リビングや子供部屋を〖知的好奇心を育むスペース〗にしませんか
出典: あなたのお家を、ちょっとの工夫で、わが子がもっとワクワクして過ごせるような空間に変えてみませんか。
子供の成長の場は、通っている幼稚園や学校ではありませんよね。周囲の物事すべてに関心を抱いて、影響をうけ、成長していくので、お家の空間も、とっても重要なんです。
そこで今回は、子どもの才能を伸ばすうえで重要な、知的好奇心を刺激する要素をお家空間に取り入れる方法をご紹介していきます。
お金に頼らなくても、少しの工夫次第で、子供の知的好奇心は伸びる
出典: DIYをしたり、100円ショップで安価なグッズを買い足したりと、ちょっとの工夫次第で、子どもの「これ知りたい!」「これやりたい」の好奇心の芽は育まれていきます。
何かあれば自らアクションを起こし、学んで、吸収していく――。親が「こうして」「ああして」と言わずとも、学習意欲を引き出し、高めていくことができます。
出典: ぜひリビングスペースの一角や、お家の中で子どもがお気に入りにしている場所といった、わが子のリラックススペースを、さりげなく、学びの機会を増やす子供スペースにチェンジ♪ 一層密度の濃い、家族時間を楽しんでくださいね*
1.子供が興味関心を広げられる〖リラックスできる空間〗を用意
出典: 子供が長い時間を過ごす場所ですから、清潔で明るく、子供にとって居心地のいい場所にする必要があります。ラグを敷いて、ごろんと寝転がったり、ゆったりできる環境も大切です。
とっておきのヒラメキやアイデアは、落ち着かない場所ではやって来ないものですよね*
2.自主性を促す事が鍵。〖親の役割〗は子供の「やりたい!」の支援に
子供が何かに熱中して、もくもくと自分なりの遊びを楽しんでいても、散らかっている状態になると、ついつい片付けたくなりますよね。しかし、親がせっせと片づけてしまうのはあまりいいことではありません。ざっくりと片づけられる仕組みだけ作って、あとは子供の自主性に任せることも必要ですよ。
親は黒子のように、主役の子供に干渉しすぎないこと。子どものサポートに徹してあげることが、子供が自分のやりたい事をやって、成功体験を実感するために大切になります。
出典: お片付けが難しそうならば・・・そっと大きな籠などを用意して、まずはそこに入れるだけ、というところからスタートしてみてもいいですね。
少しくらい散らかっていても、大目に見て、手を出しすぎず、こういう時期も必要だと割り切ってしまいましょう。いずれ、子供たちは大きくなって、親元から巣立っていきます。その時に、ひとり立ちできるようにするのが親の大切な役割です。
~知的好奇心を刺激する〚子供スペース作り〛8つのヒント~
point: 子供が描きたい!と思い立ったら、すぐ絵を描けるように。
出典: 子供はお絵かきが大好き。大きな紙を用意して、子供が好きなときに、思いのままに描けるようにしておくと、傑作ができあがるかもしれません。描き終わったら、どんなものを描いたのか、どういう思いで書いたのか、聞いてみるといいですね。
出典: 子供の身長に合わせて黒板を設置するのもいいですね。お絵かきはもちろん、子供に模擬授業をお願いしてみると、張り切って先生役をこなしてくれそうです。授業の振り返りにもなりますし、子供の理解度を推し量ることもできます。
出典: 家族の伝言板・ 掲示板用として、大きなホワイトボードを掲げても◎ 自ずと絵を描いたり、だれかの絵にさらに描き加えたり・・・創造性が豊かになるきっかけがいっぱいです。
point: 子供が何かを調べたいと思い立ったら、すぐ調べられるように。
スポンジが水を吸収するように、まわりのものに興味が沸いては「あれなに?」と、質問が大好きな子供たち。
親がちくいち説明してもいいのですが、興味津々の熱い気持ちが冷めないうちに、この世界について教えてくれる本をささっと見れるよう、手が届きやすいところに「図鑑・辞書を集めた」エリアをつくると良いでしょう。
