ハーブを暮らしに取り入れませんか?
ハーブとは?
実は、日本で古くから食べられている生姜、シソ、ワサビなどもハーブの種類。例えば、生姜に体を温めたり解毒作用がある様に、それぞれのハーブとその香りが、私たちの体や心に様々な良い効能をもたらしてくれていました。
「精油」はブレンドして楽しもう
エッセンシャルオイルとも呼ばれる精油。自然植物の花や葉、種などから採取される液体で、その植物の香りが凝縮されています。天然成分100%のものだけが精油と呼ばれ、人工的に作られた混ぜられたオイルとは区別されています。
そんな精油の最大の魅力は、自分の好みや体調によって簡単にブレンド出来ること。アロマディフューザーに入れる時にも、例えばリラックス効果があるラベンダーに、ホルモンのバランスを整えてくれるイランイランをプラスしてみるなど、その日その時間の「自分」に合わせて組み合わせられるんです。一般的に示されている効能はもちろん、ご自身が心地よいと感じる香りを選ぶこともとても大切ですね。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
ハーブを取り入れる方法
飲む
ハーブティー
ハーブティーは、お茶として飲むことで有効成分を直接吸収しやすく、ミネラルやビタミンも摂取できる嬉しい方法。乾燥させたハーブを細かくして熱湯で抽出します。
とは言え、お家ではティーバッグを使うのがおすすめです。最近では色々なハーブティーが売られているので、お好みを探してみてくださいね。もちろんお家にドライハーブがある方は、精油の様にその日の気分でブレンドを楽しむのも◎。お気に入りの紅茶に入れるものおすすめです。
チンキ(タンチュメール)
あまり聞きなれないかもしれませんが、チンキ(フランス語でタンチュメール)は、ハーブをアルコールやグリセリンに付けて成分を抽出されたもの。小さなボトルに入れられて販売されているので、お湯や好みのドリンクに表示されている量を入れて飲むだけでOKです。これならオフィスでも活躍してくれそうですね。
アイテムによっては、ほんのり甘いシロップの様なものも。ビタミンなどが一緒に配合されているチンキもあるので、購入前にチェックしてみてくださいね。
塗る
エッセンシャルオイル
先ほどご紹介したエッセンシャルオイルは、スパなどのオイルマッサージでも使われる様に、そのまま体に馴染ませながらマッサージオイルとして使うことが出来ます。もちろん効果や香りのブレンドはお好みで。
最近では色々なお店で手に入るエッセンシャルオイルですが、肌に直接塗る物は特に、安全なものを選びたいですよね。お値段も様々でどれくらいの物を買えば良いか迷ってしまいますが、一つの基準として学名や原産地、抽出方法が明記されているものを選ぶようにしましょう。また、肌が弱い方は目立たないところでパッチテストしてから使用するようにして下さいね。
クリームorバーム
クリームやバームなら、場所を選ばずに使えてとっても便利。お風呂上りのボディークリーム、オフィスのデスクの中にハンドクリームと言う感じで、お気に入りの香りや効果を楽しんでみてくださいね。
香る
アロマディフューザー
香りを楽しむなら、やっぱりアロマディフューザー。最近では、間接照明や加湿機能が付いたタイプもあるので、香りと一緒に楽しめるとお家時間が一層楽しくなりそうですね。香りが変わるだけでも、自然とリフレッシュ出来たりしますよ♪
annon_ayanoさんに学ぶ、優しいハーブレシピ
日焼けした肌を優しくケアする「サンアフタークリーム」
お家ではもちろん、長時間屋外で過ごす時には絶対持ち歩きたいサンアフタークリーム。火傷に良いカレンデュラオイルが入っていて、虫刺されにも活躍してくれるんです。お子様でも安心して使えるのも嬉しいですね。
清涼感を感じ、消臭効果も◎「マスクの香り付け」
必要だと分かっていても、ちょっとストレスなマスク。長時間していると臭いが気になることもありますよね。そんな時にはアロマオイルで消臭♪その日の気分でお気に入りの香りが選べるのも嬉しいですね。マスクは鼻に近いので、あまり強い香りは避ける様にしましょう。
お肌悩みの強い味方「ハーブの軟膏」
ハーブが入った軟膏は、気になる部分に効果がありそうなハーブが選べます。例えば、ローズマリーならシミやシワ、たるみに◎。
肌馴染みよく、さらっと使える「万能クリーム」
マカダミアナッツオイルが入ったクリームなら、肌馴染みが良くデリケートな目の周りなどに使ってもOK。小さなお子様のスキンケアにも♪
リラックスタイムのお供にしたい「アイピロー」
ドライハーブを入れたアイピロー。中にミックスハーブを入れて、楽しみます。せっかくならアイピローカバーも、お気に入りのファブリックでハンドメイドしてみてくださいね。
お風呂で疲れがスッキリ取れる「バスソルト」
暑い時期はシャワーで済ませてしまいがちですが、お風呂にゆっくり浸かることで、汗もしっかりかけて体の芯の冷えも解消。疲れやむくみがすっきりするんです。バスソルトを入れることで温浴効果が高まり、代謝UP。ラベンダーバスソルトなら、心身ともにリラックス出来ちゃいます。
ミントやレモンを入れたバスソルトは、爽やかさがUP。半身浴や足湯のお供としてもおすすめです。
心地よい気持ちへ導く「アロマスプレー」
真っ白いお花がかわいいジャスミン。ジャスミンの香りは感情のバランスを整えてくれるそうです。アロマスプレーは、シュッと一拭きで一気に心地よい空間に。オフィスなどでは、ハンカチにシュッとして深呼吸するだけでも気分転換になりますよ。
スキンケアにも使える「チンキ」
先ほどご紹介したチンキ、実はお家でも作れちゃうんです。フレッシュハーブが収穫できた時には、ぜひチャレンジしてみてくださいね。飲み物に入れるのはもちろん、スキンケアにも使えます。
喉を潤す優しい「うがい薬」
殺菌作用や炎症を抑えてくれるタイムやセージは、うがい薬に。これから本格的にやってくる風邪やインフルエンザシーズン。自然の力を借りたうがい薬を用意して、備えておくと安心ですね。
自然の優しさとパワーを生活に
ハーバルセラピストの資格をもち、日々の暮らしや家族の健康にハーブを上手に取り入れています。
annon_ayanoさんの素敵なハーブとの暮らしはこちらから♡
ハーブの語源は、草を意味するラテン語「Herba(ヘルバ)」とされていて、日本語では香草、薬草と言う意味もありますが、今ではハーブという言葉自体が日本語として定着していますね。健康や美容に役立つ植物として活用されていて、ラベンダーやローズマリーなどは広く知られている存在です。