます。

人の力を借りて、孤独感とはおさらばしましょう。
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親友や家族と話し合えるならそれが一番ですが、話しづらい場合も。

そんな時は「同じしんどさを抱えた人」同士が集まる匿名の「自助(セルフヘルプ)グループ」を利用してみてもいいかも。オンラインで開催しているものもあります。

6.時間の力を信じて待つ

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ちょっとしたことで風向きって変わるもの。今がどん底だとしても、あともう少し経てば状況は変わるかもしれません。状況の変化にともなって、自分の気持ちも変化するかもしれません。元気を取り戻した自分が、状況をさらに大きく変えられる可能性もあります。

時間の力を信じて「待つ」うちに、今は重大な悩みも小さくなり、「あの時悩んだから今の自分がある」と感じられる瞬間が来るかもしれません。

7.「~してはいけない」を手放す、ただし安全な場所で

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傷ついている時は誰しも怒りや悲しみでいっぱいです。

安心できる環境にいなかったり、公の場でストレスフルな状況に対応し続けていて自身のケアに手が回らなかったりして、自分を2つに引き裂くたくさんの「してはいけない」「~しなければならない」をたった1人で抱え込んでいないでしょうか。
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安全な場所、1人になれる場所で「~してはいけない」を手放してみて。

怒っている時はクッションや枕にパンチしてもいいし、「手が痛いからいやだ」という場合は筋トレにいそしめばストレスも発散できて、ついでに体も引き締まります。
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感情が凍りついていて思い出しても泣けない時は、泣ける映画や本をたずさえての「涙活(るいかつ)」もおすすめ。

安心できる環境に長く身を置いていれば泣けるようになることもあるので、焦らずに待ちましょう。

8.できるなら…がらりと環境を変える

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スプラッター映画の映るTVの前にいて、怖がらないようにしようとしても難しいものですが、その部屋を出ると「あれは映画だ」と冷静になりますよね。
気軽にできることではないですが、「物理的に環境を変える」ことによってかなりラクになる場合も。

新たな人間関係や環境に馴染むにつれ、傷になっていた出来事とも「適切な距離感」が保て、「客観的な視点」が持てることもあります。

9.「意志」を持ち、選ぶ

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自分の心や環境がおだやかでない時には、混乱や悲嘆・落ち込みの中で自分の「意志」の存在を忘れていることがあります。

「出来事に反応するだけになっていないか、自分にも状況を動かす力があることを忘れてしまっていないか」を考えてみるといいかも。

原因探しより「どうなったら満足か」を考える

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子供だった時や混乱していた時には無力だったかもしれませんが、十分に時が経った今は違うはず。

自分の貴重な一瞬一瞬を「どんなふうに、どんな気持で、何をして過ごしたいか」選び、原因探しより「自分の願う状態になるためには今何ができるか」を考えると満足度が高いかも。すぐに完全に叶えられなくても、部分的に少しずつそちらに向かっていければよいと捉えて。

まずは頭の中に絵を描いて、そちらに体を向けます。小さなことから。

半径1mの「今」を大切に

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十分に怒ったり泣いたりして傷が乾くまで待った後で、おそらく「今の私はもう昔の私とは違うな」と思えるタイミングが来ます。
過去に止まっていた時計の針が動く瞬間があるとしたら、これがその時かもしれません。
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傷はまだまだ抱えていくことになるかもしれませんが、それを抱えてどう歩くかは自分で選び、変えられます。

今目の前にいる人の笑顔や、飲んだ水がおいしいこと、感じられる少し冷たい気温や陽ざしのあたたかさなど……「過去」の出来事よりも半径1mの「今」を選びたいな、と思える日が来たら、歩き出しましょう。

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