実際、勉強ができる子供のおうちでは、図鑑や辞書が身近にあることが多いと言われています。
出典: 気になったことがあったら、その瞬間が調べ時!図鑑や辞書を引いてごらんと声掛けすることで、子供が「自分で調べる」ということへのハードルが下がります。はじめのうちは探し方が分からないかもしれませんが、基本的な調べ方を教えたら、あとは子供に任せておきましょう。目的物に到達できなくても、ほかのページで興味を引くものに出会えるかもしれません。
出典: 子供の関心に沿った図鑑や辞書を揃えてあげるといいですね。もちろん、全巻揃えてあげるのが一番ですが、費用的にもそれはなかなか難しいもの。まずは、子供が知りたい!と思ったその気持ちを大切にできるよう、子供の興味が向いているものから揃えていくといいでしょう。
point: 自分で考えたやり方でアクション。考える力や自立する力を伸ばす。
出典: 子供スペースの中に、子供が自分の考えで整理、管理するエリアを作ってあげると、考える力や、「自分でできることは自分でしよう」とする、自立する力がアップします。
はじめは、引き出し一か所だけを任せ、何を入れるか、どんな風に整理するのか、どうやって使うのかということを考えさせます。うまく運用できているようであれば、徐々にそのエリアを増やしていきましょう。子供が自分が使っているモノ、必要なモノの量を考えるきっかけになります。
出典: 子供に管理をお願いしたエリアはぐちゃぐちゃに乱れていても、大人は手出しをしないで、見守りましょう。整っていないと使いづらいということを自ら感じてもらうことが大切です。そのエリアを頻繁に使っているように見えなくても、子供としては大切なものをしまっている特別な場所ということもあります。
たまにどんな風に使っているのか声掛けをして見せてもらうと、子どもが重視していることが確認できますよ。
④「複数人用ボードゲーム」を手の届く場所に置き、家族で遊ぶ習慣を
point: 1人用ではなく「複数人用」のゲームに親しむ事で、自分以外への関心を広げる。
出典: switchやスマホなど、小さい頃からゲーム慣れしている子供たち。そのようなサービスが充実する一方、だんだん人と直接心が通いあう体験を持ちづらくなってきている、と言えるでしょう。そこで、ボードゲームなど、複数人で楽しむクラシカルなゲームを、積極的に家族で楽しむようにしませんか。
集団遊びならではの、ゲームのルールを守る=遊ぶ楽しさになるということ。また、他人を思いやったりすることで、人間関係をつくる力を伸ばしていけます。また、負けても泣かないなどさまざまな学びを得ることができる素晴らしいツールです。
子供にとっては簡単に勝ち負けが分からない、このアナログな感じが、かえって新鮮に思えるかもしれませんね。
チェスや将棋など、頭を使うゲームは大人の老化防止にもなります。案外、子供の方が上手ということも。真剣勝負で、大人に勝ったという経験は子供に大きな自信を与えてくれることでしょう。
point: 子供が、位置情報を確認したくなったらすぐできるように。
出典: テレビやインターネットの影響で、世界はぐっと近くなっています。今、どこで、どんなことが起きているのかをリアルタイムに知ることができるようになりました。
いつでも地図を見ることができる状態になっていると、ニュースやドラマなどで話題になっている地名をすぐに確認できますよね。このようなインテリア性の高い日本地図なら、リラックスして日本全国に興味を持ってくれるのでは*
出典: このように、カラフルな世界地図もいいですね。コルクボードなどに貼って、ピンをたてたりと、オリジナルの使い方が色々楽しめそうです。
地球儀があると、地球が丸いこと、世界の距離感などをしっかり感じることができますね。子供が地球儀をくるくる回したら、地球が自転していること、月は地球の周りをまわっていることなどを、おしゃべりしながら一緒に考えてみては。
