心の余裕をなくしていませんか
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最近心の余裕がない――こんなふうに感じていませんか。不安をあおる情報が氾濫し、無意識のうちにネガティブな気持ちで心がいっぱいになっているのかもしれません。こんなときこそ、お互いを思いやる気持ちを忘れずにいたいものです。言葉づかいや態度、自分の心のあり方を整えて、ゆったりとした心を取り戻しましょう。
お互いを思いやる言葉を忘れずに
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家族だから、勝手知る仲だから、あるいはまったく赤の他人だから――。心に余裕がないがために、相手への配慮が疎かになり、思いやりに欠けるようなコミュニケーションになっていませんか。ほんの一言でいいのです。当たり前とも思える一言を、そっと伝えてみましょう。心がまるくなるのを感じられるはずです。
いつもありがとう
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家族や友人、大切な人に。名前も顔も知らないけれど、わたしたちのライフラインを支えてくれている人に。「ありがとう」は相手を認める言葉です。「あなたのおかげで助かっているよ」という気持ちを伝えましょう。誰もが唯一の存在であり、無下にしていい人なんていないのです。
おつかれさま
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仕事や家事、育児、勉強など。やって当たり前、できて当然と思うようなことでも、「おつかれさま」と相手をねぎらいましょう。人には見えない努力をしていたり、辛い思いをして頑張っていたりするのです。「あなたが頑張っているのを見ているよ」という気持ちを伝えたいですね。
気を付けてね
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家族を仕事や学校に送り出すときや、友人との別れ際に。相手の道中の安全を思い、「気を付けてね」の一言をかけたいものです。いつどこで危険な目に合うか分かりませんし、必ずまた会えるとも限りません。相手の無事を祈り、守る言葉でもあるのです。
お先にどうぞ
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われ先にと奪い合ったり、競い合ったりするのは、自分のことしか考えられていない証拠です。「自分さえよければ」の考え方から抜け出し、「お先にどうぞ」と譲り合えるようになりたいもの。見ず知らずの他人や、弱い立場の人に対して、思いやりをもって言えるようになりたいですね。
つい感情的にならないために
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人に何かを頼みたいとき、頼んだことが期待通りにならなかったとき、間違いやミスを指摘しなければならないとき。心に余裕がないと、つい感情的になり、ぶっきらぼうな言い方をしがちになります。そんなときは、相手が受け取りやすい言葉を選び、丁寧に伝えるようにしたいものです。
何かを頼みたいとき
「○○して」と命令口調になったり、「○○で」と単語しか言わなかったりしていないでしょうか。自分にそんなつもりはなくても、言葉が足りないがために、相手は強い口調で言われたように感じることもあり得ます。「お願いできる?」と相手の状況を慮るように伝えられるといいですね。
期待通りにならなかったとき
頼んだことが思い通りにならなかった、ものごとが期待通りにいかなかったとき。つい不機嫌になって「なんでできないの?」と責めるような言い方になりがちです。相手は精いっぱいやったうえでの結果かもしれません。「どうすればできると思う?」と一緒に考える姿勢が大切です。
間違いやミスを指摘するとき
相手が自分と同じようにできると思っていると、ミスに対して厳しい言葉をかけがちになります。失敗をしない完璧な人間なんていませんし、自分だってミスをすることもあるのです。「わたしも間違うことがあるから偉そうに言えないんだけど」と前置きすれば、相手もこちらの指摘を聞き入れやすくなります。
心がトゲトゲしそうになったら
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思いやりをもって、感情的にならない――それが理想ということは分かっている。けれど、思うようにならない状況に心がトゲトゲしてしまうこともありますよね。そんなときは、「一日一善」のように、一日に何か一つ、心がまるくなるようなことを探してみませんか。
一日一“優しく”
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イライラを相手にぶつけても、そっくりそのままイライラは返ってきます。そんな自分に嫌気がさすという悪循環を断ち切るには、「イライラしたら優しくする」のです。「一日一回、優しくする」と思い出してみるだけでも、カッとなるのを思いとどまれるはずです。
一日一“可愛い”
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心がトゲトゲしたり、鬱々と沈みがちだったり。優しくなりたくてもなれないときは、一日にひとつ、可愛いものを見つけて「可愛い!」と声に出してみましょう。モフモフの生きものだったり、カラフルなスイーツだったり、気持ちがきゅっと上がるようなものを探してみて。
一日一“感謝”
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どんなネガティブな感情も、「感謝」という気持ちを前にすると、不思議としゅんと小さくしぼんでしまうもの。一日にひとつだけでなく、二つ、三つと、感謝できることを数えてみませんか。当たり前の日常に、健康でいられる毎日に、大切な人と一緒にいられる時間に。あなたのまわりに「感謝」があふれていることに気付けるかもしれませんよ。
まるい心で、ごきげんに。
心の余裕をなくしてしまうと、思いやりにかける言葉づかいや態度で、相手も自分も傷つけてしまいます。不安なとき、閉塞感で苦しいときこそ、お互いを思いやる、まるい心でいたいものです。ご紹介した内容をご参考に、心の余裕を取り戻すヒントになさってくださいね。