お部屋のアクセントとしても素敵な地球が描かれた円形ラグマット。ラフな地図ですが、お人形を置いて、世界の国の人同士の交流を模して、楽しんでみるのも面白いですよ。インターネットを使えば、世界の国の挨拶の言葉を検索するのも簡単です。
point: 「自分の行動は、時間と紐づいている」というイメージがしやすいように。
出典: 子供が小さいうちは、お部屋に飾る時計は針つきのものを選ぶのがおすすめです。秒針までついていると、より分かりやすくなります。一分ごとにラインが引いてあったり、数字がはっきりと見えるものがいいですね。時間の概念がしっかりしていると、家だけではなく、学校でもスムーズに動けるようになります。
出典: おうちの時計がデジタルだったら、子供専用の時計を用意してあげると子供も喜びます。自分で時間が管理できるようになるのは、生活する上でとても大切なことです。
point: いつでもどこでも、本の世界への扉を開けられるように。
出典: ママのおすすめの絵本・本コーナーを作って、いろいろな本に子供の視線が行くようにしましょう。本棚に収めたままだと、自分の気に入っている本ばかりを読んでしまうことも…。
図書館のように、テーマを決めておすすめの絵本・本を並べてみると、どういうテーマになっているかと子供が考えるきっかけにもなりますね。
出典: 子供の本の関心範囲を広げるよう、読み聞かせの機会を持つといいですね。字が読める子供なら、子供に読んでみてとお願いすると、ママに読み聞かせしてくれることも。上手に読めたら、たっぷり褒めてあげると、自己肯定感がアップします。
小学校の高学年くらいの子供なら、ママが選んだ本の感想を聞いてコミュニケーションの糸口を見つけてみましょう。
リビングに本棚があるのなら、大人の本、子供の本を混ぜて収納しておきましょう。その中から、ママがとくにいいと思うおすすめの本を大人の本からも選ぶようにしてみると、子供は関心を持ってくれることもあります。子供はいつでも、背伸びして、大人の世界を覗きたいと思っているものです。
point: 自分が作ったものを発表する喜びを味わう
出典: 子供たちはみんなアーティストです。素晴らしい作品が日々生まれています。お部屋の一角を子供の作品専用のスペースとして決めると、子供はアーティスト気分を満喫できますよ*
また、作品を一定期間飾ったら、ファイルにしまったり、処分したりと、お片付けも次のステップに進みやすくなります。子供が自慢に思う作品をみんなに見てもらう機会ができると、子供の自己肯定感もぐっと高まります。
夏休みの工作などで作った立体作品は、写真に撮ってからスペースに飾ってみましょう。長期間飾りっぱなしにしていると、埃をかぶって衛生的に保てなくなってしまいます。
子供スペースはいつも清潔であることがとても大切です。あまり長い期間、置きっぱなしにはせず、短期間で新しい作品を飾れるよう、スペースを確保していきましょう。
出典: あまり広いスペースを取れないときは、厳選した一枚をフレームに入れて、定期的に交換していくのがおすすめ。額装すると、一気に本格的な雰囲気になって、子供もまた次の作品を描こうという気持ちが高まります。
出典:www.instagram.com(@chairsandmiki) 衣食住の基盤となり、人生を築く大切な場となる「お家」。快適で健康的に過ごすだけでなく、人間力をつける場としても、活かしていけるものです。お家空間の可能性は、住人次第で広がります。幼い子供にとってのお家の価値は、親次第で変わることでしょう。
出典: 年齢や発達の段階に合わせて、それぞれの子供が明るく、楽しく、知的好奇心を満たすことができるスペースにできるといいですね。
子供が長い時間を過ごす場所ですから、清潔で明るく、子供にとって居心地のいい場所にする必要があります。ラグを敷いて、ごろんと寝転がったり、ゆったりできる環境も大切です。
とっておきのヒラメキやアイデアは、落ち着かない場所ではやって来ないものですよね*